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大統領も高齢化

2020年12月03日
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なかなか結果が出なかったアメリカ大統領選挙もバイデン氏が勝利宣言
をしたことで、終ろうとしています。

 

このジョー・バイデン氏、正式に大統領になれば78歳と就任時の年齢
が過去最高の大統領となります。

 

現在のトランプ大統領が就任時70歳だったことを考えると、随分と
年齢が上がりました。

 

78歳といえば、後期高齢者と呼ばれる年齢です。

 

こんな年齢でも大国の指揮をとる偉大な仕事が出来るんだと考えると、
やはりこの国に存在する年齢差別は問題があります。

 

今回の記事は、最近一番ホットな話題でもあったアメリカ大統領の年齢
にスポットをあてて進めてみたいと思います。

 

 

 

画像素材:Jim Mayes  アメリカの国花はバラだそうです
法定ではないそうですが、今回は赤ではなく青が勝ちました

 

 

 

やっぱり年齢なんて関係ない

 

 

年齢差別がまかり通るこの日本。

 

欧米では年齢差別は法律違反です。

 

この国では、60歳を過ぎると就職活動は極端に難しくなります。

 

やはり世界から遅れているし、世界一の高齢化進展国としては、とても
閉鎖的で問題だと思います。

 

 

話しをアメリカ大統領に戻すと、事実としてバイデン氏は、78歳まで
政治活動を続けてきました。

 

歳を重ね、後期高齢者になっても元気であれば国家にも社会にも貢献で
きる。

 

それを証明しています。

 

やっぱり年齢なんて関係ないのです。

 

当然のごとく、年齢が若くても大統領になれます。

 

逆に一番若い大統領というと、筆者は以前の記事でもご紹介したジョン
・F・ケネディ大統領がすぐに頭に浮かびましたが、調べてみるとそう
ではないようです。

 

ケネディ大統領は就任時には43歳、でももっと若い大統領も存在して
いたようです。

 

その方は、セオドア・ルーズベルト大統領で、就任時は42歳だったそ
うです。

 

正確にはルーズベルト大統領は、前任者死亡による昇格という扱いであ
る為に選挙で選ばれた大統領の最年少は、ケネディ大統領ということに
なります。

 

年齢が若くても年齢を重ねていても大統領になれるのです。

 

 

 

大統領選では、赤が勝つか?青が勝つかと騒がれましたが、筆者の家の
前にある公園では、赤が先行して黄色が圧倒してきました(紅葉です)

 

 

 

日本でも、新しい総理大臣である菅さんは72歳、副総理の麻生さんに
至ってはなんと80歳を超えています。

 

でもテレビで見る麻生副総理はとても元気そうです。

 

やっぱり仕事をするのに年齢なんて関係ないということですね。

 

政治家と一般庶民とは違うという意見もありそうですが、本当にそうで
しょうか。

 

 

自分で自分のリタイヤ年齢を決める

 

 

政治家はこんな高齢になるまで仕事ができるのに、一般庶民は仕事が
できない。

 

この国でも65歳までは働けるようになりましたが、その実情は非正規
が多く、生きがいを持って働ける環境は整備されていません。

 

60歳から65歳は、「苦痛の世代」といってもいいかもしれません。

 

なおかつ、65歳以上で働けている方は4人に1人。

 

70歳を超えれば、自営業や起業でもしない限り殆ど働けない実態が
そこにはあります。

 

70歳を超えても何の心配もなく、生活できるのであれば問題はありま
せん。

 

しかし、そこには年金だけでは生活ができないという社会背景がのしか
かります。

 

菅総理大臣の年収は、4000万円超え。

 

この年収で死ぬ迄働けたのであれば、年金等必要ありません。

 

しかし、一般庶民は高齢になれば働けたとしても年収は僅かです。

 

どうすれば高齢でも働くことができて、能力とその成果に合わせた報酬
を手にすることができるのか。

 

その(働き方の)ヒントはアメリカにあるかもしれません。

 

高齢でも安心して働いて収入を得ることができるからこそ、社会活動も
できるし、旺盛な消費もできる。

 

定年制度がないアメリカでは、自身のリタイヤ年齢を自分で決めていま
す。

定年という言葉がないので当然かもしれません。

 

自身のキャリアアップの為に転職を繰り返すアメリカ人の勤続年数は
4~5年が平均だそうで、一生涯で10回程度転職を繰り返す人も多い
ようです。(あくまでも平均的な数値です)

 

会社を辞めることが悪い事のように捉えられるこの日本とは根本的に
考え方が違います。

 

コロナでこれから働き方は今まで以上に変わる可能性があります。

 

一つの会社に長く働こうとも、自分のキャリアアップの為に転職をする
場合も、起業して自立する場合も、自身のリタイヤの時期を自分で決め
られる働き方をする。

 

会社に自分のリタイヤの時期を決めてもらうのではなく、自分で決める。

 

他人が決めた自分の定年を受け入れるのではなく、自分で決める。

 

自分で決める人生は前向きでポジティブです。

 

自分でリタイヤ年齢を決めるということは、自分の人生を自分で設計す
ることに繋がります。

 

そして、以前の記事で書いたように自分で決める人生は長生きにもつな
がるのです。

 

冷静に考えると政治家という職業を選択した人は、自分の人生を自分で
決めています。

 

だからこそ高齢になっても働けるのかもしれませんね。

 

自分のリタイヤ年齢を自分で決める。

 

とてもポジティブで、素敵なことだと思いませんか。

 

筆者は、せめて菅総理より長く働いてみたいと思います。

 

今回の記事は、ここまでにしたいと思います。

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、感謝申し上げます。

 

次回の記事投稿は、12月8日頃を予定しています。

先日筆者は地元自治体が主催するワークショップに参加しました。

表向きのテーマは街の未来を描くことだったのですが、真のテーマは
少子高齢化による人口減少にどう対応するのかというものでした。

これからこの国では、東京を除く全ての自治体が、少子高齢化による
人口減少問題を抱えることになります。

次回の記事では、参加したワークショップの状況を中心にこの問題に
ついて考えてみたいと思います。

是非、お付き合いください。