シニアはもっと活躍できるのか?
筆者は久しぶりに横浜に…
横浜には40代後半から10年住んでいました。
打ち合わせ前に少し時間があったので、行きつけの駅前にある散髪屋さんに寄ってみました。
駅の構内はリニューアルされましたが、駅前は10年前と殆ど変わりません。
散髪屋さんも10年前と同じです。
サッパリした後、支払い時にシニアパスを提示しました。
65歳以上(シニア)は割引になるのです。
不思議そうな顔で筆者を見る理髪師さんに、
「シニアに見えませんか?」
と聞くと、
「見えません…」
とキッパリと答えられてしまいました。
「もう66歳なんですよ…」
嬉しいような、
恥ずかしいような、
チョット複雑です。
シニアになったからと言って、何も変わらないのですが…
でも、社会から見る目が変わってしまうのです。
数字(年齢)だけが先行してしまい、中身が評価されない社会の仕組みが本当に正しいのか…
高齢者になると仕事がなかなか見つからない…
見つかっても雑用のような仕事しかない…
だから、最低賃金が当たり前の低賃金がまかり通る…
人手不足の状況を考えると、
数字になんかに拘らず、
シニアをもっと活かせる社会の方が絶対に良い筈なんですが…
横浜も桜が満開でした…
少し変わってきたのかも
高市総理肝いりの社会保障国民会議が始まっています。
いろいろな識者の意見の中に面白いものがありました。
「高齢者をもっと(社会に)活かすべきだ」
こう話す大学教授は、もっと働く意欲のある高齢者を社会に活かすべきだと意見を述べていたのです。
この先生の話しを裏返すと、
働く意欲があっても高齢者が働くことができない社会の姿があるということになります。
今まで社会保障を論議する中で、このような意見は聞いたことがありませんでした。
識者の中にも、筆者と同じ考えの方もおられるんだと、少しうれしくなりました。
高齢者になってもキチンと生活できるくらいに収入があれば、年金を繰り下げる方が増えるかもしれませんね。
年金を繰り下げて受給年齢を先延ばしにすると、将来受け取れる年金額が増えていきます。
国は膨張する社会保障費を少しでも抑えようと、年金繰り下げ受給を奨励してきましたが、まったくその数は増えません。
以前の記事でもご紹介したように、繰り下げている方の比率は僅か2%程度です。
逆に繰り上げている方の比率は、20%を超えているにも拘わらずです。
理由は、やはり目の前の生活費の不足なのでしょう。
桜木町駅前も桜の花とインバウンド客で一杯でした…
高齢者になったら働けない…
働けても超がつくほど低賃金…
以前は年金以外に10万円もあれば大丈夫と言う識者の方もいましたが、この物価高でとてもそんな簡単にはいきません。
現役世代と同じとまではいかないまでも、(働きに見合った)それなりの収入があれば、年金に頼る必要もないのです。
高齢者でも年金はもらわない…
逆にしっかり(所得税や所得に合わせた住民税を)納税する…
国にとっても、高齢者にとっても、とても良いことだと思うのですが…
それができないのは、なぜでしょうか?
不思議です。
高齢者を社会で、
労働力として、
納税者として、
活かせることの効果は絶大なのですが…
赤レンガ倉庫周辺も、いろいろな花と人で溢れかえっていました…
企業は変わることができるのか
円安の恩恵を受けて業績好調な大手企業も、このまま10年後も20年後も好調を維持できるでしょうか?
人口減少と高齢化の影響で、国内消費は確実に縮小していきます。
国内がダメなら海外があるさ…
でも、海外頼みの事業展開にどれほどリスクがあるのかということが、よく理解できることが最近起きています。
米国の関税
イラン戦争
(様々な理由があっての)市場ニーズが激変
その結果のHondaとSonyのEV販売中止
等々
国内市場と比較すると、やはり海外市場はリスクが大きいと言わざるをえません。
国内市場を考えると、消費者としての高齢者の役割は意外に大きいと思います。
(働く意欲のある)高齢者が働いて収入を得て、消費すればどれほどの効果になるのか…
高齢者の数を考えれば凄い効果になるかも…
そして、企業は高齢者を労働力として活用することもできます。
少し前までは、65歳以上の採用を嫌がっていた企業も、少しずつ変わってきたかもしれません。
最近、定年70歳という企業が増えてきたようにも感じています。
そして、健康であれば70歳を超えても働けるような企業も現れ始めました。
横浜港大桟橋の屋上デッキにある桜の木です。遠くからもよく見えるこの桜の木を見たさに人の行列が大桟橋目掛けて大移動していました まさにランドマークです
企業が、10年後、20年後を考えて、働く意欲のある高齢者を採用して、その方々に消費をしてもらう…
この行為が、市場を刺激して活性化していく…
一昔前までは、社員は当然のこと、OBもこぞって自社製品を購入して会社の応援をしていました。
それが当たり前の時代が確かにあったのです。
でも、企業が人を粗末に扱うようになってからは、そんな文化は廃れてしまいました。
企業が、この国の国難である少子高齢化の課題を真剣に認識して、
10年後、20年後を真剣に考えれば、
行動が変わる筈なのです。
今がその最後のチャンスかもしれません。
今若い方々もミドル層も、誰もが1年経てば1歳年をとるのです。
そして、いつしか(必ず)みんな高齢者になります。
「その時(高齢者になった時)あなたはどうしますか?」
会社で働く全ての人が、そう自問自答すれば、答えが出てきそうです。
今回の記事は、最近いろいろな企業の方々と話しをしていて、感じたことを記事にしてみました。
一人一人が、この国の将来を考えれば、答えは出てくるような気がします。
全ての国民が桜の花を見て、幸せを感じるような国になって欲しいものです。
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。





