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超少子高齢化の未来を知る

2020年12月08日
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先日地元自治体が主催する市民参加のワークショップに参加してきまし
た。

ワークショップのテーマは、表向きには市の未来図を描こうというもの
でしたが、冒頭の市からの説明を聞くと、少子高齢化による人口減少に
どう対応してくのかという影のテーマをハッキリと理解することができ
ました。

 

大阪と神戸のベットタウンとして発展し、平成8年までは10年連続で
人口増加率日本一に輝いたこの街も、この国と同様に人口減少の局面を
迎えています。

 

人口減少や高齢化による税収の落ち込みとともに、高齢化による社会
保障費の急騰がハッキリと予測できます。

明らかに市の財政がひっ迫していく中で、どのような未来を描いていく
のか。

 

この問題は筆者の地元だけの問題ではなく、日本中の自治体が頭を抱え
る問題なのです。

 

今回の記事は、超少子高齢化に悩む自治体について考えてみたいと思い
ます。

 

 

 

JRと私鉄の駅近にある市役所の展望台からニュータウン方向を望む
丘陵地の上を切り開いたニュータウンに人口が集中しています
人口増加率10年連続日本一となったこの街にも少子高齢化による
人口減少の波は襲いかかります

 

 

 

知ることの意義

 

 

今回のワークショップは、土日開催で3回に分けて行われました。

参加した市民は、3回の合計で100名程度。
(但し、市の関係者がかなり参加していたので、実質は60~70人程
度が市民と思われます)

 

市の職員と市がプログラムを委託しているコンサルや地元の大学生を含
めると結構な人数になりますが、まだまだ市民の数は少ないのが実情で
す。

ただ集まった市民は、とても意識の高い方ばかりですので、積極的な
意見が交換されていました。

市の現状説明の後、2日間のプログラムはスタートしました。

プログラムの最初は、「10年後を想像する」ことから始まりました。

10年後、自分は何歳になっていて、何をしているだろうか?

10年後の生活で「楽しみなこと」「心配なこと」を7~8名のグルー
プに分かれて話し合いました。

 

コロナ禍で今日明日の事で精一杯という人も多いかもしれませんが、
こんな非常時にこそ長期での視点は大事なことかもしれないと感じました。

 

読者の皆様も一度考えてみてください。

 

10年後いくつになっているでしょうか。

生活基盤は盤石でしょうか。

子供の教育費や生活費はどのようになっているでしょうか。

健康状態は維持できているでしょうか。

心配ごとはどれくらいありますか?

その心配事に対応策はありますか?

 

楽しみより、結構心配ごとが多くある方が多いのではないでしょうか。

 

 

 

ワークショップの議論では、様々な意見が出ました
人それぞれ意見があって、個性がでます
(木にも個性があってそれぞれ色(紅葉)が違いますね)

 

 

 

超少子高齢化は、個人の生活にも大きく影響を及ぼします。

 

社会保障費は今後も鰻登りに上昇していきます。

 

給与天引きされている健康保険、年金、介護保険等全てが増えていくの
です。

 

それも給与が上がらなくなっている中で、です。

 

そして国や自治体の財政が厳しくなれば、間違いなく生活に関するサー
ビスは悪化していく方向にあります。

 

既に国は、後期高齢者の医療費の見直しに着手しています。

 

今後も国民の負担は今以上に増加していくのです。

 

 

 

筆者の住む街は、歴代の県知事が「日本一美しい街」と称しただけ
あって自然が豊かで子供を育てるにはとても良い所です

 

 

 

キチンと知れば行動は変わる

 

 

先日の記事で大阪都構想について取り上げてみました。

 

大阪都構想は2度の(選挙での)否決で消滅しましたが、大阪市長も
府知事も「子供たちの世代に課題を先送りしない」為にと訴えてきま
した。

 

選挙に先立って府民への説明がなされていましたが、数時間の説明で
何が分かるのでしょうか。

今回筆者が参加したワークショップにようなものに多くの府民が参加し
ていれば、選挙の結果は大きく変っていたと思います。

 

キチンと将来を知れば、行動は変わるのです。

 

そんな将来を理解した上で、自分の住む街を、住み慣れた街をどうして
いきたいのか考える市民が増えていけば、もっと具体的なアイデアも
市民の行動も増えていく筈です。

 

筆者が参加したワークショップでも、「どんな街にしていきたいのか」
をグループで討議した後、そのために自分は何ができるのかという点ま
で踏み込んでいました。

2日間の検討では、すぐに良いアイデアを出せないまでも、このような
検討を続けていけば市民が育つかもしれません。

 

結果として、良いアイデアを出すのはコンサルでもなく、大学の先生で
もなく、住み慣れた街に愛着を持つ市民なのかもしれません。

 

今回ワークショップに参加した市民は半分以上が高齢期の方々でした。

若い方や中年の市民は意外と少なかったのです。

もっと幅広い層の市民が自分たちの街をどうしていくのかを考える機会
や仕組みが増えることを祈るばかりです。

 

 

 

湖畔を活用したキャンプ場にも人影が無くなりました
子供たちの世代にもう一度街に帰ってきてもらう必要があります
少子高齢化の対策には、以前の記事でもお伝えしたソーシャルミック
スが効果大なのです

 

 

 

夢を描くことが大事

 

 

筆者はこのワークショップに参加している間、この活動は企業にも
お勧めだと感じました。

コロナ禍で苦戦を強いられる企業の中には、異業種への出向等で雇用を
守る取り組みが進められています。

 

ただ、会社が決めたことを実行するのではなく、こんな時だからこそ
「自分の会社をどうしたいのか」を会社に愛着を持っている社員が考え
る。

この取り組みは、バブル崩壊後には多くの企業で実践されていました。

苦境を乗り越え、夢のある会社にするためにどうするのか。

 

筆者も在籍していた会社で幾度となくこんな取り組みに参加した記憶が
あります。

 

経営が厳しくそんな余裕がないという意見もあるかもしれませんが、
こんな時だからこそ社員が夢を持てるような取り組みが必要なのだと
思います。

 

厳しい局面を乗り越えるには、やはりが必要です。

 

筆者は、政府にも声を大きくして言いたいです。

 

GoToやその場限りの施策を打つのではなく、この国の将来に夢を描け
る政策が欲しいと。

 

コロナ禍で国民が疲弊し、道に迷う今こそ。

 

 

今回の記事は、筆者の地元で開催されたワークショップで感じたことを
記事にしてみました。

 

筆者の想いが強すぎた内容になり、お詫びいたします。

 

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

次回の記事は、12月13日頃に投稿予定です。

コロナ第3波の影響で多くの高齢者施設でもクラスターが発生する
中で、先日筆者は高齢者施設へと足を運ぶ機会がありました。

次回は、そこでの体験をもとに記事にしてみたいと思います。

是非お付き合いください。