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人生100年時代の為の環境整備 Part1【い・しょく・じゅう】 の【い】

2018年10月23日
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人生100年時代に向けた最大化と最小化

 

人生100年時代に対応する為には、ただ単純に寿命を延ばすだけではなく、健康寿命を延ばさなければなりません。

健康状態を長く維持し、健康寿命を最大化させることにより、働いたり、
社会貢献できる期間をできる限り延ばすことが重要です。

その反面で要介護期間を最小化させる必要もあります。

最近の調査では、高齢者の健康寿命は延びているけれども、要介護期間も
延びているという結果が出ています。

要介護にもレベルがあり、要介護になったとしても、住み慣れた自宅や
地域内で最低限の介護を受けながらでも、できるだけ自立した生活が
したいものです。

その結果として、家族や親族への負担も最小限にすることができます。

この最大化と最小化を実現する為には準備が必要です。

それも高齢期に入る前から準備することが重要であると考えています。

その準備とは心身の衰えを遅らせることだけではなく、環境整備もとても
重要な要素となります。

超高齢社会を生き抜くための地域生活環境整備が必要といえるのです。

今回の記事ではその環境整備について「い・しょく・じゅう」の観点で
まとめてみたいと思います。

「い・しょく・じゅう」といわれてもピンとこないかもしれませんので、
まず全体的な概念図を示しておきたいと思います。

筆者は大きく分けると、3つの環境整備が必要になると考えています。

 

 

 

 

【い】

ケア・サポート・コミュニティ環境:医療や介護等のサポートや日常の
居場所といった日常の生活のために必要な環境整備

【しょく】

働く・食生活・触れ合う環境:社会貢献も含めた働く環境、健康でいる
ための食生活環境等社会で生活していくために必要な環境整備

【じゅう】

自宅や地域内の居住環境:居住環境や移動環境等生活の利便性や生活の
質を向上させるための環境整備

 

この3つの環境整備について、今回の記事から3回の記事に分けて筆者の
考え方を述べてみたいと思います。

 

 

【い】は、ケア・サポート・コミュニティ環境の整備

 

まず、最初の【い】は医です。

国は地域包括ケアの制度確立の為に、医療・介護サービスの保障体制強化
を進めています。

学区単位に設置が進んでいる地域包括センターを中心に医療と介護が力を
合わせて、「どこに住んでいても、その人にとって適切な医療・介護
サービスが受けられる社会へ」を目指しています。

我々は介護やケアが必要になった時に調査するのではなく、高齢期に入る
前から地域の包括ケアの体制について確認しておく必要があります。

自治体の中にも相談できる窓口がありますが、最近は地域の中核病院の
中にも「地域包括ケア担当」を設置する病院も出てきました。

行きつけの病院の体制についても興味をもって頂き、相談できる窓口を
確認しておくのも無駄にはなりません。

国が進める地域包括ケアの知識をキチンとつけておくことが、ご自身の
こと、配偶者のこと、自分よりも先に介護が必要になるご両親のことを
考えるうえで大事なことではないでしょうか。

各自治体では、団塊の世代が後期高齢者に入る2025年に向けて、3年
ごとの介護保険事業計画の策定・実施を通じて、地域の自主性や主体性
に基づき、地域の特性に応じた地域包括ケアシステムを構築していくこと
になっています。

自分たちが住んでいる地域がどのような方針・指針で医療・介護といった
ケアシステムを構築していくのか確認しておくことが重要になります。

地域包括ケアシステムのように自分たちが住んでいる地域の社会環境は
大きく変ろうとしています。

その環境変化を知る手段を持っておくことは非常に重要なことでも
あります。

2つ目の【い】は居(場所)です。

この居場所はPart2の記事でご紹介する触れ合いを意味する【しょく】の
触と関連があります。

特に事情があり、単身で生活をする場合、高齢になるとどうしても家に
引きこもりがちになることが多いという報告がなされています。

外出頻度が少なくなると、歩行障害や認知症のリスクが大幅に高まります。

家に引きこもらず外に出て心身を活動させることが健康維持の鍵になる
のです。

この居(場所)は自宅以外の居場所を指します。

普段から地域の活動に積極的に参加したり、できる限り仕事をして社会
参加することが重要になります。

ここでも高齢期に入る前にその活動を始めることが大事です。

特に長年会社勤めをして退職すると、人とのお付き合いがガクっと減って
しまい、人と会う機会が激減する方が多いのです。

社会貢献も含めて働くことが一番ですが、それができない場合でも手段は
いろいろあります。

ご近所の清掃活動等の環境活動や自治体のイベントに参加することでも
人との交流の場を高齢期に入る前につくることができます。

小さなことから始めることの方が難しくないのではないでしょうか。

筆者も40代から多くの異業種交流会に参加していますが、人付き合いが
増えるだけでなく、風土も環境も違う社外の方から多くの刺激を頂くこと
が多く、とても勉強になっています。

この居場所をつくること、Part2の【しょく】の記事でも補足してみたいと
思います。

 

この【い】は、高齢期に入る前にご自身のケア・サポート・コミュニティ(孤立防止)の環境を整備することになります。

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。