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生涯現役社会

2020年08月31日
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コロナの収束が全く見通せません。

 

ここまで長引くとは、筆者も正直予測できませんでした。

 

新しい生活様式という言葉が生まれましたが、流行語ではなくその実現
を真剣に考えなければならなくなりました。

 

記事でも度々表現してきた「少子高齢化×コロナ×自然災害」

 

この難問を一つ一つバラバラに考えるのではなく、同時に考えなければ
ならなくなったのかもしれません。

 

この難しい時代をこれからどのように生きていくのか。

 

今回の記事では、この難しい時代をより良く生きていくためにはどんな
社会にしていかなければならないのかを読者の皆様と一緒に考えていき
たいと思います。

 

 

豊かさの概念

 

 

より良く生きていくためにはどうすればいいのか?

幸せになる為にはどうすればいいのか?

コロナの時代、我々は豊かさの概念そのものを変えていかなければなら
ないのかもしれません。

 

金とモノだけが豊かさの概念ではない時代がきたのかもしれません。

 

 

 

 

 

画像素材:いらすとや
コロナの時代の豊かさは、個人の豊かさだけではなく、社会の豊かさ
では?

 

 

 

経済一辺倒の昭和の時代の概念を引きずること自体を変える必要性が
あるのかもしれないのです。

最近筆者も、政府が執着する「経済を回す」という言葉に違和感を覚え
はじめています。

 

もともと「経済」という言葉自体、お金を表す言葉ではなく、
経世済民という言葉からもわかるように、
「世の中を治め、民衆を苦しみから救済すること」だったはずです。

それが今は、全てが「お金」です。

コロナの時代、この豊かさの概念をどのような言葉に置き直すのか?

 

そこには新しい生活様式の本質が詰まっているような気がします。

 

そんな言葉を探していた時に、ふっと筆者の頭をよぎった言葉があり
ます。

 

先日の記事でも触れた「1億総活躍社会の実現」です。

 

そう、豊かな社会を築くことが、コロナの時代の豊かさではないかと。

 

コロナの時代だからこそ、全ての国民が思い悩んで立ち尽くすのではな
く、何らかの形で社会に貢献し、活躍する社会を築くべきだと思うので
す。

こんな時代だからこそ、「社会の役に立っている」「社会に貢献できて
いる」ことを実感することが、豊かさの概念になってもいいのではない
でしょうか。

 

 

エイジフリーな社会

 

 

社会は「支える人」と「支えられる人」によって成り立っています。

日本は急激な高齢化によって「支えられる人」が増え続け、少子化に
よって「支える人」が減少していきます。

少子高齢化が悪いのではなく、支えられる人が増えて、支える人が減る
ことが悪いということになるのです。

社会的にはバランスが崩れてしまい、多くの問題を抱えることになりま
す。

 

 

 

 

 

 

今、コロナ禍で職を失う人が増えています。

外出ができない、人と会うことができない以上、影響を受ける人は増え
ますが、コロナの感染防止の為には仕方がありません。

このまま現状のサービス業に執着して、経済は回復するのか?

雇用は守られるのか?

漠然とした不安が、今誰の心の中に存在しています。

今までのやり方に固執せず、柔軟な発想が大事だと思うのです。

サービス業が影響を受けるのであれば、その他の産業を活性化させて
雇用を守ることも大事なことではないでしょうか。

都市の活動が感染拡大で停滞するのであれば、この機会に地域の活性化
を進めることも必要ではないでしょうか。

 

今、ウィズコロナの時代を生き抜く為に新しいビジネスを立ち上げる動
きが静かに立ち上がりつつある地方自治体もあります。

 

政府も近視眼的な対応ではなく、もっと視野を広げた、本質の課題を
解決する為の中長期の施策が必要だと筆者は思います。

 

大事なことは、この日本の社会の中で経験豊富で最も視野の広い方々に
もっと活躍してもらうことです。

活躍できるのに、活躍できなかった方々にもう一度働いてもらう。

 

一億総活躍社会=生涯現役社会=エイジフリー社会となります。

 

そう、年齢に拘わらず働きたい人が働ける社会にすることが大事だと思
うのです。

今、コロナ禍の影響で医療や介護といった現場で負担が大きくなり、
人手不足が深刻な状態になりつつあります。

介護の現場では、もともとその不安定な雇用条件によって離職率が高く、
人材の確保が難しくなっています。

感染症の影響が大きく顕在化している医療や介護の現場に教育を受けた
上で人を優先的に送り込める仕組みが必要ですが、それを日々食べて
いかなければならない現役世代にのみ要求するのは限界があります。

