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自分の42℃を見つける

2023年03月25日
19

高齢期にもなると悩み事も少なくなると思いきや、実は厄介な悩み事も
増えるようです。

 

社会人をリタイアする頃には子育ても終わり、住宅ローン等の借金問題
に悩まされることもなくなります。

 

勤め先でのややこしい人間関係も無くなり、お金の心配も無くなるわけ
です。

 

年金問題が横たわっている為、心配事が完全に無くなるわけではありま
せんが、そんなに深刻な悩み事があるとは思えません。

 

あるとすれば、歳を重ねるごとに増していく健康に対する不安(悩み事)
くらいと思っていました。

 

でも、高齢者の皆さんと話をすることが多い筆者の耳には、とても気に
なる心配事(悩み事)が入ってくるのです。

 

 

スカッと晴れるわけでもなく、なんかスッキリしない天気のようです

 

 

歳をとると変わる関係性

 

 

高齢者の皆さんにとって一番の悩み事は、子供との関係性のようです。

 

小さい頃は立場も違う為に、悩み事に発展することはあまりなかったの
ですが、子供も大人になり、自分で生活するようになると、親との関係
性は次第に変わってきます。

 

その関係性の変化は、どうも言葉の変化として現れるようです。

 

特に親と子供が同居している場合に、多くの問題が発生しています。

 

チョットした一言が、どうも高齢者の皆さんにとっては引っかかるので
す。

 

筆者の子供の頃は、親との同居は当たり前でした。

 

平均寿命も今のように長くありませんでした。

 

60代で亡くなることは、決して珍しいことではなかったのです。

 

親と子供が同居する期間は、今のように長くはなかったということです。

 

そう、長くなった分、関係性を維持するのが難しくなったといえます。

 

体調が気になって、バイタルを計測して欲しいと、筆者のところにやっ
てくる高齢者の皆さんは、高くなった血圧値を見てポツリと溢します。

 

「腹の立つことが多いのよね(女性)」

 

「これじゃ…血圧も上がっちゃうわね…」

 

(同居する)子供からの一言がどうも引っかかるようなのです。

 

 

血圧が高い時は、自律神経が安定するようにノンビリと日光浴がいい…

 

 

同居だけではない

 

 

親と子供の関係性についての問題は、同居の場合に限った話しではあり
ません。

 

親が心配な(特に遠方に住む)子供は、安心な施設に親を入れようとし
ます。

 

住み慣れた自宅で死ぬまで住みたい親と、転倒等の事故や認知症が心配
な子供の考えが、真っ向から対立することも少なくありません。

 

言葉だけでなく、考え方でも対立することがあるのです。

 

筆者が勉強していた“とある施設”では、入居していたご夫婦がしょっち
ゅう遠方に住む子供に手紙を書いていました。

 

その驚きの内容はというと…

 

「ここ(施設)から出さなければ、ベランダから飛び降りるぞ!」

 

という半ば強迫じみたものでした。

 

親と子供の考え方は、ここまで乖離するものかと考えさせられました。

 

 

高い所から飛び降りるという発想はよくないと思いますが…

 

 

老いては子に従え?

 

 

「老いては子に従え」という言葉があります。

 

この言葉自体は仏教や儒教道徳の教えのようで、三従の教えの中の一つ
なのだそうです。

 

幼少期には父兄に従い、結婚をしたら夫に従い、夫の死後は子に従う、
ことを指している三従の教えの最後の部分となります。

 

主に女性が守るべきものとされていたもののようですが、最近では高齢
の男女をさして扱われることが増えたようです。

 

でも、近年この言葉を使うことは余りないようにも感じます。

 

ただ、筆者が調べてみると、この言葉にはいろいろな解釈があり、生活
の経済的な基盤が子供に移ったのだから子供に従えという意味だけでは
なさそうなのです。

 

今迄子供は親に従ったけれども、親が歳をとったら、お互いがお互いの
立場を尊重するようにという意味にも取れるそうです。

 

今迄は親の立場の方が強かったのですが、親が歳をとれば子供の意見も
キチンと聞きなさいよということになるのでしょうか。

 

人生が長くなったことを、老いも、若きも、理解して、お互いを尊重し
ながら会話する。

 

これはこれでとても大事なことだと思うのです。

 

上記のように子供の言葉が引っかかる女性も、自分から子供の立場を尊
重して言葉を発すれば、子供の言葉も変わっていくのかもしれませんね。

 

もしかすると、子供の言葉は、ご自身の言葉の影響を受けているかもし
れないのです。

 

子供からではなく、人生経験の長い親から変っていけば、家庭内の雰囲
気を変える事ができるかもしれませんね。

 

 

 

自分の42℃を見つける

 

 

お風呂でいうと42℃が一番気持ちがよい温度らしいです。

 

自分の42℃を見つけた人が幸せになれるのかもしれません。

 

できれば自分だけでなく、自分の家族や周りにいる人も幸せな気分に
できるような努力も必要なのかもしれませんね。

 

 

筆者がストレス発散によくいく温泉の露天風呂です 良い湯加減です

 

 

「いい加減(良い湯加減)は、よい加減」

 

希代の狂言師 野村万之丞の言葉ですが、自分自身にとっての最適を
見つけることが重要であると感じます。

 

その為に、自分の言葉と行動を変えていく。

 

そうすれば周りの言葉も変わっていくのかもしれないですね。

 

 

今回の記事は、高齢者の皆さんの悩み事を聞きながら思ったことを記
事にしてみました。

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。