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孤独死を防ぐ方法はあるのでしょうか?

2024年05月25日
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先日テレビでニュースを見ていると、岸田首相が深刻な面持ちで会議に
出席していました。

 

また政治家の裏金問題か…

 

と思いきや

 

会議の議題はそうではなかったのです。

 

その会議の中で論議されていたのは、高齢者の孤独死についてでした。

 

今年(2024年)の1月から3月までに確認されたその数は、なんと
1.7万人…

 

僅か3カ月の間にです…

 

まさに絶句状態です。

 

このままの状態で年間推計すると、その数は6.8万人に達するとのこ
とでしたが、この数字、氷山の一角かもしれません。

 

あくまで把握できた数字だからです。

 

でも、地方の街がそのまま孤独死で丸ごと消えてしまう勘定なのですか
ら驚きです。

 

そんな深刻な状態ゆえに、政府も孤独死の実態把握に重い腰を上げたよ
うです。

 

 

筆者の家の前には大きな公園があります 今はツツジが綺麗です
家の前にはゴミステーションがあり、ゴミ出しの日には烏対策でご近
所が連携します ゴミの日は安否確認の日にもなっています

 

 

孤独死がなぜ問題なのか

 

 

上記でご紹介した数字は高齢者に限った数字で、それ以外の世代の孤独
死を含めるともっと大きな数字になります。

 

ただ、高齢化の進展とともに、高齢者が占める割合はこれからも増えて
いくのは間違いなさそうです。

 

以前の記事でも何度もご紹介しているように、高齢者の独居が増えてい
るのですからある意味仕方がないのかもしれませんが…

 

このお一人様、これからも増えていきそうです。

 

結婚しない人も、決して若い世代だけではありません。

 

随分と前から男性は4人に1人、女性は7人に1人は、結婚という選択
をしていません。

 

少し古い統計数値なので、今はもっと増えているかもしれませんが…

 

結婚しない = 少子化(人口減少)

 

だけではなく、

 

加齢とともに孤独死のリスクも増えていくことになるのです。

 

少子(高齢)化が生み出すリスクは、消費の減退(経済の衰退/国力の
低下)だけではなかったのです。

 

思わぬ副産物(孤独死や孤立死)をも生み出すことになるわけです。

 

「高齢者が増えて、独居が増えたから仕方がない…」

 

では済まされない状況がすぐそこまでやってきています。

 

 

以前に記事でもご紹介した「国力」の簡易図です
ここに新たなマイナス要素が増え、人口が減り、社会への影響も大きい
交通事故や病気で亡くなる方は減っているのに孤独死が増えていきます

 

 

社会の力が落ちているのか

 

 

先日、ニュースで地域を見守る民生委員の確保ができないということが
大きな問題として報道されていました。

 

地域で(地域住民の)見守りの役目を果たしてきた民生委員が不足して
いるようなのです。

 

高齢化の進展と共にその役割は複雑化し、より難しいものになりつつあ
ることを考えると、更に担い手が少なくなっていくような気もします。

 

社会の力が落ちているというよりも、抱えている問題の複雑化により、
今迄のやり方では対応ができなくなっているのではないかと感じます。

 

今迄存在していた「地域力」や「家族力」をもう一度再構築していく
必要があるのではないかとも考えられるのです。

 

この社会が持っている仕組みや機能をもう一度考え直す時期に来ている
のかもしれません。

 

そうしないと、社会の持っている力が急速に落ちていきそうな気がする
のです。

 

なぜかというと、

 

最近、新自由主義で市場に任せっぱなしが本当にいいのかとても疑問に
思うことがたくさんあるからです。

 

例えば、弱ってしまった高齢者の受け皿である高齢者施設…

 

高齢者施設は、異業種からの参入で山のように増えてしまいましたが、
それらの施設をお金儲けの手段として狙っている人たちもいるからです。

 

この国で急速に増えている高齢者が(良くない形の)お金儲けのターゲ
ットになっていないかと本当に心配です。

 

地域を守る仕組みが、市場任せでいいのか…

 

これからも、民生委員のような仕組みでいいのか…

 

考え直す時期なのかもしれませんね。

 

地域力ということを考えると、地方でもドンドン増えている「タワマン」
も問題が多いかもしれません。

 

急激な人口増加を問題視して、建設を規制している自治体もありますが、
隣人との接点や地域力のこと、そして住民が高齢化した時のことを考え
ると問題点も少なくないと考えているからです。

 

 

筆者の地元神戸の街も一部のエリアでタワマン規制がなされています
市長さんも「数十年先、タワマンは廃虚化する可能性が高い」と指摘
していました

 

 

隣りに誰が住んでいるのかもわからない…

 

もともとそんな煩わしさから解放されたい方が住んでいるのかもしれま
せんが、年齢を重ねれば建物も含めていろいろな問題が起きてきそうで
す。

 

その問題に気付かない。

 

それは誰もが、

 

自分が歳をとった時のことを考えていない

 

ということなのかもしれませんね。

 

普通のマンションのように建て替えの時にどうするのでしょうか。

 

災害等で、大規模修繕が必要になった時にどうするのでしょうか。

 

自分に介護が必要になった時にどうするのでしょうか。

 

タワマンの一室で孤独死が発生した時に誰が気付くのでしょうか。

 

いろいろと考えておくことはありそうな気もします。

 

筆者は専門家ではないので、無責任なことは言えない立場ですが…

 

マンションは一戸建てに比べて耐久年数も長いのですが、人間の寿命も
長くなってしまったことを考えておく必要があるのかもしれませんね。

 

今は新しい建物ばかりで羨望の眼差しを受けているタワマンも、あと
数十年したらどんな姿になるのでしょうか。

 

筆者には、巨大な墓標に見えて仕方がありません。
(住んでおられる方々には申し訳ないです…決して悪意はありません)

 

 

神戸空港から神戸の街を臨む 
海から見た神戸の街はとても美しいです
いつまでも美しいままであって欲しいと願うばかりです

 

 

 

地域力だけではなく、家族力についても考え直すことはありそうです。

 

以前の記事でも何度もご紹介した「近居」や「大家族制

 

欠点も確かにあるものの、よい面を見直しながら、新しい家族像を考え
る時代になったのかもしれません。

 

自分自身が歳をとった時のことを考えることは決して無駄にはなりませ
ん。

 

そして、これからも(この国の)少子高齢化は進んでいきます。

 

新しい社会のあり方、地域のあり方、家族の在り方を考えていく方々が
増えていけば、この国の社会が少しずつ変わっていくのかも…

 

 

今回の記事は、社会の影で進む大きな問題について考えてみました。

 

関連記事は、今迄いくつか書いてきましたので、お時間があれば検索し
てみて頂ければ幸いです。

 

 

今回の記事も最期までお付き合い頂き、感謝申し上げます。