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エイジングインプレイス Part1

2018年10月28日
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健康労働年齢と健康自立年齢

 

誰もが1年たてば1歳年を取ります。否が応でも人間は老いていきます。

「食」や「運動」で老化を遅らせる方法はありますが、体が弱っても自立
する為の準備がとても重要です。

健康で働ける年齢(健康労働年齢)を上げることも重要ですが、健康で
自立して生活が可能な年齢(健康自立年齢)を上げることも重要なのです。

それも弱る前の前期高齢期や高齢予備軍といわれる時代の準備が極めて
重要になってきます。

少し弱っても住み慣れた自分の家で、そして地域で生活できることは誰も
が願うことです。

 

エイジングインプレイスとは

 

話しに入る前にまず、エイジングインプレイスという言葉の意味を少し
説明しておきます。

後期高齢期になると多くの方が高齢者施設に入るケースが増えると思います。

でも高齢期の方々にアンケートを取ると、死にたい場所は圧倒的に自宅と
答えるケースが多いのです。

住み慣れた場所で最期を迎えたいという想いは自然なことだとも言えます。

筆者は以前、高齢者施設の施設長とお話しをしたことがありました。

“施設に入られる方々は自分の意志で入るのですか”

という筆者の質問に施設長は、

“いえ、殆ど全員が騙されて入所されます”

と答えられました。

自立生活が難しくなると、家族(子や孫)が高齢者である親や祖父母の
ことが心配になり、施設に入所させるようです。

最初はしぶしぶ施設での生活を始めますが、慣れるにしたがって家に帰る
ことを諦める方が多いのだそうです。

でも言葉では家に帰りたいという本音が出るとのこと。

このように自立が難しくなった時点でイコール施設となるわけですが、
その背景には独居の高齢者(独居世帯)の急増と核家族化(子供とは離れ
て暮らす)が背景にあります。

ところでなぜ自宅がいいのか。

それは自宅が住み慣れた環境であること以外に地域との関係が大きいと
いえます。

自宅の周りには、

行きつけの赤ちょうちん、
行きつけの散髪屋(理容室)、
行きつけの商店、
行きつけの・・・ そう地域には行きつけの場所がたくさんあるのです。

この行きつけという場所は、自分の「居場所」という言葉に置き換えることができます。

自分の居場所があることに人は安心をするのです。

エイジングインプレイスという言葉は、「脱施設(介護)」とも置き換えることができますが、長く住み慣れた「居場所」がある地域・自宅に住み続けることを表す言葉なのです。

住み慣れた自宅や地域に住み続ける為には、高齢になっても自立して生活
することが可能なように、居場所の環境を整備しなければなりません。

それも心身が弱る前に環境を整備できれば、安心して後期高齢期を迎える
ことができます。

 

選択肢はたくさんある

 

選択肢はいくつもあります。多様性の時代でもあります。

最近増えているサービス付き高齢者住宅(以降ブログでは「サ高住」と表
現します)等の高齢者施設には、健康を維持しているご夫婦も多く入居し
ています。

その理由は、看護師や職員が常駐して安心だと思いきや、奥様が3食の
支度をするのは面倒だからだそうです。

最近賃貸も含めた高齢者マンションや集合住宅も増えています。

サ高住のように食堂や共同浴場等の便利な共用設備を設け、緊急通報設備
や職員の常駐サービスも完備している施設が増えているのです。

最近の施設はかなり設備やサービスが充実しており、その内容を知って
おくのも大切かもしれません。

 

参考情報

 

 

でも、お金が十分にある世帯であれば、このような選択肢も可能ですが、
金銭的な面も含めて将来に少しでも不安のある世帯ではそうもいきません。

次の記事では、エイジングインプレイスの為のいくつかの方策をご紹介してみたいと思います。

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。