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災害弱者をどう救うのか?

2020年07月27日
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今年も昨年に引き続き大きな水害が発生しました。

7月に入り、もう少しで梅雨明けが見えてくる頃に起こったこの災害、
またたくさんの方の命を奪いました。

残念で仕方がありません。

被害を受けられた方々の大部分が、災害弱者といわれる高齢者でした。

 

繰り返される高齢者施設での被災をどう防ぐのか。

 

コロナ禍で疾病弱者であることが再認識された高齢者は災害弱者でも
あります。

 

今回は、高齢者の皆さんをいかに災害弱者や疾病弱者にしなくて済むの
かという課題について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse こんな穏やかな流れだと安心なのですが

 

 

 

 

経験や知識が活かされないのはなぜか?

 

 

今回のコロナ禍の影響で、国は非常事態を宣言し、経済活動を止めて
まで外出自粛を要請しました。

そうしなければ人がたくさん死ぬことになるからです。

しかし、自然災害については常に後手、後手となっています。

毎年のように梅雨や台風の季節には水害が襲ってきています。

残念ながら地球規模の温暖化の影響で、避けることは不可能です。

国は過去にどれだけ浸水地域が発生し、被害が出たのか分かっている
はずです。

そしてどこが危ないのかもわかっています。

もっと早めに対策を練って実行する必要性があるのではないでしょうか。

 

気象庁は、5段階で避難指示を出していますが、個人の行動には差が
でます。

そう災害弱者であれば、避難しようにも避難ができない場合もあります。

災害弱者の集まる施設についても、介護や医療の専門家はいても、
災害の専門家はいません。

自治体はハザードマップなるものを住民に提示はしていますが、情報を
示すだけでは結果はこれからも変わりません。

そんな自治体にも専門家の存在はありながら、「総合知」をもった
コーディネーターはいないのです。

 

そして、大きな災害が発生する時には必ず特定の条件が重なりあうこと
も確認されています。

 

そう、想定外という言葉。

 

専門家でも想定外には対応できない場合があります。

そんな時に重要なのが「総合知」や「庶民知」の力

地域には、こんな「総合知」や「庶民知」を集める機能(人)が必要だ
と筆者は考えています。

高齢者施設を考えた場合、避難方法や避難経路だけでなく、その立地
条件を考慮に入れた対策も必要です。

地域の事は、地域の方が一番よく知っています。

東北の時も今回の熊本の施設でも、施設の横に河川が存在していまし
た。

建築時からまったくリスク管理ができていません。

そこには、総合知や庶民知はまったくといっていいほど活かされては
いないのです。

これらの災害は、総合知が活かされていない良い例なのかもしれません。

 

でも、それでたくさんの命が奪われることになるのです。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse

 

 

 

泣き寝入りの文化を捨てよう!

 

 

地震や水害による被害が大きいと政府は激甚災害に認定し、復興にお金
を出します。

でも、被災された方々の大きな負担なしには復興はできていないのが
実情です。

いつも、いつも、仕方なく我慢することで時間が過ぎ、いつのまにやら
風化していきます。

 

筆者はもうそんな泣き寝入りの文化は捨てるべきだと思うのです。

もっと根本的な政策を国に訴えるべきだと思います。

そうしないと、また来年同じことを繰り返します。

そして、また我慢して泣き寝入ることになる。

この泣き寝入りの文化は、災害だけに限りません。

どこかの国の船が日本の領海に侵入し、日本の漁船を追いかけまわして
も何もできずに泣き寝入り。

何度交渉しても約束を反故にされて、まったく進まない領土問題。

この国には泣き寝入りの文化・風土が染みついているのかもしれません。

このままいったら、100年後も解決できずに同じことです。

もういい加減こんな文化は捨てるべきではないでしょうか。

 

人口は減少し、高齢化の進展で災害弱者や疾病弱者が増えていく。

国力は確実に落ちていきます。

国力を維持している間に、やることは一杯あるのです。

 

災害対策、インフラ老朽化対策、少子高齢化対策、そして外交も。

 

今見直さなければ、本当に大変なことになります。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse
モクレンの花言葉は「忍耐」 でも、我慢にも限界が

 

 

 

Heart distance

 

 

高齢化の進展で災害弱者が増える中で、どのように災害弱者を救うのか。

今まで、災害が起こるたびに現地の復興を支え続けてきたボランティア
の皆さん。

高齢者の多い地方では、ボランティアの皆さんの活動が欠かせない存在
でした。

今回はコロナの影響で動けない人も多いのではないでしょうか。

ソーシャルディスタンスという言葉が復興に暗い影を落とすかもしれま
せん。

 

そんな中で期待したいのが、「Heart distance」

 

物理的な距離はおいても、心の距離は近づけたい。

思いやりと援助の気持ちは届けたい。

テレワークだけでなく、Heart distanceのためにITを活用すべきです
ね。

そうすれば、被災された方々の心が温まります。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse

 

 

 

なんでもかんでもお金で済まそうとするこの国の体質を変えるきっかけ
になるかもしれませんね。

 

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、感謝申し上げます。