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先延ばしの体質をどう変えるのか

2020年08月16日
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今年(2020年)は、7月末まで梅雨明けしませんでした。

今年も異常気象ともいえるほどの豪雨が各地を襲いました。

筆者の住む関西にも線状降雨帯が発生し、とても怖い想いをしました。

 

雨の降り方が尋常ではない。

もう雨というよりは滝です。

まるで滝壺にいるかのような感覚を覚えました。

 

 

 

7月最後の週末、深夜に線状降雨帯が発生
筆者の部屋から見た光景は恐ろしいものでした
雨ではなく滝のようです まさに異常気象です

 

 

 

60年生きてきましたが、こんなことはなかった。

明らかにおかしい。

 

これも地球温暖化の影響なのだと確信できました。

 

以前の記事でもご紹介したように、前の政権まではこの地球温暖化に
積極的に取り組んでいました。

でも、東日本大震災以降はそんなことがあったのかといわんばかりに
政府は何もしなくなったのです。

 

なぜこんなに大事な問題が先送り、先延ばしになってしまったのか?

 

そこにはこの国(の政治)が持っている先延ばしの風土が存在している
のではないかと筆者は考えています。

 

毎年自然災害が多発して、多くの犠牲者と被災者が発生しているにも
拘わらず、政府はなぜ本質的な対応ができないのか不思議です。

 

今回の記事は、この国に巣食う先延ばしの風土・体質についてまとめて
みたいと考えています。

 

 

誰の為の政治なのか

 

 

テレビで国会中継を見ていると、よく耳にする言葉があります。

 

「それは先の政権がやったこと(で我々には責任がありません)」

 

「今までやってきた奴が悪いんだ!」

 

 

こんなことを口にする政治家に筆者は言いたい。

だからといって、あんたたちは何もしないのか?

 

国民の生活を豊かにするために、幸せにするために選ばれたはずの政治
家が、何もせずに国民の血税で高給をもらって、自分たちの立場を守る
ことしかできないのはとても残念です。
(こんな政治家ばかりではありませんが・・)

 

今年も水害でたくさんの人が被災しました。

 

役所で罹災証明をもらう為に長時間待った上に、支給してもらうお金
だけでは生活の再建はできません。

多くの被災者の方々が自分の力で生活を再建していかざるを得ない状況
の中で本質的な対応もできない政治家が高給をもらって豊かな生活を
する。

 

やっぱり何かが狂っていると筆者は思うのです。

 

でも、この先延ばしのシステムはどこでできたのでしょうか。

それはきっと高度経済成長期の頃からではないかと筆者は考えています。

 

一つ例にとると、社会保障費の問題。

日本が将来少子高齢化に直面することは、政治家も官僚もわかっていた
はずです。

でも当時は経済が右肩上がりに上がり続け、社会保障費を担う人口も
増え続けていました。

本当は、先延ばしのシステムは人口減少が見え始めた1990年頃には見直し
が必要だったのではないかと筆者は考えています。

その時に起きたバブル崩壊で、方向転換はできなくなってしまったのか
もしれません。

 

そして、先延ばしのシステムも放置され、現在まで継続されてしまいまし
た。

 

その結果、国の借金は1000兆円をはるかに超えることになったのです。

 

 

先延ばしの課題は山積み

 

 

先延ばしの課題は、温暖化対策だけではありません。

 

年金問題

 

国の債務(借金問題)

 

増え続ける社会保障費

 

雇用の不安定化

 

子供達を含めた貧困

 

 

 

 

画像素材;いらすとや 本の山積みならいつかは片付きますが・・・

 

 

 

 

問題はわかっているけど、対策ができない状態が続いています。

そこでいつも採用される方策が、先延ばしでした。

 

ただ、先延ばしの政策は、こじつけで最良の策とされる場合があります。

 

バブル崩壊以降も、政府の基本戦略はこの「先延ばし」でした。

 

前述のように、高度経済成長期のように経済が右肩上がりで、人口が
増えて社会保障費を支える若年層が増えているのであれば、先延ばしも
一つの方策かもしれません。

しかしながら、経済が低迷し、人口が減少していく中で、先延ばしをす
ればするほど、問題の大きさは雪だるまのように大きくなってしまいま
す。

 

もういい加減に、長期の指針を示して、それに向かって取り組まなけれ
ばならない時が来ていると感じます。

 

いやもう遅いかもしれません。

 

この「先延ばしシステム」をどこかで直さなければこの国の未来はないか
もしれません。

 

 

このままではどんな国になる?

 

 

昨年、ある政令指定都市の市会議員の給料を上げるという論議が起こり
ました。

市会議員の年収は800万円から1200万円になるということらしいです。

でも市民たちの多くは低所得で苦労しています。

給料はまったく上がりません。

むしろ下がっています。

 

今話題の最低賃金をみるとよくわかります。

市民の多くが年収200~400万円代で切り詰めて生活をしている中で、
なぜそんなにもらう必要があるのでしょうか。

市民の生活を理解している人なら疑問に感じるはずです。

何のために市会議員になったのか?

