何ができる?
新しい年になっても、中国が台湾への侵攻準備を着々と進めています。
そしてロシアがウクライナに侵攻する準備を着々と進めているようです。
また戦争になるのかと残念な気分でなりません。
今、人類は気候変動問題とコロナの脅威に晒され、それどころではない
という時にこんな状態になるのは本当に残念です。
でも、よくよく考えるとこのコロナも気候変動も元は同じなのです。
人間の仕業によって、人間の前に立ちはだかったといえます。
人間の地球環境配慮を無視した生産活動の結果、地球からNOを突き付け
られた恰好です。
そして以前の記事でもご紹介したとおり、急激な都市開発によって自然
の中で眠っていたウイルスが人間の前に現れました。
地球の中の一つの存在でしかなかった人間が、地球との関係性に悩み始
めたと言っていいのかもしれません。
地球の怒りは自然災害を巻き起こしています。
今まで、平和 = 戦争が無いこと
だったのですが、平和の概念が変わろうとしています。
平和 = 紛争や災害、ウイルスとの戦いが無いこと
平和は単なる人(国)と人(国)の争いが無い穏やかな状態を表すので
はなく、紛争や自然災害、新たなウイルス等の出現が無い社会が安定し
た状況を表すようになったのかもしれません。
最近コロナの写真ばかり見ているので花を見てもコロナに見えてきます
考えてこなかった?
気候変動は今まで地球環境の事を考えてこなかったから起きたもの。
警鐘を鳴らしてきた人が多かったにも拘わらず…
コロナも今までの経験から自然の中にはそういう脅威があると知りなが
ら、金儲けの為に開発を続けたことによって起きた可能性もあるのです。
今までパンデミックになりかけた事例はいくつもあったにも拘わらず…
ようするに、気候変動もコロナも元は同じなのです。
人間が地球との関係性を考えてこなかったことに全ての原因があるので
はないでしょうか。
だから考えないといけない。
一人一人が、何ができるのかを。
コロナとの戦いはもう3年目に入りました。
人生100年と考えると3%、一生の内に3度コロナと戦えばほぼ10
%を無駄にしてしまうことになります。
この3年で受験や就職、結婚といった人生の節目を経験した人にとって
は悔しい3年となるかもしれません。
自然災害で家や資産が損害を被れば、人生が変わるかもしれません。
昨年末に米国で起きた巨大な竜巻、人々の夢と財産を破壊しました。
同じことがいつ、どこで起きても不思議ではない時代になったのです。
だから真剣に考える時代になったのかもしれません。
地球が警鐘を鳴らしている間に。
我々は後世に美しい自然環境を残す義務を負っていると思います
ハチドリのひとしずく
先日ネット記事を見ていると面白い民話があることを知りました。
その民話は、オミクロン株が発生した南アフリカのものらしいのです。
とても短い話なので、下記にご紹介してみます。
———————- 以下 お話の内容 ————————–
森が燃えていました
森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました
でも クリキンディという名のハチドリだけは行ったり来たり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て、
「そんなことをしていったい何になるんだ」
と、言って笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
出所:とってもいい感じだったので参考にさせて頂きました
https://blog.goo.ne.jp/akira2215/e/e77b3ef13bb96430d242fcae
49811431
———————- 以上 お話の内容 ————————–
画像素材:いらすとや
森の中で一番小さい動物であるハチドリが努力する姿がいいですね
話はこれだけの短いものですが、結構有名な話らしいのです。
この話の続きはどうなるのでしょうか?
筆者がこの短い文の中で一番気になるところは、
原文の中の、 I am only doing what I can do.
森は動物たちにとってとても大事なもの。
だから守る!
クリキンディは、大事なものを守るために自分にできることをしている
と答えたのではないでしょうか。
我々は何を守るのでしょうか?
自分(お金)?
家族?
友達(仲間)?
社会?
国?
地球?
我々は自分の事や家族のことは真剣に考えますが、社会のことや国のこ
と、そして地球のことを考えることは殆どありません。
でも、地球環境が良くないと国も社会も成り立ちません。
国や社会が良くないと我々は生活ができません。
コロナや気候変動(地球)は、我々にボールを投げたのです。
“それでいいの?”
“いまのままでいいの?”
“あなたは何ができるの?”
森からの問いかけにクリキンディは答えたのです。
I am only doing what I can do.
我々は何ができるのでしょうか?
今回の記事も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。