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2025年問題を考える 働く編 起業

2021年02月21日
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今回の記事も前回に引き続き、高齢期でどのように働き続けるのかとい
う疑問に対して読者の皆様とともに考えていきたいと思います。

 

以前の記事でもご紹介した定年後の起業は、その働き方の選択肢の内の
一つです。

筆者も電気メーカで働いているうちに、会社に副業申請を出して起業し
ました。

 

まだサラリーをもらっている間であったために、お金の心配もさほどあ
りませんでした。

子供がまだ小さく、経済的にリスクのある若年層での起業よりも子ども
達が巣立った後の起業の方が経済的なリスクを小さくできるメリットが
あります。

 

人生が60年や70年の時代であれば、定年後の起業には体力的にも無
理がありますし、活動期間が殆どなく意味がないとも言えたかもしれま
せん。

でも、平均寿命がもう90歳に届こうかという時代には遅過ぎるという
感覚はなく、可能性はむしろ広がります。

 

それも得意分野や趣味の延長線上で楽しみながらやりたかった仕事がで
きるのであればその仕事は生き甲斐にもつながります。

 

大きな事業を考えなくても身の丈に合った起業であれば、家族にも周り
にも迷惑をかけないで済むのではないでしょうか。

 

 

 

 

画像素材:PIXTA

 

 

 

助走期間が大事

 

 

 

ただ、定年後の起業には助走期間が必要です。

 

一つの事業を立ち上げるには(事業の規模や内容にもよりますが)最低
でも2~3年の時間が必要であることを考えると、定年前の活動が非常
に重要になってきます。

筆者も上述のように会社に副業申請を出し、会社以外の様々な人脈作り
と勉強に励みました。

この時の人脈や学んだことは筆者の事業にとって今でも大きな糧になっ
ています。

この学びは、会社にいるだけでは到底習得は無理なものばかりです。

 

そして、社会人大学院時代の同期生は私の事業立ち上げに(無報酬で)
協力してくれました。

 

この助走期間、筆者の場合は約5年を要しました。
(大学での研究期間を入れると約10年です)

 

その期間、筆者は多くを学ぶことが出来たのです。

 

会社も昔と違って、副業に対して理解を示すところも随分増えました。

読者の皆様もこの助走期間を設けて、やりたいことと共にセカンドライ
フを真剣に考えてみませんか。

 

 

 

 

画像素材:Jim Mayse  河津桜
人生には耐え忍ぶ時期がありますね でもその先には希望もあります

 

 

 

視野を広げる

 

 

 

筆者は定年後の起業で一番大事なことは「視野を広げる」ことだと思っ
ています。

(大きな)一つの企業で長年勤めると視野は狭いままなのです。

一つの企業で成功しても、そのノウハウが他の企業や団体でそのまま活
かせることはまずありません。

 

ある意味、「井の中の蛙」なのです。

 

大企業の常識は、他の企業の人から見ると非常識になることも少なくあ
りません。

まず、視野を広げるためには会社以外の人とたくさんの付き合いを広げ
ることです。

 

極端な話しをすると、「50歳過ぎたら会社の人とは付き合わない」く
らい自分の行動を制御した方が良いとも思うのです。

 

1日の時間は24時間しかありません。

 

会社以外の人と付き合いを増やすためには、会社から離れることです。

そんな中にたくさんの気付きが生まれます。

「このままで本当にいいのだろうか?」 と

 

そして会社以外の方々から多くを学びながら、自分の方向性について考
える時間を多く持つことです。

こんな活動の中で自身のセカンドライフにとって素晴らしい出会いが生
まれます。

 

 

筆者は「人生は誰と出会えるかで全てが決まる」と思っています。

 

 

読者の皆様も会社生活の中で「くだらない輩」とはたくさんお付き合い
してきたかと思いますが、「素晴らしい人」と出会えるチャンスは意外
と少ないものです。

 

大企業でも付き合える人の数はたかがしれています。

 

多くの人と会い

そこから多くを学び

多くの刺激をもらい

そして自分のセカンドライフを考える

 

素晴らしい人に出会うために機会を増やすことが重要です。

 

そしてその出会いは様々な新しい機会を生みだします。

以前の記事でもご紹介したとおり、起業は一方通行ではありません。

失敗したからといってそれで終わりではありません。

起業を経験した後で、その経験を高く評価されて企業に戻る方も大勢い
ます。

 

そんな出会いもあるかもしれないのです。

起業は働き方の一つの選択肢に過ぎません。

多様性の時代です。

 

一つの会社に長く働き続ける時代はもう終わったのかもしれません。

 

でも、長く会社に勤め培ったノウハウを社会の為に使うことを目的に
した起業であれば、その選択肢はきっと間違いではないと感じます。

 

筆者も起業して様々な活動をした後から、様々な企業、団体からオファー
を頂きました。

 

起業の第一歩は、助走期間で多くを学び、前に一歩踏み出すことです。

 

「三歩進んで二歩下がる。」
(水前寺清子さんのヒット曲、皆さん覚えていますか?)

 

起業とは、人生とはそんなものかもしれないと思うことがあります。

 

たとえ起業をしなくなったとしても、この助走期間はセカンドライフに
向けた多くの気付きを与えてくれるはずです。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse 河津桜
もうすぐ厳しい冬が終わり、春がやってきます

 

 

 

GIVE ONLY

 

 

 

起業をする際、活動することによって様々なお付き合いが生まれます。

 

その時に大事な注意点があるのです。

 

一つの企業で長く働くと、自然に自分の役割が決まっていますが、起業
となると全てのことを自分でしなければなりません。

 

その活動でとても大切になるのが「GIVE ONLY」という考え方です。

とにかく新しく付き合った方々に対して与えることを最優先にするので
す。

 

GIVE & TAKEというのは組織では当たり前かもしれません。

 

でも起業を目的に活動する時は、「GIVE & TAKE」ではなく、
「GIVE ONLY」

 

この考え方から新しい(良い)関係が生まれます。

 

このGIVE ONLYという考え方、筆者は第2回のセミナー講師を勤めて
頂いたコラムニストの大江 英樹さんから教えて頂きました。

 

 

大江さんに関する記事は下記の通り

 

・定年後企業という選択

・老後の不安の解消法

・定年後の不安の解消法

・定年3.0

・定年後をどうするのか

 

 

起業準備で出会った人には、徹底してGIVEをする。

そう、GIVE ONLY。

 

そんな献身的な活動の中から、

 

あの人に(仕事を)頼んでみよう

彼ならやってくれるかも

彼女なら信用できる

 

と、仕事が舞い込んでくるのです。

 

凄い技術を持っているとか、大きな会社で実績があるとかでは仕事は入っ
てはきません。

 

やはり人間が全てです。

 

これには会社勤めの時には考えられないほどの労力を必要としますが、
一旦信頼を得ることが出来ればそこから事業が動き出します。

 

起業をする際、たくさんの協力を頂きながら立ち上げを行いますが、そ
の際にもこのGIVE ONLYを忘れないように頭の片隅に常に置いておき
たいものです。

定年後の起業、これ以外にもたくさんの注意事項があります。

 

家族の理解と協力

協力者や取引先の開拓

資金繰り

等々

 

これは全て助走期間で学びながらクリアしなければならないことですが、
まずは視野を広げる練習からではないかと筆者は思っています。

 

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、感謝申し上げます。