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資産形成は必要?

2021年08月21日
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長引くコロナ禍の中、人々の老後も含めた将来に対する備えの考え方が
変わってきたように感じています。

 

コロナ禍が1年を超えて2年目になり、3年目に突入しようとしていま
す。

 

誰がこんなに長引くと予想していたでしょうか。

 

これから我々の生活を守ってきた社会保障はどうなるのでしょうか?

不安が渦巻いているという表現は、決して過大な表現ではなくなりつつ
あります。

 

そんな中で、今、資産形成に力を入れている人が増えているそうです。

 

巷では株式投資や今流行の仮想通貨への投資で、大儲けをして「億り人」
なんて呼ばれている方もいるようです。

 

でも、今は大きな投資ではなく、個人で小さな積み立て投資を始める人
が増える傾向なのだそうです。

 

その背景には、こんなにコロナの影響で景気が悪いというのに、株価は
相変わらず高止まりしているという実態があります。

 

お金をある程度持っいている人が得をする時代なのかもしれません。

 

言い直すと、今まで以上にお金を有効に使うことを真剣に考える時代に
なったのかもしれませんね。

 

今の状態は、経済の停滞で投資先を無くしたマネーが彷徨っている半面
で、これからの生活に不安を抱く人たちが資産形成を目的に投資を始め
ているのだと理解することができます。

 

しかしながら、この資産形成は落とし穴があるように思えてなりません。

 

 

 

 

画像素材:Jim Mayse コロナ禍は社会に暗い影を落としました
もっと社会を明るくしていく方法をみんなで考える時代になったのでは

 

 

FIREという言葉が流行っています

 

 

読者の皆さんは、FIREという言葉をご存知でしょうか?

「炎」や「火」という意味ではなく、金融業界で使う言葉らしいのです。

 

FIRE=Financial Independence, Retire Early

 

一つ一つの言葉の意味を分けて確認してみると、

 

 

Financial 「財政上の」とか「金融の」

Independence 「独立」とか「自立」

Retire 「退職する」とか「引退する」

Early 「早い」とか「初期の」

 

上記の言葉をうまくつなぎ合わせると、

 

「経済的な自立を実現させて、仕事を早めにやめる生活スタイル」

 

ということになります。

 

生き方や生活のスタイルが多様化していく中で、様々な働き方があって
もいいと筆者は思います。

でも、人生100年時代を迎え、皆さん少しでも長く働こうとしている
中で、早く働くのを止めるという選択肢が増えたということには少し驚
きを感じます。

 

「働き方」や「住まい方」だけでなく、「仕事に対する考え方」も大き
く変わろうとしているのかもしれませんね。

 

FIREは、今までのこの国に定着していた

 

「良い(安定した)会社に入って」、

「長く働いてたくさんお金をもらい」、

「定年退職で退職金をたくさんもらって老後に備える」

 

といった、一般的な働き方を大きく変える生活スタイルの一つになるの
かもしれません。

 

今は、欧米を中心に世界各国で実現を目指している人が増えつつあるよ
うですが、もしかするとこの日本でも実現を目指す人が増えるのかもし
れないですね。

 

今、コロナ禍で経営の先行きに不安を感じ、従来の経営方針を転換させ
ている企業では早期退職制度を導入するところが後を絶ちません。

 

早期退職で割り増し退職金をもらって次のステップを考える方法もあり
ますが、早期退職はその後の人生設計に大きな影響を与えることは確か
です。

 

これに対して、FIREは経済的自立を目指して意欲的な貯蓄をし、退職後
は運用益などで生活し、元手(元本)は減らさないようにすることで、
何歳まで生きても問題がないように備えようとする考え方です。

 

FIREも早期退職も、定年を待たずに早期に退職することは同じなのです
が、リタイアを迎えるまでの資産の作り方や老後資金の考え方が大きく
異なります。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse 色々な自衛策はありますが、何を選択するのか
こんな竹藪のようながんじがらめでなくとも良策はありそうです

 

 

 

但し、このFIREを可能にする基準というか目安を見ると少し驚かされま
す。

 

FIREの指標の一つに、目安として

 

「毎年の生活費の25倍貯める」

 

というものがあるそうです。

 

25倍と言っても、漠然としていてよくわかりませんね。

 

例えば年間の生活費が月々30万円で年間360万円だったとすると、

 

360万円 × 25年 = 9,000万円

 

ようするに蓄額が9,000万円になったら、早期リタイアが可能という
ことになるのです。

 

ここでポイントになるのは、毎年の生活費の額です。

 

生活費が年間480万円(月額40万円)なら1億円を超えることにな
り、逆に240万円(月額20万円)なら6,000万円になります。

 

ようするに、生活レベルに合わせて貯蓄額が決まるのです。

 

この基準、まだ先があるようです。

 

FIREのもう一つの指標に

 

「4%ルール」

 

というものもあるようなのです。

 

なんの4%かというと、生活費の25倍貯めた資金を4%で運用すれば、
運用益だけで生活費が賄えることを意味しているのだとか。

 

先ほどの例でいうと、9000万円を4%で運用すると年間で運用益は
360万円なので、生活費をほぼ賄えるということになります。

 

FIREでの運用利回りの基準4%はあくまで目安のようで、実現可能なら
5%や10%でも構わないそうです。
(但し利回りが、上がれば上がるほどリスクは上がりますが・・)

 

でもよくよく考えると、こんなお金どうやって用意するのか?

 

とても疑問です。

 

かなりのリスクをかけて投資運用しなければならず、普通の人には大博
打を打たない限り実現は難しいかもしれません。

 

筆者はファイナンシャルプランナーではありませんので、とてもこの件
については懐疑的な立場です。

 

こんなできるかできないかわからない資産形成よりも、ずっと社会を支
える立場に居続ける為に働き続け、将来の不安を極小化する方法の方が
ずっと現実的であるように思えてなりません。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse 将来の為に、まず自分の目でしっかり見ること
そして、「知る」「考える」「選択する」こと

 

 

 

リスキングとは

 

 

最近新聞紙面やネットニュース等で頻繁に使われ始めた言葉があります。

 

それは、「リスキング」という言葉です。

 

従業員の職業能力の再開発・再教育という意味合いで使われている言葉
なのですが、社員のスキルを市場ニーズに適合させるために、今社員が
持っている専門性をさらに高めようとする目的があるようです。

 

一部の企業では「早期退職」で社員を削減し、かたや「リスキング」で
社員の再教育を実施する。

 

どちらを選択するにしても、企業は社員を「篩(ふるい)にかける」と
いうことになります。

 

篩にかけられる側としては、いずれにせよ厳しいことは確かかもしれま
せん。

 

コロナがあとどれくらいで終息するのかはまだまだ不透明です。

 

アフターコロナを睨んでという言葉は早過ぎるのかもしれませんが、長
くなった人生を考えた時に、将来の為に何をしておくのか真剣に考えて
おかなければならない時代になったということだけは確かです。

 

それが、

 

資産形成なのか?

スキル(専門性)を強く、太くすることなのか?

そんなことより、人脈形成なのか?

 

それ以外の方法をとるのか?

 

将来の為に何を選択するのか?

とても難しい時代になったのかもしれませんね。

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、感謝申し上げます。