この国を救うのは男
筆者が日々勉強を重ねている高齢者の皆さんが集まる場所に、最近ある異変が起きています。
異変と言う言葉が正しいのかどうかはわかりませんが…
どんなことかと言うと、
集まる男性の数が増えているのです。
今まで高齢者の皆さんが集まる場所には、
圧倒的に女性が多くて、
男性は一握りという状態が当たり前でした。
それが最近変わりつつあるようなのです。
当然少し(身体が)弱った男性が支援を求めるケースはあるのですが、比較的元気な男性が増えているのです。
元気で活発な男性が増えた理由を考えてみると、
これから(身体のことが)心配になってきた男性が増えているような気がするのです。
独りでいると、認知症が心配なのかもしれませんね。
女性と比べてみても、後期高齢者になる頃から男性は身体機能が大きく低下していきます。
女性と男性の平均寿命を比べてみても、依然として6歳ほどの開きがあります。
少し古いデータですが、大きくは変わっていません 最新データ(2024年)で男性は81.09歳、女性で87.13歳
男性の平均寿命が女性に比べて短い要因は様々です。
読者の皆さんもよくご存知の男性ホルモンによる問題もその一つです。
男性ホルモンは、血管や脂質代謝に悪影響を与える可能性があり、血管障害でもある心筋梗塞や脳梗塞による障害を起こしやすくなります。
当然、食べるものにも影響しますが、喫煙や飲酒もその要因の一つになっています。
筆者もご多分に漏れず、60歳を前にしてとても痛い目に遭いました。
そんな痛い目に遭った皆さんが増え続け、自分のことを真剣に考えるようになってきたのかもしれないと筆者は考えています。
筆者は元々大の嫌煙家で、たばこは吸いません。
サラリーマンを卒業してからは、お付き合いの飲酒の機会も激減し、家での晩酌もコップ1杯くらいしか飲まなくなってしまいました。
気分転換に効果があるお酒も嗜む程度が一番いいのかも…
喫煙や飲酒は当然のこと、脂質を含んだ食べ物にも注意する。
でも、男性の場合はもう一つ注意すべき大事なことがあると筆者は思うのです。
それは「働く(働き続ける)」ということです。
筆者は昨年、大学での研究活動の関係もあり、約1年間(現場)仕事から遠ざかりました。
するとどうなったかというと…
身体を動かす量が減ったことで、体調に様々な異変が生じるようになったのです。
「どうも調子が悪いよな…」
なんとも言えない感じです。
働いていない面、身体は楽なのですが…
なんかおかしいぞ…
今年の春からまた活動を開始してみると、その体調が大きく改善したのです。
忙しいので、体調不良なんて感じている暇がないのかもしれませんね(笑)
夜は疲れ切っているせいか、夜中に目が覚めることも少なくなっています。
仕事がひと段落した際に、いつも通う温泉の後はぐっすり眠れます。
朝から身体を動かし、良くない頭を酷使する…
働くことで、頭と体を同時に動かすことができます。
ようするに、働くことで体調を(良い状態に)維持できるのです。
「男にとって働くことはとても大事なこと」
学校を出て、60過ぎまで働き続けた方が殆どです。
仕事が身体に染みついているのですから当然のことかもしれませんね。
男にとって働くことは人生そのもの…
そんな想いを新たにしているところです。
仕事に戻って数か月、身体は疲れていますが、昨年のような体調不良はありません。
長い間、ずっと働いてきて、身体が仕事を覚えているのでしょうね…
当然のことなのかもしれませんが…
梅雨真っただ中で天気もスッキリしませんね… 働いていないと体調ももう一つの状態が続きます
働く高齢者が増えた
筆者が仕事で使う電車の中でも、毎朝たくさんの働く高齢者の皆さんを見かけることができます。
いつも騒がしい学生やサラリーマンに混じって、高齢者と思われる方々が職場へと向かっているのです。
服装からすると、おそらく非正規のような働き方なのだろうと推測はつくのですが、(筆者には)皆さん割と元気に見えるのです。
朝から(疲れからなのか)爆睡しているサラリーマンの横に、働く高齢者の皆さんが目立たないようにポツンと座っているこの風景は、この数年前から増え続けているような気がします。
多い時には1つの車両に10人近くの働く高齢者の皆さんを見ることができることもあります。
見かけではわからないのですが、健康状態は維持しているように感じるのです。
男にとって働くことの効果は意外にも大きいのかもしれませんね。
働いていたら嫌な目にも辛い目にも遭う…
若造に命令されるなんて、まっぴらごめんだ…
お金に困っているわけじゃないのに、なんで無理して働くんだよ…
こんな声も聞こえてきそうですが、働かない高齢者の皆さんは反面結構苦労もしているようです。
筆者の住む街でも、朝から散歩しながら一生懸命歩いている高齢者の皆さんが多いようです。
そう、体力と健康の維持の為に努力しておられるのです。
ただ、一つ心配なことが…
どなたも笑顔もなく、元気なようには見えないのです。
筆者は「努力義務」のような雰囲気に感じてしまいます。
身体を動かさなければ、筋力が落ちていく…
頭を使わなければ、認知症が近寄ってくる…
特に男性は退職後に(社会的に)孤立しやすいだけでなく、血管障害やうつ、認知症による影響が出やすいのです。
画像素材:いらすとや 働く高齢者が増えました でも、働ける職種は限られたままです…
筆者の身の回りにいるある高齢男性も仕事を退職後に、急激と言っていいほど認知症が進展しています。
この男性60代後半まで働いていました。
ただ、働かなくなってから数年で変化が起きているのです。
やっぱり男は元気なうちは、働いていた方が良いと筆者は感じています。(あくまでも筆者の感想です)
ただ、高年齢になるとなかなかその働くということが難しくなる。
この国の社会の中には「年齢差別」がまだ根強く残っているからです。
そんな社会を変えることができれば、
もっと元気な高齢者を増やし、
そして社会保障費の暴騰も抑え込むことができるかもしれないのですが…
そして、働いて少しでも収入があれば、
将来の不安を軽減するだけでなく、この国の経済にも貢献できます。
高齢者が「気持ちよく」自身の持っている能力を最大限に発揮させて働くことができる社会になれば、この国は大きく変わることができると筆者は考えています。
(元気な)高齢者の皆さんをこの国の資産と考えれば簡単なことなのですが…
男がシッカリしていれば
多くの高齢ご夫婦の住むお宅を訪問させて頂いて思うことがあります。
たいていのお宅は、
元気な奥様に(病気等で)弱った旦那様…
このパターンが多いのですが、
数は少ないながらも、その逆も存在しています。
画像素材:いらすとや 見ていて仄々とするこんな老夫婦が増えることを願うばかりです…
元気な旦那様が、少し弱った奥様を介護しています。
優しくてしっかりものの旦那様。
そんなお宅には、ほほえましい雰囲気と暖かさを感じます。
男(旦那様)が健康でシッカリしている高齢者宅は、盤石な雰囲気が漂っているのです。
やっぱり男がシッカリしていれば…
超高齢化社会の真っただ中にいるこのニッポン、
元気な男が増えないと乗り切ることができません。
社会の中で女性が活躍できるようになりました。
でも、この国は今まで男が支えてきました。
これからも男が社会を支えて欲しいと願うばかりです。
その為には、高齢になっても(できる限り)健康を維持して、社会に貢献できる立場であり続けたいですね。
これからも元気な男どもを増やしていけるヒントを探し続けていきたいと思います。
今回の記事は、働く高齢者が増えている社会について書いてみました。
今回の記事も最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。






