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2024年 日本人は幸福になれるのか?

2024年01月13日
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2024年元旦に起きた能登半島での大地震。

 

日を追うごとにその惨状が明らかになっています。

 

それにしても、支援活動がなかなか進まないようです。

 

過疎地でもあり、山間部が多く、交通インフラのダメージが大きいのが
響いているようです。

 

今回の地震でも多くを学ばなければならなくなった日本。

 

地方の窮状がまたクローズアップされた年明けになってしまいました。

 

大地震で幕を開けた新年。

 

今年2024年はどんな年になるのでしょうか…

 

 

山が多く、平地が少ない国土 国土の2/3が森林という条件からも
災害があれば困難を極めることになります
筆者も丘陵地に住み、少し車で走ればご覧のような風景が広がります

 

 

自然災害は増えている

 

 

カレンダーを見て、ふと思い出しました。

 

もうすぐ、1.17…(阪神淡路大震災が起きた日です)

 

筆者の地元が壊滅的な被害を受けてから29年が経とうとしています。

 

自宅も被災しましたが、なんとか暮らし続けることができました。

 

筆者がこの大地震を経験する時(当時筆者は32歳)まで、大きな地震
は経験したことがなかったのです。

 

それまでの30数年間、記憶に残っている地震は2~3度で、その大き
さはいずれも震度にして2か3程度のものでした。

 

地震に敏感だった筆者は、少しの揺れでも感じましたが、恐怖を感じる
こと等、それまでは全くなかったのです。

 

ところが、阪神淡路大地震の後は、頻繁に大地震が起きているような気
がします。

 

震度7以上だけでも、東日本大震災、熊本、北海道胆振地方、そして今
回の能登半島と約30年間で4回も大地震が起きています。

 

阪神淡路大震災を入れると、30年間で5回もです。

 

 

阪神淡路大震災の震源地は淡路島北部でした
活断層はここから伸びて、対岸の神戸と近隣の街を壊滅させました

 

 

震度7は計測されていなくても、新潟の中越地方や静岡でも、そして東
北地方は度々大きな地震に襲われています。

 

筆者の(60年あまりの)人生の前半は、大地震ゼロ。

 

それに対して後半は、大地震が数えきれないほど…

 

これからも、地震災害が続くかもしれません。

 

地球温暖化の影響もあり、地震以外にも大きな水害に悩まされてもいま
す。

 

大きな自然災害が多過ぎて、「災害大国」といっても過言ではない状態
なのです。

 

国民からは、「もういい加減にしてほしい」という声が聞こえてきそう
です。

 

でも、自然災害は「必ずくるもの」と認識して、備えるしかないのです。

 

それがこの国に生まれたものの宿命なのかもしれませんね…

 

ここは「覚悟を持つ」ことが大事だと自分自身を諭しています。

 

 

神戸市役所から海側を望む
神戸の街は、地震で完膚なきまで打ちのめされました

 

 

国力は落ちていく一方

 

 

そんな自然災害が多発する中、以前の記事でも書いたようにこの国の国
力は低下していく一方です。

 

GDPでも昨年ついにドイツに抜かれてしまったようです。

 

もうすぐインドにも抜かれる予想ですので、世界5位迄一気に下がって
しまうようです。

 

世界2位の経済大国だった日本が、経済大国ではなくなりつつあります。

 

順位なんてどうでもいいこと…なんて声も聞こえてきそうですが…

 

確かに順位に拘る必要はないのですが、「経済=豊かさ」と考えると、
そうは言っていられない面もあります。

 

順位が下がっていくということは、豊かさからも遠ざかっていくことを
意味しているからです。

 

下図は、以前の記事でもご紹介した国力の方程式です。

 

 

企業の業績は過去最高?
株価はバブル期に匹敵?
国民にはそんな実感は全くありません 
一部のお金持ちだけにしか経済の恩恵がないのはどうなのでしょうか?

 

 

日本は全ての要素で、これから今以上に衰退していきます。

 

人口は、少子高齢化の影響で激減していきます。

 

労働(力)も同様に、少子高齢化で生産年齢人口が激減していくのです。

 

経済構造の変化で、高い生産性を見込めない産業が増えてしまい、効率
を追うことが難しくなっています。

 

そして、成長性の高い新しい産業の芽もなかなか出てきません。

 

こんな状況でなぜ株価が高いのか、よくわかりません…????

