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全てが早くなった

2023年04月08日
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今年(2023年)もあっという間に4月に入りました。

 

この国では新しいことがスタートするこの時期、

 

新学期、新年度、そして新しい生活が始まる大切な時期です。

 

土曜日、地元の田園風景の中、車を走らせていると、綺麗なピンク色の
花が群生しているのが見えました。

 

なんだろうと思って見てみると、レンゲソウではありませんか…

 

 

田んぼに群生するレンゲソウ 遠くから見ると色鮮やかです

 

 

えぇ~…ちょっと早過ぎる~

 

地元では、例年GW前に姿を見せるレンゲソウ。

 

桜だけではなく、レンゲソウまで咲くのが早くなったようです。

 

車を止めてよく見ると、「土筆」と「タンポポ」と「レンゲソウ」が一
緒に咲いているではありませんか…

 

こんなコラボ、初めて見ました。

 

これも気候変動(温暖化)の影響なのかと感じながら、世の中全てが早
くなっているのではないかと感じてしまいました。

 

 

よく見ると土筆とタンポポとレンゲソウが一緒でした

 

 

少子化は高齢化に繋がる

 

 

最近、マスコミに多く取り上げられている少子化対策。

 

政府も「異次元の少子化対策」をぶち上げ、本気度を見せようとしてい
ます。

 

それもその筈、昨年は出生数が初めて80万人を下回ったのですから…

 

ただ、この数字まだまだ下がる可能性があるのです。

 

令和に入ってすぐに(出生数が)90万人を割り込んでからも減少し続
け、昨年はとうとう80万人を割り込んだわけです。

 

令和元年(2019年) 約86万人(前年の92万人から始めて90
万人割れ)

 

令和2年(2020年) 約84万人

 

令和3年(2021年) 約81万人

 

そして昨年(令和4年)は、とうとう80万人を割り込んで79万人…

 

コロナの影響もありながら、凄まじいスピードで減少しています。

 

子供の数が減っていくということは、高齢化も早くなっていくというこ
とになります。

 

現在30%に届こうかとしている高齢化率は、国全体の人口に占める
65歳以上の高齢者の割合で算出される為、当然のごとく生まれてくる
子供の数が減れば高齢化のスピードも早く(加速)なります。

 

この少子化と高齢化のスピードが早くなれば、多くの問題が顕在化する
のも早くなるのです。

 

現在、現役(若い)世代が負担している社会保障もその一つです。

 

高齢化の加速で、年金や介護、医療費等の社会保障費が爆発するのに対
して、それを負担する若い世代がドンドン細って(減って)いく。

 

 

以前の記事でもご紹介した何人で高齢者一人を支えるのかという図です
これを現役世代である若い世代に負担させること自体無理があります
少子化を放置すれば早晩恐ろしい時代がやってきます

 

 

ここまで放置する方がおかしいと言えるのですが、近年大きな自然災害
が続き、加えてコロナの発生で、明らかに対応が後手に回っていました。

 

このまま国に任せていては、とんでもないことにもなりかねないのです。

 

先日もマスコミに気になるコメントが載っていました。

 

「子供は“嗜好品”・“贅沢品”」

 

と子供を持つことを諦めざるをえない若者が悲しく語っているのを耳に
すると、こちら迄哀しくなってしまいます。

 

そろそろ(更に深く高齢化していく)国民も声を上げる時期になってい
るのではないかと感じてしまいます。

 

そう、このままでは手遅れになってしまうのではないかと…

 

 

画像素材:PIXTA
子供のいる家族の素晴らしさは持ってみないとわかりませんね
確かに大変なことも山のようにありますが…

 

 

何ができる

 

 

そんなこといっても、庶民に何ができるのか…

 

そんな声も聞こえてきそうですが、我々庶民にもできることはたくさん
あります。

 

それが自らの自衛策にもなるかもしれないのです。

 

政府は、(年金がこれから下がっていく可能性があるので)自分の資産
を(投資等で)増やしてねと言っていますが、筆者は一番良い方法は真
面目に働くことだと思います。

 

これがこれで非常に難しいことなのですが…

 