そこに多くの産業を生み出してきた経験を持つ世代のノウハウが、窮地
を救うアイデアを出してくれるかもしれません。

こんな時こそ元気な非現役世代の活躍が期待されるのではないでしょう
か。

誰もが何の制約もなく働ける社会の存在こそが、コロナの時代の漠然と
した不安を払拭できる起爆剤となるはずです。

非現役世代の活躍は、間違いなく「支える人」を増やし、「支えられる
人」を減らすのです。

 

 

Buzy Ethic

 

 

生涯現役やエイジフリーという言葉を考える時、参考になる言葉があり
ます。

退職後の働き方を示す言葉。

その言葉は、Buzy Ethic。

英語には「ビジー・エシック(Busy Ethic)」という言葉があるそうな
のです。

Ethicという言葉は、直訳すると「道徳」とか「倫理」という意味です。

このビジー・エシックという言葉に対峙する言葉もあります。

その言葉は「ワーク・エシック(Work Ethic)」。

現役時代の働くことに対する道徳とか倫理という意味になります。

 

現役時代の忙しさは社会的な責任と義務に基づきますが、退職後の忙し
さは自ら選んだ価値に対する努力によって発生します。

これが現役時代にはなかった生きがいや遣り甲斐に繋がれば、それは
豊かさに繋がるのではないでしょうか。

筆者は、欧米では現役を退いた後は、皆さん自由に生きることを望んで
いると思っていました。

年齢差別のない欧米でも、現役を退いた後にもこんな倫理感が存在して
います。

この言葉からは、現役を退いても、社会に貢献するという意思を感じる
のです。

まさに生涯現役を表す言葉ですが、日本にはこのような言葉が残念なが
ら存在しません。

企業を退職すると、その活躍の場所は殆どなくなってしまうのが現状で
す。

とても残念なことです。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse 全ての世代が前向きに上向きになれれば・・

 

 

 

名優逝く

 

 

今月(8月)名優 渡哲也さんがお亡くなりになりました。

筆者も大ファンの一人で、ドラマだけでなく、CMに出演する渡さんに
憧れていました。
(特にお酒のCMでの渡さんはかっこよかったです)

渡さんのように役割を演じ切れてこそ、社会の役に立ったといえるのか
もしれません。

その役割を演じ切れてこそ、退職という変化に、そしてセカンドライフ
に対応できたといえるのではないでしょうか。

 

役割を演じ切る = 社会の役に立つ

 

これが究極の遣り甲斐、生きがいかもしれません。

 

この生涯現役社会を創り出すことが、コロナ後の閉塞感を打ち崩すきっ
かけになるのではないかと筆者は考えています。

 

「少子高齢化×コロナ×自然災害」

 

この3つの難問を同時に解決する政策が必要だと冒頭に述べました。

 

この問題を解決する為には、今までの付け焼刃の対応を捨てて、この国
が抱える問題に対して本質的に対応できる施策が必要です。

 

それもこの国が保有する社会資源を有効に使うことが大事です。

 

筆者は、この国が保有する社会資源の中で最も期待できる資源は、現役
を引退した元気な方々だと思っています。

真のエイジフリーな社会になれば、
誰もが活躍できる社会になれば、
どんな社会になるでしょうか。

コロナの時代、立ちすくむのではなく、この国を根本から変えていく
大きなチャンスかもしれません。

そのためには再び、高度経済成長期を経験し、この国を引っ張ってきて
くれた方々の力が必要だと思うのです。

コロナの感染をしっかりしながら、この国の財産である社会資源を有効
に使い切る。

 

エイジフリーな社会の実現

 

とてもシンプルな戦略だと思いませんか。

 

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

<次回の記事のご案内>

 

今回の記事でも少しご紹介しましたが、このコロナの閉塞感を打破すべ
く、地方自治体の中にも新しいビジネスを模索する動きが出てきました。

コロナ禍で経済が落ち込む中、ウィズコロナの時代にも成長が見込める
新たなビジネスを模索し始めたのです。

そのKEY-WORDは、「日本の生活様式を輸出しよう!」です。

世界的な規模で感染が拡大する中で、感染者を低く抑え込んでいる日本
に世界中が注目しています。

日本の生活様式には、ビジネスのヒントが隠されているかもしれないの
です。

次回の記事では、そんな動きを少しご紹介しながら、ウィズコロナの時
代の新しいビジネスを読者の皆様と一緒に考えていくつもりです。

投稿は、9月5日頃を予定しています。

 

是非、お付き合いください。