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セカンドライフを設計する

2020年11月08日
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人生100年時代が到来し、人生は確実に長くなりました。

 

そんな中、高齢期になってくると必要になってくるのが、後半人生の
ライフデザインを設計することです。

 

ただ、今まではこのライフデザインにはモデルというものがありません
でした。

 

そうロールモデルが無かったのです。

 

このブログの表題にも書かせて頂いている「人生勝利の方程式」は、
セカンドステージでは使えません。

 

このセカンドステージ(人生の後半戦)をどのように設計するのか?

 

今回の記事では、セカンドライフを設計する際にはどんなものが必要な
のかを読者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

 

 

社会情緒的選択理論

 

 

セカンドライフを設計する上で、とても参考になる考え方があります。

その考え方は、社会情緒的選択理論。

日本語に翻訳するとこんなに長くて良くわからない名前になります。

この理論を考えた心理学者のローラ・カーステンセン氏は、

「人は年をとるほど、幸せになり、満足し、世界をよりポジティブに
見られる」

という研究結果を紹介しながら、高齢者の主観的幸福感は若い人と比較
しても低くなく、むしろ高いと訴えました。

この少し長い名前の理論には、情緒という人間の感情についての言葉が
使われています。

どんな理論なのかということを少しだけ紹介してみます。

 

この理論には大きく分けて「2つのゴール」が設定されています。

 

一つ目のゴールは、「情報の獲得」というゴールです。

このブログの大きな目的の一つでもある、まず「知る」ということです。

セカンドライフの設計の為には、様々な情報を入手する必要があります。

 

・どのように生活基盤を確保するのか

・どのように社会とつながり続けるのか

・働き続けるためには、どのような方策があるのか

・社会に貢献する為には、自分にとって必要なものは何か

等々

 

様々な情報を入手して、ビジョンを描き、行動計画をセカンドステージ
の時間軸に落としていく。

これはもしかすると、社会人時代に会社でやっていた事業計画策定とい
う作業にとても近い作業かもしれません。

 

より良い計画を策定する為には、情報のダムを少しでも大きくしておく
必要があります。

 

 

 

画像素材:いらすとや いらすとやさんの画像に筆者が追記したもの

 

 

 

そして、ダムを大きくするためには、新しい出会いも不可欠です。

このダムに蓄積された情報をいかに活用して、セカンドライフの設計図
を描くのか。

その作業は、「自分の将来の最適化」ともいえる作業です。

 

二つ目は、自分自身の「情緒的調整」です。

人は事がうまくいかないと、すぐにネガティブになってしまいます。

筆者も時々こんなことをやっていて大丈夫なのかと悩むことがあります。

人間なのだから仕方がないと済ませないで、自分の情緒的安定をコント
ロールする。

ポジティブな感情をMAX(最大限)にして

ネガティブな感情をMIN(最小限)にする

 

これを意識しているか、いないかで日々の活動は大きく変るかもしれま
せんね。

 

 

ポジティブシンキング

 

 

このようにポジティブな考え方になる為にはどうすればいいのでしょう
か。

それには、高齢期の「ネガティブ面」と「ポジティブ面」を整理して
自分自身をコントロールする方法が一番かもしれません。

 

実は、高齢期になるとネガティブになることも多くあるのです。

それは、高齢期になると失うものが多くなるからです。

それは年齢にもよるのですが、どんなものなのでしょうか。

 

①健康の喪失

 

高齢期になると常に健康を維持することは難しくなります。

人間は今までできていたことができなくなると喪失感を感じることが
多くなるそうです。

個人差はあるものの健康を維持できない場合は、ネガティブになるかも
しれません。

 

②経済的基盤の喪失

 

定年退職となると、やはり一番心配なのは経済基盤が不安定になること
です。

それなりの収入がなく、貯金が減っていくのを見ることは不安につなが
るようです。

 

③社会とのつながりの喪失

 

会社人間であればあるほど、会社生活から離れるとつながりが希薄にな
ります。

かといって、会社人間であればあるほど地縁はできていません。

定年退職してみて初めてつながりの大事さが理解できる人も少なくない
ようです。

 

④生きる目的の喪失(喪失というよりは目標未設定というべきかも)

 