企業に70歳まで雇用することを努力義務としたところで、企業は逆に
過去の記事でもご紹介したように)ありとあらゆる手段で高齢期の社
員を追い出そうとしています。

 

国はそれを知ってはいますが、「見て見ぬフリ」をしているのです。

 

60歳を超えるとハローワークに行ってもなかなか仕事が見つかりませ
ん。

 

厳しい状況ですが、最近少し働き手不足を背景に潮目が変わりつつある
ことも確かです。

 

最近になって求人サイトにも「65歳以上活躍」と銘打って、高齢者で
も働ける職場を紹介し始めました。

 

高齢期になってから、自分にあった仕事を見つけることはなかなか難し
いのですが、時間をかけて見つける努力を続けるしかありません。

 

それにはどうやら長い準備期間が必要なようです。

 

高齢期でも働ける、そして自分に合った仕事を、時間をかけて見つける
のです。

 

筆者は、定年になるかなり前からその準備は必要だと感じています。

 

そして、それは一つの仕事(の分野)ではなく、いくつかの選択肢を持
っておく必要がありそうです。

 

自分には何ができるのか…

 

自分のスキルを活かせるところはどこか…

 

そんなことを考えながら、企業や団体・組織に応募する努力を続ける。

 

100社を超える企業に応募して、やっと仕事が見つかる人も珍しくあ
りません。

 

それほど難しいことに対して努力することも、高齢期になると大事なこ
となのかもしれませんね。

 

諦めることなく、ひたすらに…

 

 

画像素材:PIXTA 高齢期でもやり甲斐のある仕事を見つけることは
不可能なことではありません 諦めなければ…

 

 

働くことが一番

 

 

政府の言う投資で簡単に儲かるのであれば、誰も苦労なんてしません。

 

筆者も投資コンサルのお話しを沢山聞いてきましたが、5年や10年で
はなく、20年くらいのスパンで考えないと投資は上手くいかないそう
です。(多くのコンサルは最低でも10年といっていました)

 

ですから、投資で簡単に儲かるなんて軽く考えず(投資が悪いと言って
いるわけではありませんが)、まずは真面目に働くことから考えること
が重要なのではないかと思うのです。

 

そして働くことは、健康を維持する為に大きく貢献してくれます。

 

働くことは、高齢期での心配事の一つでもある健康を維持する為の最良
の策でもあるのです。

 

筆者も沢山の高齢期の方々とお付き合いがありますが、働いている方々
は皆さんとても元気です。

 

 

画像素材:PIXTA 高齢期になっても笑顔が魅力的な方は素敵ですね

 

 

年金があれば将来大丈夫と、ぶらぶらされている方もよく見かけるので
すが、どことなく元気がないようにも見えます。(筆者の私感ですが…)

 

働くことはストレスも感じますし、疲れも感じますが、体と頭を使い続
けることは高齢期の健康維持にとても役立ちます。

 

そして、仕事で「やり甲斐」や「生き甲斐」を感じることができれば、
これほど最高なことはありません。

 

その結果で、社会保障費を削減できるのであれば、更に素晴らしいこと
です。

 

その恩恵を一番受けるのは、社会保障費を支えている若い世代です。

 

若い世代の負担が軽減され、子供を持つことを諦めないで済むのであれ
ば、社会に対して高齢期の方々が貢献したということにもなります。

 

政府の言う「異次元の少子化対策」が具体的に動く保障はありません。

 

我々高齢期の人間が、若い世代の為に出来ることはまだまだありそうで
す。

 

働くこと…

 

少し弱った高齢期の方々を支えること…

 

住んでいる地域を含めた社会に貢献すること…

 

(高齢期に達した)我々ができることはまだまだたくさんあるのです。

 

今回の記事は、政府の少子化対策を冷めた目で見つめる若者に何か我々
ができることはないだろうかと考え、記事にしてみました。

 

筆者の独り言のようになってしまいましたが、社会のことを考えること
が、実は自分のことを考えることになるんだと思えば、もっと良いアイ
デアが出てきそうです。

 

少子化、高齢化、国難ともいえるこの難題についてご意見がある読者の
皆様は是非声を聞かせてください。

 

ご意見楽しみにしております。

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。