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少子化対策の鍵は高齢者対策にあり

2023年01月28日
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岸田総理がまたまた新しいことを言い出しました。

 

「成長と分配」が難しくなると、今度は「資産倍増」、そして支持率が
これ以上落ちると危険水準という状態に達してからは、「異次元の少子
化対策」を実施するらしいのです。

 

出産費用増額や子供手当の増額、国以外にも東京都は独自で子供手当を
支給すると言い出しました。

 

お金のある自治体はいいのでしょうが、いつも「財源はどうするの?」
というところで頓挫してしまいます。

 

高齢者や障害を持つ人に手厚い社会保障から、全世代型の社会保障へ
の切り替えが模索される中、一方を優先すれば、もう片方が冷遇され
かねない状況に陥りそうです。

 

そう、いつもお金が優先される為です。

 

少子化対策にお金を使うことには反対ではないのですが、その反面で
高齢者の福祉が切り捨てられていくということには納得がいかない人
も多いと思います。

 

この問題を「仕方ない」で終わらせたくないものです。

 

コロナ対策より経済優先を謳っている割には、この国の経済は一向に
良くなる兆しすらありません。

 

ようするに、このままでは国としての財源のパイは増えないのです。

 

逆に少子高齢化が進めば、今以上に財源のパイは小さくなっていきます。

 

 

何事も見通しが付けば行動に移せるのですが…見通せるかどうか
写真は、明智光秀の居城だった福知山城の天守閣からの眺めです

 

 

少子化ばかりにスポットが当たり過ぎ

 

 

今、少子化ばかりにスポットが当たっていますが、財源を増やす意味で
高齢化対策がこの国の難問を救う可能性が高いと筆者は思っています。

 

国の持っている財源を増やさなければ、いろいろな対策を打つことがで
きません。

 

そこで、高齢者に一役買ってもらうことが一番いいことなのです。

 

国は年金の受給開始時期を先延ばしにすれば、受給額が増えると人参を
ぶら下げていますが、その効果は限定的です。

 

なぜなら、高齢期になれば働けないという課題が付きまとうからです。

 

冷静になって高齢期の方々の状況を分析すれば一目瞭然です。

 

国は年金対策で70歳迄の雇用(努力)義務を企業に押し付けています
が、そんなことをしても、企業は早期退職や希望退職の制度を使って対
抗してきます。

 

その煽りを受けるのは、結局労働者です。

 

ただ、高齢期だからといって決して働けないわけではありません。

 

仕事はあるのです。

 

但し、その仕事は低賃金で、非正規等の不安定な働き方です。

 

結果、所得が減少していく労働者が増えています。

 

当然、納税額も減っていきますので本末転倒ですね。

 

高齢期になると、ハローワークに通い詰めても、求人サイトに応募し続
けても、まっとうな生活ができる仕事を見つけるのが困難なのです。

 

国は70歳を超えても働いている人が多いと胸を張りますが、問題はそ
の中身です。

 

 

空に浮かんだ「罰点(バッテン)雲」 
誰しもがバッテンではなく、丸印が付けれる仕事が就きたいですよね

 

 

最近、ようやく経団連等の団体が賃上げを口にし出しました。

 

本当にようやくです。

 

物価高に直面するまで日本の賃金はまったく上がりませんでした。

 

逆に下がっているのです。

 

これでようやく賃金が上がっていくのでしょうが、問題は高齢期の方々
が貰える賃金まで上がっていくでしょうか。

 

年齢差別ではなく、能力に応じた賃金が貰えるのかどうか。

 

これからも高齢化率は上がっていきます。

 

以前の記事でもご紹介した日本の人口ピラミッドを見れば、この国の
生産年齢人口の構成比がよくわかります。

 

そう、生産年齢人口も高齢化しているのです。

 

だからこそ、高齢期の方々がその能力に応じて適正な報酬を受け取り、
シッカリと納税することこそが、この国の財源のパイを大きくすること
につながると筆者は考えています。

 

財源のパイが広がって、高齢期の方々がお金を手にすることが出来れば
どうなるでしょうか。

 

社会保障の財源が大きくなる

 

高齢期の方々の将来に対する不安が解消し、消費が増え(景気が良くな
る方向)、余裕ができれば年金受給を遅らせる。

 

そう、国の思惑にズバリとハマるのです。

 

今、国は全く逆の事をしています。

 

企業に70歳までの雇用を押し付け、年金受給を遅らせ、なんとか「そ
の場凌ぎ」をしているだけです。

 

その結果、どうなっているのかは前述したとおりです。

 

残念ながら、本質を付いた解決策にはなっていないのです。

 

 

問題解決へのレールを敷くことは難しい 諦めてその場凌ぎはよくない
付け焼刃ではなく、それをトコトン考え抜くことが大事だと思います

 

 

高齢期の方々を使い倒す

 

 

高齢期になっても心身元気でもっとこの国の為に働いてもらう。

 

働き甲斐や遣り甲斐を持って働いてもらう。

 

それがこの国の国難ともいえる「少子高齢化」への特効薬なのです。

 

その為にも、高齢期の方々の能力に応じた対価が必要です。

 

今のように使い捨ての道具では駄目なのです。

 

70歳までシッカリ働いてたくさん納税してもらう。

 

70歳を超えても、元気な高齢者で、少し弱った高齢者の面倒をみても
らう。

 

高齢期の方々がしっかり働くことで、医療費をはじめとする社会保障
費は間違いなく抑えられます。

 

高齢者を社会の為に使い倒す社会こそが、この国を救う唯一の方法だと
筆者は信じています。(使い倒すという表現はよくないのですが…)

 

そんな社会をどのように実現していくのか…

 

そんな視点を持った政治家や官僚がいないものかと思案する今日この頃
です。

 

今回の記事は、筆者の愚痴のようになってしまいました。

 

お詫び申し上げます。

 

 

今回の記事も最期までお付き合い頂き、感謝申し上げます。