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公益資本主義という考え方

2022年11月03日
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今迄の記事で、この国に根強く蔓延ろうとしている格差と貧困に対する
危惧について筆者なりに発信をしてきました。

 

そんな状況を憂いてか、この国の将来を真剣に考え、再びこの国を元気
にするべく立ち上がった組織のフォーラムに先日参加する機会を得まし
た。

 

その素晴らしい組織の名前は、「アライアンス・フォーラム財団」

 

そのフォーラムで、財団の代表である原 丈人氏の考え方をお聞きする
ことができました。

 

原代表は、様々な団体で要職を務めながら、内閣府参与等国のブレイン
としても活躍されている方です。

 

 

 

原代表も筆者も出身地は大阪です:写真は市役所の傍からの眺めです
水の都と言われるだけあって川がたくさん流れています

 

 

 

原代表の考え方の基盤にあるのが、「公益資本主義」という理念です。

 

読者の皆さんは、この言葉を聞いたことはあったでしょうか。

 

筆者も初めて耳にした言葉です。

 

原代表の言葉を借りて公益資本主義を簡単に説明すると、

 

株主の利益のみを優先する欧米型の株式資本主義でも

中国型の国家資本主義でもない第三の資本主義を指しているようです。

 

もしかすると、日本独自の資本主義ということかもしれませんね。

 

利益を追い求める欲望的な経済を利用しながらも、社会にとって有用な
企業を全世界に生み出す流れを起こしていく「新しい経済システム」を
立ち上げようとする運動の根幹をなす理念を公益資本主義という名前で
表現しているようです。

 

原代表はフォーラムの中で、急速に進む日本国民の貧困化を危惧しなが
らも、豊かであったかつての日本を再び甦らせるためには、将来の日本
経済の要となる新産業を創出し、社会が一丸となって、日本再建に向け
て動かなければならないと訴えておられました。

 

その担い手となる組織(企業)の理念となるべきものが、公益資本主義
ということなのです。

 

フォーラムでの原代表の言葉には数々の共感できる言葉が並んでいまし
た。

 

「株主優先のルールではなく、社員を含めてステークホルダー全てが豊
かになれるルール」(が必要)

 

以前の記事でもご紹介した筆者も納得の「企業は社会の公器」

 

「短期的なものではなく、長期的な視野に立った経営が重要」

 

 

その言葉の殆どが、かつてこの国が輝いていた時に、当たり前のように
語られていた言葉です。

 

 

 

「企業は社会の公器」とは、よく言ったものです
素晴らしい言葉だと筆者は思います

 

 

失われた20年、30年という言葉と共に、これらの言葉はタブーのよ
うに葬り去られてきましたが、原氏はその言葉を通してもう一度この国
に輝きを取り戻したいと熱望されていたのです。

 

フォーラムの設立趣旨に、原代表の魂と強い意志が込められていました。

 

「日本を再び豊かにするためには新しい産業を創出する必要があります
が、これはそれぞれの企業のなかで労働者と経営者が協力するだけでな
く、新産業創出において中枢となる、企業、アカデミア、ベンチャーが
共に同じ方向を向いて共存していくことが求められます。」

 

この国に新しい産業を創生するためのエコシステムとは何かを、このフ
ォーラムを通して考えていこうと訴えられていたのです。

 

新しい産業を起こして、豊かになりうる雇用を生み出す。

 

言葉では言う人はいましたが、行動に起こす人は殆どいませんでした。

 

自らの利益を求める人が多かったのです。

 

この活動(運動)は、始まったばかりですが、筆者にはこの活動の中に
希望の光が見えるような気がしたのです。

 

原代表が推し進める活動の結果で、この国は変われるのではないかと…

 

この30年間、日本人の給与はまったく上がってはいません。

 

 

 

2016年のデータですので、今はもっと差が開いているかも…

 

 

 

年金は下がる一方で、若い人達の中には自分達が将来年金をもらえるも
のと思ってはいない人が増えているのです。

 

多くの若い人たちは、この国の将来に希望を持ってはいません。

 

各世代に広がる貧困は、将来に不安を募らせ、ストレスによる障害は増
える一方です。

 

多くの読者の皆様と同じように、筆者も「このままではいけない…」と
思うのです。

 

今回のこのフォーラムの活動に筆者が希望の光を感じるのは、この新た
な活動を通して、

 

若い人たちがこの国(の将来)に期待を持つことができ、

 

国民を豊かで健康にしていくことができ、

 

かつての家電や自動車産業のような日本が得意とする新産業の創生がで
き、

 

その結果、再びこの国が輝くことができる可能性があると感じるからで
す。

 

この新しい活動(運動)は、始まったばかりですが、フォーラムの活動
はまさにオープンで、志があれば誰でも参加できるようです。

 

今回も、フォーラム(円卓会議)が開催され、誰もがその内容を共有す
ることが出来ます。

 

ご興味のある方は、是非参加してみてください。

 

※フォーラム(円卓会議)への参加は、本ブログのトピックス欄を参照
願います。

 

閉塞感に満ちたこの国をどうしていくべきか…

 

是非、読者の皆様も一緒に考えてみませんか。

 

筆者は、今年6月に投稿した記事の中でご紹介したダライラマ14世の
言葉を思い出しました。

 

 

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どんな大きな流れも、

きっかけは一人の小さな行動から

生まれます。

 

もしあなたが

「自分には大したことなど出来ない」

と思ってしまったら、

 

それは世界にとって

大きな損失となるのです。

 

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学歴や性別・年齢に拘わらず、誰もが活躍できる社会になれば、この国
はもっと良い国になれるのではないでしょうか。

 

以前の記事で度々ご紹介してきた「協同労働」、その根幹となる労働者
協同組合法が今年10月1日にようやく施行されました。

 

その労働者協同組合法の第1条にはこんな言葉があります。

 

「この法律は、各人が生活との調和を保ちつつその意欲及び能力に応じ
就労する機会が必ずしも十分に確保されていない現状等を踏まえ、…」

 

とあるようにこの国には働きたくとも働けない現状があります。

 

そして働いても貧困という厳しい現状があるのです。

 

そんな社会構造(システム)を変える力が、この公益資本主義にはある
ように思えます。

 

この公益資本主義について、多くの方が考え、よいアイデアを出してい
ければと願うばかりです。

 

 

今回の記事も最期までお付き合い頂き、感謝申し上げます。