ファーストステージでひたすら働いてきた人間にとって、セカンドステ
ージを生きる目的を持てというのも酷かもしれませんが、③との共通点
として目的を見失う方も少なくないのは確かかもしれません。

 

確かに会社を定年退職した後は、こんな不安を誰もが持つのかもしれま
せん。

 

 

 

 

画像素材:いらすとや いらすとやさんの画像に筆者が追記したもの
敵をうまくかわして、得点する為にはまずは自己コントロールが必要
2つのゴールを目指すことが、セカンドライフ設計の近道となります

 

 

 

でも、こんなネガティブになることもありながら、考え方を変えると
高齢期にはポジティブになれる「新たに獲得できる」ものもたくさん
あるのです。

 

①豊富で膨大な時間の獲得

 

以前の記事でも書いたように、人生が長くなった分セカンドステージに
はファーストステージと同じくらいの時間が用意されています。

この時間をどのように有効に使うかを考えるだけでもポジティブになれ
ます。

信じられないかもしれませんが、冷静になって計算してみると、社会人
時代の総労働時間に匹敵する自由に使える時間がそこには存在している
のです。

本当です!
(疑問に思う方は、「定年後の10万時間」の記事をご確認ください)

 

②選択の自由度が格段に上がる(自由の獲得)

 

会社勤めであれば、会社の命令には絶対服従。
嫌なこともやらないといけない。

ある意味選択の自由はありませんでした。

セカンドステージにはそれが基本的にはありません。

嫌な人と付き合う必要もありません。

働き方、時間の過ごし方等自分の意思で選択が可能になります。

こんな幸せなことはありませんよね!

 

③豊かな経験と築き上げた資源・資産の活用(機会の獲得)

 

長年培ってきた経験・ノウハウを仕事や趣味に活用する機会ができます。

そして人脈等の資源や資産を活用できる機会に恵まれるのです。

資産を保有している方には、その有効な使い方にも選択の自由が得られ
ます。

 

④年金という所得基盤の獲得

 

年金に頼ることがいいのかどうかはわかりませんが、経済的な基盤を
確保できるという安心感はとても大きいかもしれません。

もう年金だけで生活はできませんが、最低限の収入を確保できることは
不安を小さくできることになります。

 

セカンドライフを設計する上で、このポジティブシンキングの種は、
とても大事かもしれません。

 

ポジティブシンキングの種は、これ以外にもたくさんあります。

 

筆者もお世話になっている方からのアドバイスで、常に気を付けている
ことがあります。

 

それは、人と会う(オンラインの時でも)時は笑顔でいることを心掛け
ています。

 

 

 

 

画像素材:いらすとや 笑顔はポジティブシンキングにつながります

 

 

 

 

子供の頃に親を亡くしたせいか、小さい頃から「笑わない子」といわ
れ続けてきましたが、起業を目指していたある時こんなことを言われ
たんです。

 

『〇〇さんは、笑顔でいれば100倍素敵』

『笑顔でいれば、絶対成功する』

 

やっぱり笑顔でいることは大事なのだと感じました。

 

笑顔でいることは難しいことではありませんが、ある程度は自分をコン
トロールすることは必要です。

そして、笑顔はポジティブシンキングにつながるのです。

 

このポジティブシンキングの種を使って、自分自身のポジティブなスト
ーリーをつくる。

未来について、自分自身に語れる自分になることから始めれば、セカン
ドステージ(セカンドライフ)の設計図はできるかもしれません。

 

VUCAという言葉が良く使われるようになりました。

今迄の慣習をリセットする必要もありますが、

不確実な時代となった今、我々一人一人考え方をポジティブに変える
必要性があるのかもしれませんね。

 

今回の記事が、読者の皆様のセカンドライフ設計に役立てば幸いです。

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

次回の記事は、11月13日頃に投稿予定です。

コロナ感染拡大の影響で、高齢者施設は長く厳戒態勢を敷いてきました。

入所者の皆さんの楽しみは、家族との面会でしたが、長い間それは叶わ
なかったのです。

最近になってやっと面会基準なるものが提示されましたが、わざわざ
隔離した面会部屋を設置しなくても家族と会える方法は他にもあります。

オンラインは仕事にだけ使うものではないはずです。

次回の記事では、オンラインをもっと有効に使う方法を考えてみたいと
思います。

是非お付き合いください。