なぜ政治家や官僚だけが高給取りなのかがわかりません。

 

国民が疲弊している中で、有効な打開策を生み出せない政治家や官僚
だけが豊かな生活ができる。

 

何かおかしくないかと・・・

 

このままでは、この国は豊かな政治家や官僚と、疲弊する低所得者や
生活保護者だけの国になってしまうかもしれません。

 

誰がこの国を救うのか?

 

この国をどのような国にするのかというビジョンが今の政治家からは
まったく感じ取れません。

このビジョンこそ自然災害やコロナ禍で苦しむ国民の希望になるのでは
ないかと考えるのは筆者だけでしょうか。

 

 

 

 

画像素材:Jim Mayes この竹藪のように先が見えません
苦難に直面している時こそ国民にビジョンを示すことは大事です

 

 

 

大事なことは問題を世に真実として知らしめること

 

 

そんな中、新聞記事の中で明るいニュースを見つけました。

 

2050年までに温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロ
にすることを表明した自治体の総人口が、日本の総人口の約半分の6500
万人を超える見通しだというのです。

 

自然災害が増える中、政府より高い目標を掲げ、自治体レベルで脱炭素
を目指す「草の根の動き」が加速していることをとてもうれしく思いま
した。

 

草の根運動では遅いかもしれません。

 

でも気付いた人(自覚者)が責任者になって活動する人が増えていく
ことはこの国にとってプラスです。

 

今の日本の一番悪いところは、問題の大きさや深さといった真実を
国民に伝えていないことだと感じています。

先日、元官僚が書いた書籍を読みました。

その元官僚が国会答弁の書類を書く時のコツを自身の書籍内で暴露して
いました。

そこには、野党からの攻勢を避ける為(国民を騙す為)に、

 

「どのように問題を問題と思わせないか」

 

というごまかしの発想が基本だったそうです。

 

これでは問題の本質は、国民にも伝わらないかもしれませんね。

 

年金以外に2000万円必要だと官僚が発言した後に、政治家がその発言を
撤回させました(いやごまかしました)。

 

本当は2000万円必要なのでしょうね。

 

でもこれでまたこの社会保障(年金)という課題が先延ばしにされまし
た。

 

もう官僚が書いた答弁(紙)を見ながらそのままに発言することしか
できない政治家を見たくありません。

 

問題の本質に気付いた人が中心になって地域を動かす。

そんな人が政治家になって地域を動かす。

そして国を動かす。

 

そんな人が政治家になって国を動かす。

そんな時代が待ち遠しいと思います。

先延ばし病という持病が治らない今の政治家に期待するより、はるかに
希望が持てます。

選挙に勝つ為(政治家の為)の政治ではなく、国民の為に政治をする
政治家が必要です。

 

政治家の子供や孫が政治家になるのではなく、地域で生まれた自覚者が
政治家となってこの国を動かす。

 

我々はそんな政治家を選ぶ。

 

そして地域ぐるみでそんな政治家を育てる。

 

低迷を続ける日本企業では、「ものを言う株主」の力が強まっています。

きちんと国民の為に働く政治家を育てることも国民の大事な仕事です。

 

そんな時代を早く実現させたいと筆者は考えています。

 

今回の記事は筆者の愚痴のようになってしまいました。

お詫びいたします。

 

ただ、読者の皆様と同じようにこの国の将来についてとても心配して
います。

 

早く変えなければなりません。

 

もう先延ばし、先送りはできません。

 

先送り、先延ばしは、問題を放置することと同じことだからです。

 

 

今回も最後までお付き合いを頂き、感謝申し上げます。

 

 

お勧めの書籍

 

先日面白い本を読みました。
今回の記事と同じテーマ「先送り」について書かれた本です。
元官僚が書かれた本ですので、この先送りの体質について
とてもわかりやすく説明されていました。

特に40代より前の方が読むととても参考になるのではないかと
思いました。

 

 

 

次回の記事は、8月21日頃に投稿予定です。

コロナの第2波が東京を襲う中、開催が危ぶまれていた大相撲
(7月場所)が観客を入れた上で先日無事終わりました。

優勝力士は、照ノ富士関。

怪我の影響で、大関経験の関取が幕下まで陥落。

普通なら引退のところ、照ノ富士関は諦めませんでした。

なぜなら、照ノ富士関には希望があったからです。

この希望とても大事なものですね。

次回の記事は、コロナと自然災害でどん底に落ちているこの社会に
エールを送る意味でも「希望」をテーマにしてみたいと考えています。

是非お付き合いを頂きますようお願い申し上げます。