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最期まで諦めなければ負け犬にはならない

2025年09月06日
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「諦めるな!」

 

「手を伸ばせ…」

 

「もう少しだ 頑張れ!」

 

この言葉は、映画の1シーンで繰り返されていた言葉です。

 

先日筆者は、何年かぶりに映画館へ…

 

冒頭、主人公が沈没した船の乗組員を救出するシーンから映画は始まりました。

 

 

筆者は船旅の経験が殆どなく、映画のような見渡す限りの大海原を見た
ことはありま
せん

 

 

首都圏での打ち合わせの後、新幹線の時間待ちの為の時間潰しでした。

 

まだ夏休み期間中で新幹線は混雑しており、自由席も満席だとわかっているので、指定席をとってある時間帯迄時間をつぶす選択をしたのでした。

 

なんと、60歳以上のシニアは1300円で観れるのです。
(通常は大人が2000円だそうです)

 

さぁ~何を見ようかと思案した結果、戦後80年ということで、戦争を題材にした映画を選択しました。

 

『雪風 ~YUKIKAZE~ 』

 

を観ることにしたのです。

 

先の大戦中、多くの海戦に参戦しながら奇跡的に大きな被害を免れて、終戦まで生き残った駆逐艦の物語でした。

 

映画館の中はとても涼しく、暑い中街中で時間を過ごすことを考えれば、映画鑑賞は正解だったかもしれません。

 

それも平日の夕刻、ガラガラでした。

 

鑑賞者は、殆どが年配の方々でマナーも最高でした。

 

戦争モノの映画にしては、悲惨なシーンが少なく、戦争中の軍人を人間らしく表現している良い映画だと思いました。

 

駆逐艦ということで、戦闘だけでなく、物資運搬等「海の何でも屋」だった船のようですが、幾多の激戦に生き残ったことから、

 

『幸運艦』

 

と、呼ばれていたそうです。

 

確かに敵の戦闘機に襲われている時、度々スコールに出会い、そこに逃げ込んで助かることはあったようです。

 

洋上のスコールの中では、視界不良で戦闘機も活動ができません。

 

『幸運』

 

『強運』

 

ただ、この船の強運には何か理由があるような気もするのです。

 

それはこの船の功績だと筆者は思うのです。

 

この船の一番の功績は、戦闘で沈没した船の多くの乗組員を救ったことだと映画で知ることができました。

 

人(敵)の命を奪う船ではなく、

 

人(味方)の命を救う船だったわけです。

 

そんな多くの命を救った船だからこそ、最後まで生き残ったのかもしれませんね。

 

雪風が他の船の乗組員を救うのは、銃弾や爆弾が雨嵐のように降り注ぐ戦闘の真っ最中です。

 

そんな中で、

 

「諦めるな!」

 

「手を伸ばせ…」

 

「もう少しだ 頑張れ!」

 

普通にできることではありません。

 

こんな勇気ある行為こそが、とても尊いことだと思いました。

 

 

画像素材:いらすとや  大きな戦艦は小回りが利かず次々に沈没…
雪風は小さな船ですが小回りが利き、爆弾や魚雷をかわしていきます

 

 

格差、貧困、この国では本来国民に救いの手を伸ばすべき人間が、本来の職務を怠っているような気がします。

 

話しを戦争に移すと、ウクライナやガザでの停戦は見込めず、欧州各国では徴兵制を復活させる国まで現れています。

 

戦争が身近に迫ってきているようで、とても心配です。

 

この雪風という映画を観ている観客はとても少なかったのですが、もっとたくさんの方々に観てもらうことができれば、戦争を考える機会も増える筈です。

 

筆者は、この映画に出会えて良かったと思いました。

 

 

困っている人を助ける

 

 

戦争が大嫌いな人は少なくありません。

 

その殆どが、戦争を体験している方々です。

 

以前の記事でご紹介したアンパンマンの作者である『やなせたかし』さんもその一人です。

 

やなせさんは、

 

戦争や殺し合いをとても嫌い、

 

食べるものがなく生活に困っている人がいれば、食べ物を分かち合う、

 

そんな考えの人だったようです。

 