 

そんな「経済大国」から陥落寸前のこの国で、「災害大国」のマイナス
面が足を引っ張ろうとしています。

 

まさに八方塞がりの状態なのです。

 

その打開策は何処にあるのでしょうか。

 

まずは、上記の方程式をよく理解して、「(国が)豊かになる為に何が
必要なのか」を多くの国民が考えることが大事です。

 

「そんなの政治家が考えること…」

 

で済ますのではなく、国の再建を真剣に考えている政治家(政党)を選
ぶこと等、国民ができることは沢山あります。
(裏金で私腹を凝らすような政治家を選ばないということですね…)

 

そして、筆者が今迄記事の中で言い続けてきた「働ける内は、年齢に関
係なく働ける社会」の実現が必要なのです。

 

 

国民のことを考え、この国の将来を真剣に考えて行動する政治家が
出てきてくれることを切に願うばかりです…

 

 

七転び八起き

 

 

そうは言っても、悪いことばかりではありません。

 

我慢するだけでは、元気も出ませんね…

 

日本には、良い言葉があります。

 

その中で、「七転び八起き」も今の日本にはピッタリです。

 

自然災害に打ちのめされても、立ち上がって、前を向いて歩くことを
日本人は遺伝子に刻み込んできましたから…

 

哀しい出来事から、どうやって幸せをつかみ取るのか…

 

では、自然災害の多いこの国で、どうすれば幸せになれるのでしょうか。

 

どんな行動を起こせば、幸せに近づくことができるのでしょうか。

 

以前の記事で、幸福度について書いたことがありました。

 

最新の国別幸福度調査で、世界1位に輝いているスイスの幸せだと感じ
る理由をもう一度下記に記述してみます。
(詳細は記事をご参照ください)

 

・健康意識がとても高い

 

・自然災害が少ない

 

・不(不平・不信・不満)が少ない(特に政治への不信)

 

・安定した経済(100年も安定)

 

・平均寿命が長い(高い)

 

・家族の絆をとても大事にしている

 

筆者が見ても納得できるものばかりですが、さすがに自然災害だけは、
人間の力では少なくすることができません。

 

 

画像素材:いらすとや
家族の絆は、いろいろな課題を解決してくれます

 

 

国民性が違うので、スイスの真似をするのも良くないのですが、

 

上記の項目をよくよく見てみると、

 

高齢期の生活を充実させることができれば、幸福が近づいて来そうな気
もするのです。

 

・健康意識がとても高い

 

→生活の中にもっと運動を取り入れ、食生活にも配慮するくらいであれ
ば誰にでもできますね

 

・自然災害が少ない

 

→自然災害を減らすことはできなくても、来るべき自然災害に(被害が
最小限になるよう)備えることはできそうです

 

・不(不平・不信・不満)が少ない(特に政治への不信)

 

→裏金問題では怒り心頭ですね
特殊詐欺と同じで騙されない知識を身に付けるべきです
真面目に頑張る人間が報われる社会を再構築しなければなりません

 

・安定した経済(スイスは100年も安定を継続)

 

→やはり、産業の柱になる事業を創るしかありません
それができる環境を用意してくれる政治家を選ぶことも大事なことです

 

・平均寿命が長い(高い)

 

→健康寿命を延ばし、できる限る自立した生活を続けられる努力をする
それが個人にも、国にも、良い影響を及ぼします

 

・家族の絆をとても大事にしている

 

→家族を大事にすることとはどういうことかをもう一度考えることから
始めてみてはいかがでしょうか

 

このスイスと比較した施策以外にも、日本人が幸せになる為の施策(作
戦)は山ほどありそうです。

 

 

桜の蕾は12月くらいから大きくなり始め、冬の間シッカリと開花に
向けて準備しています 備えることは大事なことですね…
写真は横浜

 

 

その施策をどのように練り上げ、実行していくのか…

 

多くの日本人が実行に移せれば、災害大国日本の中で力強く生きていく
国民が増えていくはずです。

 

まず、大事なことは「知る」ことです。

 

前述の国力についての簡単な方程式も知っているのと、知らないのでは
大きな違いが出てきます。

 

中国が世界第2位の経済大国になった理由は、

 

皆さん、この方程式を見ればすぐにわかりますよね…

 

政治家が、この方程式を真摯に理解すれば、打つ手はハッキリしている
筈なのですが…(残念です)

 

本質を突いた具体的な施策がないのがとても残念です。

 

「知って」「行動に移す」国民が増えれば、日本人も幸福に近づく筈…

 

筆者はそう思っています。

 

年初から悲しくて辛いことが起こりましたが、年末には新たな希望を見
い出せる、

 

七転び八起きの精神で前を向いて一歩踏み出せる、

 

ようになりたいものですね…

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。