今年も桜が見れました
駅から目的地に向かう途中、川沿いの木が薄いピンクに染まっていまし
た。
えェ、桜…
昨日までは桜の開花はなかったのに…
いや、今朝までは…
電車の車窓からも桜の花は確認できませんでした。
午後3時30分も過ぎ、夕刻近くになって初めて気付きました。
それも複数の木で開花していたのです。
元々はプロ野球の球場があった場所なのですが、川沿いにはたくさんの
桜の木があります。
この一帯も阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受け、古い住宅はありませ
ん。
今はタワマンだけでなく多くのマンションが立ち並ぶ地域の中で、薄い
ピンクの桜の花が一際目立っていました。
「あ~ぁ…とうとう…今年も桜の花が見れたね」
思わず、ポつんと呟いてしまいました。
筆者の地元を流れる「武庫川」沿いには桜並木が続きます
以前の記事でも、こう呟いたことがありました。
竹内まりあさんの「人生の扉」という名曲を題材に記事を書かせて頂い
た時です。
桜の花は春を感じさせてもらえるものの代表格ですが、年齢を重ねてい
くと、捉え方が少し変わってきます。
そう歳を重ねるごとに、その桜の花が見ることができた想いも、深みも、
増していくのです。
桜の花や紅葉といった季節を感じるものを
「いったいあと何度見ることになるのだろう(できるのだろうか)」
と自問するその姿にこそ、これまで生きてきた人生の重みが感じられる
ような気もします。
筆者も親や実弟の死で、命には限りがあるのだと思い知らされた時から、
桜の花を見るたびに同じことを自問するようになりました。
「また、今年も桜の花が見れたね」
若い方々にはなかなか理解ができないかもしれません…
誰もが自分の誕生日が来れば一つ歳をとりますが、
誕生日以外にも桜の花を見る度に、
「また一つ歳をとった(重ねた)ね」
と感じるのは、人間として自然なことなのかもしれませんね。
そう、春は(日本人にとって)新たな年のスタート
また新たな1年が始まる…
新たな1年も、楽しく、幸せに生きていきたい…
そして、来年も桜の花が見れますように…
竹内まりあさんの「人生の扉」の歌詞では、こんな人生の節目のことを
人生の扉と表現しているのかもしれません(筆者の感想です)
春が来るたびに「人生の扉」を開けて、新たな人生へと進んでいく…
なんとも言えない深みのある歌詞です。
ご興味のある読者の皆様は是非曲を聞いてみてください。
桜の近くにはモクレン系の綺麗な花も咲いていました
桜以外にも
高齢期を楽しく幸せに生きていく為に、桜以外にも季節を感じさせてく
れるものは我々の周りにはたくさんあります。
ただ、日々の忙しさや生きていくことの難しさ故に感じることができな
いだけなのです。
筆者の仕事場でもある自宅の書斎の出窓からは、そんな季節を感じさせ
てくれるものがたくさん見えます…
桜の花は見えませんが、今窓の外で一際白く輝いているのがユキヤナギ
の花です。
画像素材:Jim Mayes ユキヤナギの白はとても濃い白です
その近くには冬の間に葉を落としていたハコネウツギの木の枝から緑の
葉がニョキニョキと姿を見せ始めました。
もう1か月ほどで白やピンクの花を咲かせてくれる筈です。
パソコンの大型ディスプレイ越しに人生の扉を開ける為のきっかけをつ
くってくれるもの(花)が見えるのです。
桜以外にもたくさん…
こんな幸せを感じる為に、
大事なことは、
そんなもの達に気付いたり、感動できる心の余裕みたいなものを持って
いることだと筆者は思っています。
人生の扉を開けるきっかけを創ってくれるものもあるのですが、
扉を開ける為の感性みたいなものも持っておく必要があると思うので
す。
その感性は、高齢期にこそ必要なモノなのかもしれませんね。
今年も満開の桜が見れそうです
桜を見ることができる幸せを感じることができるのは高齢期の特権かも
今回の記事は、今年も開花が始まった桜について記事にしてみました。
さぁ~、来年も桜の花を見ることができるでしょうか…
来年、桜が咲く頃までにはまたいろいろなことがあるのでしょうね。
また1年間、元気で幸せを感じながら生きていきたいと思います。
今回の記事も最後までお付き合いを頂き、感謝申し上げます。