そんな考えが、アンパンマンに結実したと言っていいのかもしれませんね。

 

やなせさんが、絵本『アンパンマン』を発表したのは、1973年でした。

 

ヒットするまでには長い時間がかかったようです。

 

最初は、自分の顔(アンパン)を食べさせるのは残酷だと酷評され、
見向きもされなかったそうです。

 

でも、その原点には、食べ物に困っている人に、自分の食べ物を分かち合うという考えがあったのです。

 

 

今も子供たちに絶大な人気のアンパンマン
やなせさんはアンパンマンのミュージカルも企画しましたが、全く客が
入らず、宣伝の為にアンパンマンの顔のあんぱんを近くのパン屋に焼いてもらって配ったそうです…苦労の連続だったんですね
写真はアンパンマンと宿敵バイキンマンの蒸しパン(フジパン(株)製)

 

 

子供たちに人気のあったTVアニメでは、アンパンマンは宿敵であるバイキンマンを決して傷つけたり、殺したりしませんでした。

 

悪いことをしたバイキンマンは、アンパンマンにやっつけられて、「バイバイキン」と叫びながらどこかに去っていくのです。

 

戦争を経験したやなせさんの考えが、アニメにも生きているような気がしました。

 

アンパンマンのアニメがテレビで放送を開始したのは1988年だそうです。

 

絵本を発刊してから15年…

 

諦めなかったから、大ヒットとなったアンパンマン…

 

やなせさんが伝えたかったモノは何でしょうか?

 

もうすぐ、この国は戦争を知らない人間ばかりになります。

 

だからこそ、戦争のことが大嫌いな方々の声は大事にしたいものです。

 

戦争をしないことを諦めた時、この国はどうなるのか…

 

戦後80年を機に考えてみたいですね。

 

 

高齢期にはたくさんの諦めが…

 

 

筆者も高齢者1年生となりました。

 

今は70歳を超えても働ける時代になったようです。

 

でも、現実は厳しく、働きたくてもやり甲斐のある仕事はなかなか見つかりません。

 

社会の役に立ちたいと思っても、なかなかそんな機会には巡り合わないのです。

 

高齢期になると、たくさんの「諦め」に苛まれるようです。

 

 

人口減少で働き手不足…
でも高齢者の労働力が活かされているとは言えませんね…

 

 

筆者も社会の役に立ちたいといろいろな活動をしていますが、なかなかうまくはいきません。

 

「おまえのようなクソ野郎が、何ができるんだ!」

 

「どうせ何もできないんだよ…」

 

「おとなしく、しょぼんとしてろよ…」

 

と馬鹿にされることも少なくありません。

 

そんな時、いつも頭に思い描く言葉があります。

 

(死ぬ迄)諦めなければ、負け犬にはならない

 

負け犬として死ぬのは嫌ですが、死ぬ迄諦めず夢を追いかけることができれば、負け犬として死ぬことはないのです。

 

高齢期になったら、そんな気持ちが大事なのだと自分に言い聞かせています。

 

人生、最後の日に、

 

「あの時、諦めないでよかった…」

 

と思えるように…

 

 

画像素材:いらすとや  雪風を幾多のピンチから救ったのは三角定規
勇敢な船長が艦橋の天窓から頭を出して、三角定規を使って爆撃機から投下される爆弾の着地点を予測して回避していきます…凄いです!

 

 

映画『雪風』のラストシーンがとても印象的でした。

 

出演者(役者)が全員甲板に集まり、こっちに向かって手を振るのです。

 

「頼むぞ~」

 

製作者がこの映画に込めたメッセージのような気がしました。

 

(映画を観ている観客は)何を頼まれているのでしょうか?

 

戦争のない世の中をつくって欲しいのでしょうか…

 

筆者には、(実際には無いのですが)こんな言葉が聞えてきました。

 

(最後の最後まで)諦めるなよ!

 

 

今回の記事は、何年振りかで観た映画で想うところを記事にしてみました。

 

とにかく暑い日が続きます。

 

読者の皆様、酷暑の折どうかお体を大事にしてください。

 

 

今回の記事も最期までお付き合い頂き、感謝申し上げます。