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時間を味方につける

2022年07月16日
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リタイヤして仕事をしなくなったり、高齢になると時間が短くなるとよ
く耳にすることがあります。

 

昔から「光陰矢の如し」という言葉がよく使われていました。

 

この年齢と時間の関係を説明するのによく使われるのが、「ジャネーの
法則」です。

 

フランスの哲学者であるポール・ジャネーの法則を簡単に説明すると、
リタイヤした60歳の人にとって1年の長さは人生の60分の1ほどの
長さですが、10歳の子供にとって1年の長さは人生の10分の1に相
当します。

 

簡単にまとめると、ジャネーの法則は、

 

生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する
年齢に反比例する

 

ということになります。

 

 

 

生きてきた年数によって1年の相対的な長さがどんどん短くなることに
よって、時間が早く感じるというわけなのです。

 

ようするに、人間がどう感じるかという心理学的な解釈になるのです。

 

同じ1年でも10歳と60歳とでは人生での比率が10分の1と60分
の1で全く違い、高齢者はその分、同じ時間でも短く感じるという説明
になるのですが…

 

理屈は分かりますが、実際はどうかというと、物理的な時間が変わる筈
もありません。

 

時間の経過の感じ方は心理学でも「時間評価」の問題として扱われてい
ます。

 

人には「心的時計」といえるものがあり、これが実際の時計よりも速く
進めば、「まだ1時間しかたっていない」と感じますし、逆に遅く進め
ば「もう1時間も過ぎた」と感じる。

 

ようするに時間の感じ方が違う。

 

この心的時計の進み具合には、身体の代謝の状態が大きく影響している
という先生もいます。

 

身体の代謝の状態が良ければ心的時計は速く進み、悪ければ進み方は遅
くなる。

 

高齢になるとどうしても身体の代謝は低下します。

 

その為に心的時計の進み方が遅くなり、時間の経過を速く感じてしまう。

 

高齢になっても健康を維持するということは、とても大事なことだとい
うことになります。

 

筆者も北海道で腰を痛め、地元兵庫に戻って入院をしている時は、本当
に時間が早く感じてしまいました。

 

ただ寝ているだけなのに…1日は長く、あっという間の1か月でした。

 

 

入院中は何もできないのでよく窓から景色を眺めていました
筆者の住んでいるところは盆地なので朝よく霧が発生します

 

 

子どもと大人の違いについて考えると、もう少し違う考え方になるとも
感じています。

 

子供の時には、遠足や運動会等結構待ち遠しい行事が多かったのに対し
て、大人になると慣れ親しんだ刺激の少ない同じルーチンを繰り返すこ
とが多くなり、時間経過に注意を向ける事が減ってしまった結果、その
分時間の進行が速く感じられるというのです。

 

以前の記事で「感動することが少なくなると時間の経過が早くなる」と
書いたことがありますが、まさにそのとおりなのだと感じました。

 

 

 

 

こんな言葉もあります

 

 

諺では単に「光陰矢の如し」といわれ、月日の経つ早さを矢の飛んでい
く速さにたとえられていましたが、こんな言葉もあるようです。

 

イギリスの哲学者、フランシス・ベーコンは、こんな事を言っていたそ
うです。

 

「若い時は、一日は短く一年は長い。」

「年をとると、一年は短く一日は長い」

 

まさにその通りだと思います、

 

ようするに、

 

熱中した時間・幸せな時間は短く感じる。

退屈な時間・不幸な時間は長く感じる。

 

ということです。

 

このように似たような言葉は他にもあるようですが、前述のジャネーの
法則では、時間の過ぎる速さは年齢に比例して加速していくことになる
と説明をしました。

 

歳を重ねれば重ねる程は速くなるのです。

 

そう言われて見れば、小学校の頃は時間が経つのがゆっくりで、学校が
終わって午後3時頃に家に帰ってきても、必ずと言っていいほど友達と
どこかで遊んでいました。

 

夕方になるとテレビにかじり付き、好きな漫画やウルトラマンを見たり
しても夕飯までにはまだ時間があったように記憶しています。

 

夕飯の後には、母親から「宿題はやったの?」とせかされて渋々机に座
ったものです。

 

そう、小学生の時は時間がゆったりと進んでいたのです。

 

それが、だんだんと時間が経つのが早くなっていき、大人になると1日
はあっという間で、まったく時間が足りませんでしたね。

 

そんな生活も、リタイヤすると大きく変わってしまいます。

 

仕事をしないと、1日は長く、1年は短くなってしまうのです。

 

 

昔歩いた道を歩くと、こんなに狭かったかなぁ~と驚く事があります
それは、きっと時間の流れるスピードに関係しているのかもしれません

 

 

時間を味方につける

 

 

時間について勉強をしてきましたが、物理的な時間は変わることはあり
ません。

 

以前の記事でも書いたように、リタイヤ後には自由に使える膨大な時間
があります。

 

その時間を自分の為、社会の為に有効に使えば、1日は短くなり、1年
は長くなります。

 

何もしないで無為に時間を使えば、1日は長くなり、1年は速くなりま
す。

 

人生100年時代を迎えて、自分に与えられた膨大な時間をいかに味方
につけることができるか。

 

いかに有効に使うのか。

 

これは皆さんの考え方、努力次第です。

 

高齢になると働けないという難しい環境下でも、社会の中で自分を活か
す方法を考える。

 

それに時間を有効に使えば、時間はきっと皆さんの味方になってくれる
と思っています。

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。