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一燈を磨く

2023年03月11日
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岸田総理の口からも最近リスキリングという言葉がよく出てきます。

 

以前に記事でも少し触れたリスキリング、政府が進める人への投資政策
の一環として様々な補助金が出るようです。

 

働きながら新たなスキルを身に付けるために社会人大学院に通う場合、
最大で年間500万円が(制度を利用する企業に)補助される場合もあ
ると聞くと、とても手厚いなと感じてしまいました。

 

筆者も社会人大学院で勉強している時は、学び直しの為の補助金があり、
2年間で100万円弱の補助金を頂きました。

 

大学院の学費の40%くらいになり、すごく助かりました。

 

その時は、申請がとても厄介で小論文を書かされたり、4回に分けて申
請処理をしなければならず、とてもややこしい対応が必要でした。

 

今回も手続きは厄介かもしれませんが、それでも年間500万円と聞く
と、少し驚かされます。

 

 

講義前には、気分転換の為に、よくキャンパス内を散歩していました

 

 

このリスキリング、企業の人財投資力が低下したからなのか、それとも
労働者の自助努力が少なくなったからなのかはわかりませんが、今は注
目されているのです。

 

筆者は、企業の人財への投資力がおかしくなっているような気がします。

 

賃金が上がらなくなったように、人財への投資も滞っているのではない
かと危惧しています。

 

筆者が若い頃は、とにかく研修攻めでした。

 

2年間連続で週末は社員研修所に連行され、勉強したこともありました
が、人事責任者に一人当たりの研修費を聞いた時にあっけにとられたこ
とがあります。

 

一人当たりの研修費が、1800万円と聞いたからです。

 

企業はそれくらい人に投資していたということです。

 

会社の規模とかいうより、経営者の価値観、考え方だと筆者は思います。

 

会社の中で、人財をどう捉えているのかということだと思うのです。

 

 

学ぶことの必要性

 

 

セカンドライフを真剣に考える人にとっては、セカンドライフでやって
みたいことの為にスキルの再構築はとても有意義なことだと思います。

 

特にセカンドライフでの目標がハッキリしている人にとっては、いつま
でに何をするのか計画を立てることもできるので、リスキリングを具体
化することもできそうです。

 

スキルを新しく身に付けるのか、今のスキルにプラスするのかはわかり
ませんが、長くなった人生の中で、もう一度自分を社会に活かせるチャ
ンスが来るわけです。

 

このスキル、筆者はこれからの人生における道標になると考えています。

 

 

 

どちらに進めばいいのか、道標と風が教えてくれればいいのですが…

 

 

ここまで書いて、筆者は以前の記事でご紹介した大好きな言葉を思い出
しました。

 

その句はあの幕末の志士、西郷隆盛や坂本龍馬、そして多くの人財を輩
出した松田松陰にも大きな影響を与えた江戸時代の儒学者である佐藤一
斎先生の言葉です。

 

 

一燈を掲げて闇夜を行く

 

闇夜を憂うること勿れ

 

只一燈を頼め

 

 

簡単に説明をすると、

 

提灯を掲げて暗い夜道を歩いている。

 

夜道の暗さ(自分の置かれている辛く厳しい状況)を嘆き悲しむなよ。

 

ただ、ひたすらに提灯の一燈(僅かな可能性)を信じて迷わず進んでは
どうか。

 

という意味の言葉なのですが、いろいろな解釈をすることもできます。

 

グローバル化の時代の中、コロナウイルスによるパンデミックやウクラ
イナ戦争のようなことが起き、これから何が起きるのかもわからず、一
寸先は本当に闇かもしれません。

 

誰もが不安を感じ、そして生きづらさを感じています。

 

この日本では「失われた30年」を経験し、閉塞感に満ち溢れています。

 

そんな中で、国が突如言い出したリスキリング。

 

キチンと生きていきたければ、リスキリングをしてスキルの再構築をせ
よ!

 

そんな風にも聞こえてしまいます。

 

リスキリングという流行り言葉に騙されてはいけません。

 

真剣に考えないと、すぐに安易な方向へと流される可能性すらあります。

 

 

暗闇が消えれば「一燈」も必要ではなくなるのですが…
早く来て欲しいこの国の「真の夜明け」はまだまだ先のようです

 

 

でも、ここで冷静になって考えれば、人生における次のステップの準備
ができる可能性もあるのです。

 

リスキリングに限らず、自分の「一燈」を磨くチャンス到来です。

 

自分のこれからの人生を真剣に考えてみる。

 

そんな時に、「一燈」とは一人だけの暗夜の中で、唯一自分が頼りにで
きる僅かな灯り(キラリと光る能力や特技)ともいえます。

 

自分の拠り所といってもいいのかもしれません。

 

コロナ・戦争(紛争)・(異常気象を含めた)自然災害・貧困と格差の
拡大等々…

 

暗闇の材料を探せば限りなく存在しています。

 

そんな中で、これからの人生を力強く生きていくための「一燈」を探し
てみる。

 

もう持っているという人は、その「一燈」を更に磨いてみる。

 

これは、長くなった人生にとって無駄にはなりません。

 

そして、とても長くなった人生の中で、この「一燈」磨きは何回も必要
になってくるのかもしれませんね。

 

人生が長くなったお陰で、人生二毛作や三毛作も可能になりました。

 

再挑戦ができるようにもなりました。

 

健康に留意しながら、ご自身の「一燈」磨きを考えてみる。

 

そんなことからリスキリングは始まるのかもしれませんね。

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。