日本人はリスク嫌い?
あの寒かった日々が噓のようです。
今朝は朝から暖房機不要です。
寝室のオイルヒーターは朝までOFFのままでした…
それどころか、深夜に毛布を取り払い、羽毛布団一枚で十分でした。
お陰で、先週から急に酷くなった腰痛も少しマシだなと感じてしまいます。
今回は何の前触れもなく、急に腰痛が再発しました。
腰に負担をかけた覚えはないのに…
お風呂で全身鏡を見ると、見事に体が「くの字」に曲がっていたのです。
「これは大変…」
持病のヘルニア(による痛み)が再発してしまったようです。
すぐに湿布薬を腰に貼り、コルセット(サポーター)を用意してガンジガラメに…
5年前には、北海道で腰を痛めて地元に帰らざるをえない事態にもなりました。
自宅に戻ったその日に入院し、半月間もベットの上で過ごす羽目になってしまったのです。
15年前にも1か月以上も入院生活を経験しています。
腰に爆弾(大きなリスク)を抱えているようなものです。
「なんとしても入院だけは避けなければ…」
1週間無理をせず、血行を良くするように懸命に努力を続けて、ようやく回復傾向に…
温泉治療にも何度か通い、ようやく「くの字」も解消されつつあります。
入院すると、薬漬けにされた上に痛い注射を打たれる…
寝てばかりだと筋肉も落ちてしまうし、入院費も高くつくし…
嫌だ、絶対にいやだ…
大きなリスクを回避できそうで、少し安心するばかりです。
それにしても、高齢者の仲間入りをすると、身体のメンテナンスが大変です(笑)
朝から体操や血行を良くする為のタッピング、そして眼圧を下げる為に眼の周辺を温めていましたが…
そこに腰のケアが加わって、定期メンテナンスに凄い時間がかかっています。
でもこの身体のメンテナンス、手抜きをすると大変です。
画像素材:フォトサリュ 夜間に行われる公共交通機関のメンテナンスも大変な作業です
先日、地元で電車の踏切事故未遂事件が起きました。
踏切が閉まらないまま始発から6本も電車が通過して、大騒ぎになっていたのです。
記者会見で社長がお詫びする事態にまで発展していました。
原因は踏切制御機器のメンテナンスによる不備でした。
メンテナンスも手を抜くと恐ろしいことになるのです。
高齢だからこそ、身体のメンテナンスも丁寧に行う必要があります。
そう、(高齢期になると多発する)リスクをなんとか回避しなければならなくなるのです。
歳を重ねて、経験豊富になると、このリスクが見えやすくなるのかもしれませんね。
というか、リスクに敏感になるのかもしれません。
画像素材:Jim Mayes リスクより希望の方がいいのは間違いありません
このリスクが問題かも
人間長く生きていると、身の回りにはたくさんのリスクが存在します。
そのリスクを背負って挑戦することも重要なことはわかってはいるのですが、日本人は元来このリスクに凄く敏感なのかもしれないと思うことがあります。
地震・台風・豪雨災害等々…たびたび襲ってくる自然災害…
世界中見ても、災害の数は、トップクラスの多さだと思います。
いつくるかわからない…
リスクに敏感なのも、ある意味仕方がないのかもしれませんね。
ですから、日本人のリスク感度は世界一だと言えるのかも…
でも、日本人が抱えるこの将来への不安(リスク)が一番問題なのかもしれないのです。
何度もご紹介している高齢期での将来の不安(リスク)
度々記事でもご紹介している老後のお金の不安もそうです。
医療費増大や物価高騰、全てが大きなリスクに見えてしまうと、たくさん資産を持っていてもお金を使わなくなる…
以前の記事でもご紹介したように一番お金を持っているのは高齢期の方々です。
そんな方々がリスクに対応する為にお金を使わないのは、この国の経済にとっても大きな痛手となります。
政府の経済対策は、強い経済(半導体・AI…)の実現や足元の物価高対策…
そんな対策もいいのですが、国民が持っている資産をどのように活用していくのかという観点もとても大事だと思うのです。
政府のよく言う投資ではなく、資産をどう社会に活用していくのか…
その為に、見えているリスクにどう対応していくのかを明確にしていく必要がありそうです。
そう、将来の不安をどのように軽減していくのかというプロセスが重要だと筆者は考えています。
遠くまで見通すことができれば、不安は軽減できるのですが…なかなか簡単なことではありません
少子化も同じ
高齢化と同じように大きな問題になっている少子化もそうです。
若い人たちは、保育園の空きがないから子供を持たないわけでもなく、男性が子育てに協力しないから子供を欲しがらないわけでもありません。
子供を持った場合のリスクを考えているのです。
もっと言うと、結婚した場合のリスクを考えていると思うのです。
若い女性は、結婚に対して、
「必要性を感じない」
若い男性は、
結婚すると「使えるお金が減る」
と、答えているそうです。
結婚したらリスクが増える。
子供を持ったらリスクが大きくなる。
このリスク=将来への不安です。
結婚したら損
子供を持ったら辛いだけ(子供に辛い想いをさせてしまうかも…)
このリスク回避が少子化の本当の要因かもしれません…
であれば、いくら保育園の整備や子育て支援しても子供の数は増えそうにありませんね…
少なくても男性の育児休業を無理やり増やしても効果はないと言えそうです
こんな社会にしてしまったことをまず反省すべきなのかもしれませんね。
このリスクに対する若い方々の考え方が変わらない限り、少子化は改善されないと感じています。
リスクは無くならないまでも、リスクに対する考え方を変えてあげる。
そんな政策が大事なのだと思うのです。
結婚して子供をもうけることが、将来の不安にならない社会にするためにはどうするのか?
