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働くことの重要性

2022年12月24日
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最近、新聞紙面で働くアラフィフ(50歳近辺)の悩みに関する記事が
多くなったように感じています。

 

製造業、非製造業ともに人手不足が深刻化する中で、逆に会社で居場所
を失くしたり、働く機会を失くす人は依然として多いような気がしてい
ます。

 

会社を辞めても一定期間は雇用保険をもらえますが、最長でも5カ月の
みで、それを超えると貯金を切り崩す日々を送ることになります。

 

多くの人がこの(貯金が目減りしていく)期間を不安だと漏らすのは、
無理もないことだと思います。

 

この不安は、完全にリタイヤした後も付きまとってきます。

 

高齢期になって、年金暮らしをしている方も、年金が目減りしていく今
の状況に漠然とした不安を持っているようです。

 

 

画像素材:PIXTA 今は施設に入るにも大きなお金が必要です
高齢期の人生を生きることも簡単なことではなくなりつつあります

 

 

参考になる女性の生き方

 

 

筆者が現在活動している地域の高齢者活性化支援に参加する高齢者の皆
さんは圧倒的に女性が多いのですが、その殆どの方がご主人を既に亡く
されています。

 

ようするに遺族年金で生活をされている独居の高齢女性です。

 

子供さんと一緒に住んでおられる方もおられますが、単身生活者が多い
のが実態です。

 

皆さん、今迄はそれなりの年金をもらえていましたが、最近後期高齢者
の医療費の自己負担率が上がったり、物価が上がったりと、将来の不安
を感じるようになった方も増えています。

 

年齢的には80代が多いのですが、中には90代を超えていて、最高年
齢は今のところ94歳です。

 

90歳を超えても、自分の足で(筆者が実施する高齢者活性化活動の)
会場まで歩き、会場内では体操をはじめ運動もシッカリとこなし、脳ト
レーニングやお勉強にも前向きに取り組みます。

 

ただ、彼女たちが一番楽しみにしているのは、運動でも脳トレーニング
でもなく、親しい方(仲良し)とのお茶を飲みながらの談笑タイムです。

 

その談笑タイム、実は商談の時間帯でもあるのです。

 

え、高齢者の集まりで商談って…何?

 

疑問に思うかもしれませんが、高齢女性の皆さんはとても強か(したた
か)なのです。

 

自分の特技をお金(小金)に変える術を知っています。

 

ある女性は、小さなアクセサリーや布製の飾りや財布・バッグ等を自分
で作って、会場で販売しているのです。

 

 

 

販売されていた小物入れ、内部もシッカリ縫われていてとても豪華です

 

 

 

別の女性は、編み物(当然手編み)でマフラーや帽子を編んできて、販
売しています。

 

今の時期は、お正月の部屋を彩るちょっとした飾りなんかも会場に並び
ます。

 

驚くことに、ちゃんとマーケティングもしていて、販売ターゲット(誰
に販売するのか)も明確にしておられます。

 

販売価格は200~500円程度ですが、高齢者の皆さんの集まりのほ
んの一時は会場がフリーマーケット化するのです。

 

そこには男性の姿はありません。
(元々男性は全体の数%で少ないのですが…完全に蚊帳の外です)

 

このお金(小金)稼ぎを高齢の女性達は(本当に)真剣にやっています。

 

売れ残ると、先行投資とばかりにタダでターゲットに譲ることも忘れて
はいません。

 

彼女たちは、まさにこの時間帯、商売人へと変貌するのです。

 

筆者はいつもこのフリーマーケットの時間を、

 

「女性はこんな形でお金の不安を解消しているのかもしれないな…」

 

と思って見ています。

 

殆どの方が昭和の時代の専業主婦で、結婚と同時に家庭に入った女性ば
かりです。

 

ただ、昭和の時代、まだまだ貧しさが残っていた時代、何処かにしたた
かさを貯めて持ち続けていたのかもしれません。

 

サラリーマンしか経験したことがない男性軍は呆然とその商売風景を見
守ることしかできないのです。

 

 

高齢者の皆さんが筆者の為に編んでくれたマフラーです
ちゃんと青系統の配色が好きだとマーケティング済みでした(驚)

 

 

働く女性はとても元気

 

 

そして、この自分の特技を活かして働いている女性は、とても元気な人
が多いのです。

 

認知症ともほぼ無縁のような方ばかりです。

 

認知症が進行している方をサポートしているのも実はこの方々です。

 

元気な高齢者で、少し弱ってしまった高齢者を助ける

 

少子化で若者が減っていくこの国では、この形が理想形(モデル)なの
ですが、この国の文化や風土では高齢になれば働くことができません。

 

働くことは、とても有意義なことなのです。

 

働くことで、頭と体を使います。

 

体操と脳トレーニングを同時に実施しているようなものです。

 

このチョット働く女性の姿を社会の中で実現できれば、社会保障費を抑
え込むことも夢ではありません。

 

頭の固いお役人は、「全世代型の社会保障」とか難しい言葉を並べます
が、金の使い方だけ考えていても問題は解決しません。

 

筆者が見ている女性のしたたかさを社会の中に活かすことができれば、
もっと国の形が変ってくるのではないかと感じています。

 

国はもっと高齢者の活かし方を考えるべきだと思います。

 

このまま少子高齢化が進行していけば、この国の将来は暗い。

 

専門家だけが考えるのではなく、庶民の知恵も活かすべきだと考える今
日この頃です。

 

ただ、政治家や役人が国民の声を聞いていれば、こんな国にはなってい
ないことも確かなのですが…

 

今回は筆者が、日頃地域活動で感じていることを記事にしてみました。

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。