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このままでは高齢者も貧困へ

2022年08月06日
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先の参議院選挙(2022年7月)で勝利した岸田総理は、また言うこ
とを変えました。

 

就任当時は、「成長と分配」でした。

 

それが、実現不可能とわかったのに次に「所得倍増」と言い出しました。

 

給与が2倍になるのかと喜んだ人もいたかもしれませんが、喉が渇く前
に今度は、「資産倍増」と言葉を変えたのです。

 

検討使(師)と揶揄される岸田総理も言うことが変わり過ぎだと筆者も
思います。

 

この「資産倍増」、筆者にはこう聞こえるのです。

 

“これからも年金は下がっていきますので、しっかり保有資産を増やして
(自助努力で)対応してくださいね!”

 

資産を倍増させないと対応できないくらい年金は減少していくのかと心
配になります。

 

日本の年金は賦課方式です。

 

若い現役世代が高齢者の年金を負担しています。

 

賦課方式は、積み立て運用方式とは違って景気の影響を受けにくいと言
いますが、それはあくまでこじつけで、この方法しかなかったというの
が事実でしょう。

 

人口減少と景気後退でこの賦課方式の維持に赤信号が灯りつつあります。

 

ゆえに年金は下がり続ける可能性が高いのです。

 

でも、国民に自分の資産を増やして対応してねと無責任なことを言うな
ら、政治家や官僚はこんなにたくさん必要ないと思います。

 

それも自分達だけが高給取りというのも大きな過ちです。

 

こんな状況では、お金を持っている高齢者の皆さんも消費に回せず、将
来の為に貯めこむしかありません。

 

大事な老後資金を、リスクを冒してまで投資に回すのでしょうか。

 

リスクを冒して投資等する高齢者の皆さんは少ないと思うのですが、読
者の皆様はどう思われますか?

 

やはり政治家の言うことはおかしいと言うしかありません。

 

 

画像素材:Jim Mayes
政治家は選挙の時だけ良い事を言いますが全く実行が伴いません
綺麗な花だと思ってよくよく見ると紙の張りぼてだったりする訳です

 

 

このままでは4人に1人が貧困へ

 

 

資産を持っている高齢者はいいのですが、老後頼りになるのは年金だけ
という方々も少なくはありません。

 

専門家の皆さんのお話しを聞くと、このままでは高齢者の4人に1人は
貧困へと転落する可能性が高いそうです。

 

今高齢化率が30%に届く寸前ですので、その4分の1と聞くと背筋が
凍り付きます。

 

子供の6人に1人が貧困、

母子家庭の50%は貧困、

という窮状に、恐ろしい数の高齢者が貧困の仲間入りをすることになる
のです。

 

貧困の連鎖が止まりません。

 

もし、この恐ろしい数の方々が生活保護になったことを考えると、この
国の財政は更に追い詰められることになります。

 

以前の記事で、「このままではこの国は、政治家と官僚と一部の裕福な
人達以外は全て生活保護という国になるかも」と警鐘を鳴らしたことが
ありますが、本当にそんなことになってしまうかもしれないのです。

 

 

これがこの国の貧困の実態です。放置していい状況ではないのです
この国の政治に大きな問題があることは明かなのですが…

 

 

国の借金

 

 

1000兆円を超えて更に増え続ける国の借金は、社会保障のせいだと
いう話をよく聞きます。

 

高齢者が悪いようにすぐ言われるわけなのですが、実は全てが社会保障
費が悪者ではありません。

 

一つの要因は政治家による地方へのバラマキです。

 

出身地域へお金を落とすことは地域出身の政治家にとっては大事な仕事
です。

 

そうしなければ選挙に勝てないからです。

 

本当にそれが正解なのでしょうか。

 

あるところで面白い言葉を見たことがあります。

 

それは経営についての名言なのですが、地域政治にも当てはまると思う
のです。

 

「財(金)を遺すは下」

「事業を遺すは中」

「人を遺すは上なり」

 

私利私欲(金)の為に地域に金を落とすのではなく、地域で人を育てる…

 

本来の政治家の仕事はたくさんあるのでしょうが、それをやっている政
治家は見たことがありません。(あくまでも筆者の感想です)

 

 

的を得ていて素晴らしい言葉だと思い、反射的に写真を撮ってしまい
ました

 

 

働く事も難しい

 

 

年金が目減りしていくのであれば、働いて対応しようかと考える元気な
高齢者の方々も多いのではないでしょうか。

 

でも、この国では(実質的な)定年と年金受給がセットになっていない
のです。

 

年金制度改革で、70歳迄企業で働ける仕組みを国は構築したと言って
いますが、それは見せかけの張りぼてです。

 

記事で度々取り上げている「早期退職」「希望退職」「追い出し制度」
が猛威を振るっています。

 

企業は国の制度の穴を使ってうまく高齢期の社員の首を切っています。

 

仕方なく転職先を見つけても大幅に収入が落ち込み、苦しい生活を余儀
なくされている方々が増え続けています。

 

ようするに、高齢期(50歳代)も含めて高齢者は働く事がとても難し
いのです。

 

先進国で日本だけが給与が下がるのには理由があるのです。

 

そんな現状を国は見て見ぬフリをしています。

 

政府は、失業率は下がったと言います。

 

でも、職は見つかっても殆どが非正規で、それで生計を立てることが難
しいモノばかりです。

 

株価が上がったとも言います。

 

でも、株価が上がっても国民の生活は苦しくなるばかりです。

 

1人当たりのGDPも騒いでいる割には下がり続け、周辺国にもドンドン
追い抜かれています。

 

野党は実力が無い、政権担当能力が無いと聞きますが、現与党にもその
能力はなさそうです。

 

 

今日もハローワークには、高齢期や働かなければならない高齢者の
皆さんが足しげく通いますが、ろくな仕事は見つかりません

 

 

改革を脱政治化する

 

 

どうも現政権(与党)には、現状のその場凌ぎの対応はできても、この
国の将来の為に改革を断行する力はなさそうです。

 

既得権(金)を守る為に、誰もチャレンジをしないでしょう。

 

残念ながら、このままではこの国は座して死を待つしかない無い状態な
のです。

 

社会保障も含めてこの国の制度は、高度経済成長期に確立されたシステ
ムをそのまま継ぎはぎだらけで使い続けています。

 

政治や社会システムに大きな問題があることは誰しもがわかっていなが
ら、何とか国民の我慢と忍耐力で国の崩壊を免れてきました

 

ただ、格差と貧困が広がり、そこにコロナと地球環境を粗末にし続けて
きた為に自然災害の猛威に晒され、もう限界がそこまで来ています

 

経済の停滞、貧困、格差、感染対策、自然災害による被害等もう自助努
力だけでは対応はできません。

 

今回の参議院選挙の投票率も(改善されたといっても)50%、国民の
諦め感が漂っていますが、政治ができなければ国民の手によって改革を
進める方法を考える。

 

そんな脱政治化した改革を国民が考えていかなければならない時代を迎
えているような気がするのです。

 

高齢期の方々(50代)を含めて高齢者の皆さんが、残りの人生で何を
すべきか考え、行動すべき時なのではないでしょうか。

 

政治無しでは難しいというご意見もあるかと思いますが、良いご提案、
ご意見をお待ちしております。

 

全てはこの国の将来を担う子供たちの為に…

 

 

今回の記事も最期までお付き合い頂き、感謝申し上げます。