チームワークが全て
日本中が熱狂したWBCが、日本の準々決勝敗退で終わってしまいました。
まさかの敗退に、日本中が悲嘆にくれる1日になってしまいましたね。
投手を中心に故障者が相次ぎ、確かに懸念はありましたが…
残念です…
次はまた3年後に行われるようですので、今度は普通にテレビで応援したいものです。
でも、国を代表して闘うチームを国民が総力を上げて応援する。
ある意味、異常な盛り上がりでしたね。
国全体が一つのチームになったかのようでした。
国が一つの目標に向かって力を合わせる。
素晴らしいことだと思います。
スター軍団を要した米国やカリブ海の強豪国を尻目に、活躍したのが意外にも欧州のイタリアでした。
MLBで活躍している選手も多いのですが、1次リーグではスター軍団の米国を破り、優勝候補筆頭だった米国を1次リーグ敗退の瀬戸際にまで追いやりました。
多くの野球ファンが全くノーマークだったイタリアがここまで活躍できた背景には何があるのでしょうか。
イタリア系ルーツを持つメジャー経験者や有望株を広く集められたことはもちろんですが、若手とベテランがうまくミックスされてチームワークがとても良かったと筆者は感じました。
短期決戦では、個々の能力だけではなかなか勝てないような気がしています。
やっぱり、チームワークが大事なのかもしれませんね。
画像素材:Jim Mayes WBCが終わり冬季パラリンピックが終わったらいよいよ春本番…
ニッポン企業のチームワークの実態
先日、有名企業での粉飾決算が大きな問題になっていました。
地元関西に本社を置くこの会社は、カリスマ創業者の牽引力でこの20~30年で急成長した企業でした。
この問題で、とうとうそのカリスマ経営者も引退を余儀なくされたようです。
この会社、年度目標(事業計画)の必達が至上命令だったようです。
というか、事業計画未達成は(会社から)受け入れられないような体質なのだそうです。
筆者も大学院時代に(MBAの)研究対象にしていた企業の一つでもあった為、カリスマ経営者の著書も読んだことがあります。
ただ、その本の内容とは裏腹に漏れ聞こえてくる噂は、本とは全く違うものだったのです。
~ 常に仕事に集中することを義務付けられ、トイレにも行けない雰囲気が漂う…
~ 経営陣の意向に異を唱えることはタブー…
~ モノが言えない…
外部から迎え入れられた経営陣はすぐに辞めてしまうような事案が相次いでいました。
その結果でこんな事態に…
会社の信用は失墜してしまいました。
きっと経営陣の中では、チームワークのようなものは存在しなかったのではないでしょうか…
ただ、このような問題はこの会社だけが抱えている問題ではありません。
筆者が長年勤めた会社でも、類似した事例を目にすることがありました。
事業計画必達を義務付けられた社員が不正を働き、架空販売実績を計上した…
社内では不正を見抜かれる可能性が高い為に、関連企業や下請け企業を巻き込み不正をして、成果を捏造するようなことが確かにあったように記憶しています。
上司から事業計画必達を迫られた社員が困り果てて犯した行為だったようです。
それ以外にも、親会社から赤字案件を無理やり押し付けられて、(赤字を会社に申告できず)困り果てた責任者がとうとう決算前に蒸発してしまうような事案もありました。
筆者がその部門の救済を願い出て、組織を立て直したこともありました。
事業計画がまともなモノであればいいのですが、実現不可能なモノを無理やり押し付けられた方は、たまったものではありません。
「お前達、事業計画が達成できなかったら酷い目に遭うぞ!」
と、上司から脅された社員(部下)は大変です。
誰もこんな会社や上司の元で働きたいとは思いませんよね。
経営陣も上司の方々も質が落ちてしまったのかもしれません。
画像素材:Jim Mayes 上からの威圧ばかりだと雰囲気は暗いままです…チームワークは生まれませんね…
会社は誰のモノか?
一昔前のこの国の企業の経営者に(会社は誰のモノかと)聞くと、
株主、社員、会社を支えてくれる人たちのモノと答えていたかもしれません。
それが今は、株主だけのモノになってしまったような気がします。
その株主も、一昔前は多くが会社のOBだったのです。
長年お世話になった会社を応援する意味もあって会社の株を保有する。
会社のOBでなくても、老後の資金を増やしてくれよとその会社を応援してくれました。
それが海外の機関投資家が大量の資金を動かし、
モノ言う株主として利益を要求し、
根こそぎこの国の金を海外に持ち出しています。
全ては金の為…
カネ、金、かね…
そして、その会社で働く社員たちは(株主の)お金の為に苦労を強いられる。
とても違和感を感じますが、それが当たり前になりつつあります。
会社は株主だけのモノでいいのでしょうか…
このままでは、運命共同体のように社員を大事に育てていた日本企業の良いところは、消えてしまうのではないかと危惧しています。
人を育て、人財で勝負していた時のニッポンは強かったのでは…
ニッポン企業の強さの源泉
以前の記事でかつてのニッポン企業の強さの源泉に触れたことがありました。
それは技術力や資金力ではなかったのです。
~ 会社と社員がタッグを組んで欧米の強大な競争相手に立ち向かう姿
~ 会社は人を大事に育て上げ、その人が付加価値を生み出していく姿
~ 経営者は長期ビジョンを持ち、人と技術に投資をしていた姿
株主の視線を気にして四半期や年度の業績に縛られていては、長期ビジョン等持てる筈がありませんね。
短期の金の為に犠牲になるのは誰でしょうか。
これでは、筆者が度々問題視している非正規は減るどころか増える一方です。
このままでは、格差も広がる一方です。
かつては、1億総中流といわれ、格差は小さなものでした
努力すれば、
誰もが「幸せになる切符」を掴むことができる世界を実現できなければ、
この国の国民に希望は生まれません。
誰もが努力すれば、
「幸せになる切符」を掴むことができる国にできるよう、
この国を一つにする。
この国の国民を幸せにする為に、この国を一つのチームにできるような施策が必要なのかもしれませんね。
新自由主義経済…
聞こえはいいのですが、このまま放置して良いものでしょうか…
複雑です…
今回の記事は、WBCを観ていて思ったことを記事にしてみました。
WBCのように国民が一つのベクトルに向かって努力できる、そんな国になってほしいと願うばかりです。
今回の記事も最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。