結婚して子供をもうけると、親も子供も幸せになれるような社会を実現するにはどうしたらいいのか?
子供が親の(雀の涙のような)年金を頼りに生きるなんて社会にしなければいいのです。
子供手当も大事かもしれませんが、キチンと働けば生活できる社会にする必要があると感じています。
会社の利益の為に(キチンとした生活ができないとわかっている)非正規で人を雇うことが本当にいいことなのでしょうか?
労働者の40%以上が非正規という時代…
多くの国民が働いても稼げないのに、子供手当はいつまで続けられるのでしょうか?
非正規を規制することはできなくても、条件を見直すことはいくらでもできるはずです。
先進国の中でもトップクラスの貧困率を誇るニッポン(自慢話ではありませんね(悲))
それなのに、貧困が大きな問題にならないのはどうしてなのでしょうか?
ある書籍※に、こんなことが書いてあったことを思い出してしまいました。
「意識は中流、でも貧困とは隣り合わせ」
「これが日本の少子化の大きな要因なのである」
「逆に言えば、貧困な人が多いにもかかわらず、それを表に出さない人が多い、ということをみんな知っている」
ゆえに、リスク回避の意識が働くのだそうです。
(社会から)貧困と思われたくない…
その結果で、(貧困が確定しないように)結婚も諦めざるを得ない。
子供は欲しいけれど、
生活水準は確実に落ちるし、
子供に辛い想いをさせることになる…
子供に辛い想いをさせるくらいなら、持たない方を選択するしかない…
これが本当なのであれば、恐ろしいことです。
国の対策も(考え方を)抜本的に見直すべきではないかと感じてしまいます。
以前の記事でご紹介した子供たちへの意識調査の結果です
このように答えた日本の子供たちは、大きくなって子供を持ちたいと思うのでしょうか…
高齢期の方々をもっと(国の為に)活用する
若い方々同様に高齢期の方々を(超低賃金の)非正規で雇用する社会…
これでは(年金だけで食べていけない)高齢期の方々の将来の不安は払しょくできそうにありません。
年金だけでは食べていけそうにないので働くわけです。
でも、働いても、働いても将来の不安が払しょくされなければ、財布の紐は固く締められたままで、消費に回ることはありません。
本末転倒とは、このこというのかもしれませんね。
同一労働同一賃金が叫ばれて久しいのですが、これは非正規・正規に拘わらず、年齢にも当てはまるものです。
高齢期の方々が働き(結果)に応じた報酬を受け取れば、
将来の不安が軽減されるだけでなく、
この国のGDPも確実に上がります。
そのお金が消費に回れば、(本当の)経済が回るような気がします。
高齢化率が高いこの国だからこそ効果大のはずです。
国の経済対策は、国民の持つ将来への不安であるリスクについての考え方を根本的に変えることではないかと思うのです。
画像素材:Jim Mayes
もうすぐいろいろな花が咲き始めそうです 元気な国になることを願うばかりです
今回の記事は、リスクに関して考えてみたことを記事としてまとめてみました。
世界一リスクに対して敏感かもしれない日本人。
その日本人を幸せにできるかどうかは、国の政策にかかっています。
リスクを背負って挑戦するような、
1億総活躍ができるような社会になってほしいものです。
今回の記事も最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。
※参考にさせて頂いた書籍
「日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?」
山田 昌弘 著 光文社新書
山田先生は、中央大学で家庭社会学を研究されていて、よくテレビにも出演されています。
読者の皆さんも是非この本を手にとってみてください。








