リノベーションには愛が必要(2/3)
あっと驚く仕組み
それでは、前回の記事でご紹介した自宅のリノベーションの中身について詳しくご紹介をさせて頂きます。
リノベーションの中身は感心させられるものばかりでした。
前記事の高齢者向け分譲マンションを見た時には「フ~ン」といった感じ
でしたが、今回は、「そういうことか・・」「なるほどね」「これは凄い」と感心させられるものばかりだったのです。
それもそのはず子供から親への愛情たっぷりのスパイスが効いていました。
【まずは台所】
村上さんのご両親はとっても料理好きなのだそうです。
お父様もよく台所に立たれていたとか。
その台所には凄い仕組みがたくさんありました。
不要なものは取り去り、高齢になっても台所に立てる仕組み満載です。
そして据え置きの家具は一つもなく、とてもシンプルでした。
使い勝手+リスク回避+防災対策が考え抜かれていました。
シンク(調理場)は独立して台所中央へ
台所の壁にあった窓は完全に取り除き、シンクは独立して台所中央に移動。
窓は撤去し、その跡のスペースにはお鍋や調理器具を掛けるスペースに。
単に収納するのではなく、使い勝手を優先しています。
もちろんシンクの下部は空いていて座って作業ができます。
窓があったスペースには、お鍋や調理器具がたくさん掛かっていました
作業台下部も座ることができます
ガスレンジ横の調理スペースも座って作業ができるようになっています。
そして中央のシンクの周りは車いすでも移動が可能なスペースが確保されていました。
車いすでも自由に移動が可能なスペースを確保
そして食器棚は内装の雰囲気とも調和した造り付け家具になっていました。
この台所、よく見ると据え置き型の家具は一つもありません。
大阪でも最近大きな地震がありましたが、地震が来ても倒れるものがありません。
筆者が最も驚いたのは、台所の横にある収納ルーム(パントリー)。
ウォークインクロゼットではなく、ウォークイン食材倉庫。
扉を開けると、少し狭いですが窓のない倉庫が出現しました。
何とかヒト一人は中で作業ができます。
両側と奥面の壁際に何層もの物置台(棚)があり、食材(乾物や缶詰等)や調理用品が保管されています。
あれどこにあったっけ?と探す手間も省けます。
高齢になるとどうしても認知症のリスクは出てきます。
探し物を一か所にまとめておくのは良い考えではないかと思いました。
この倉庫、全ての棚に手を伸ばすだけでモノが出し入れできます。
そして全ての棚は顔の高さまでで、高所にはモノは置いていません。
通常の家の台所には高所に棚や収納が多く、高齢になると手が届かないばかりか怪我をするリスクが増えます。
台所に潜むリスクを取り除けば、こういう形になるのかと感心させられました。
以前の記事でもご紹介したとおり、筆者も料理好き、こんな台所なら欲しいと思ってしまいました。
読者の皆様、台所のあっと驚く仕組み、いかがでしたか。
次回の記事では、ダイニングや水周りのあっと驚く仕組みについてご紹介させて頂きます。
今回の記事も、最後まで読んでくださりありがとうございました。
感謝申し上げます。