何とかなるさは復活するのか
昨日、8月15日は終戦記念日でした。
戦後80年、節目の年の記念日となります。
筆者は終戦(昭和20年)の15年後に生まれたので、戦争というもの
を全く知りません。
若い頃、沖縄旅行に行った際に激戦地の跡を見たことはありますので、
当時がどれほど苦しく厳しい状況であったかは理解しているつもりです。
でも、戦争の恐ろしさを知らない人間でもあります。
昔、大学の講義の際に教授がある質問をしていたことをふと思い出しま
した。
「なぜ、ここ東京はこんなに大きな街になったのか知っていますか?」
首都一極集中…
経済の中心地…
画像素材:フォトサリュ
超高層ビルの上から見ると、東京の街の大きさがよくわかります
学生からいろいろな回答がありましたが、高齢の教授の回答は全く違っ
ていました。
学生からの回答が不正解ではないとしながらも、
一番大きな要因は、
「長い間、戦争が無かったからです…」
戦争の悲惨さを知る教授は、空襲で焼け野原になった東京のことを覚え
ているのかもしれません。
空襲の後は東京も真っ暗だったんでしょうね…
今は摩天楼の照明がまばゆいばかりですが…
今のウクライナやガザの状況を考えれば、頷けるような気もします。
日本中が(アメリカ軍の空襲によって)焼け野原になった戦争…
この国は、その焼け野原から国民の努力で復活しました。
戦争を経験した方々が絶望の中で、口にしていた言葉があります。
「何とかなるさ…」
泣きたいけれど、涙も出ない…
前を向いて歩くしかない…
こんな国民の血と汗の努力の結果、経済大国へと躍進していったのです。
アジアの奇跡とも表現されたこの国の復活劇は確かにありました。
それは、戦争に巻き込まれることがなかったからできたともいえるので
す。
この国は80年間、戦争を起こすこともなく、巻き込まれることもあり
ませんでした。
ただ、この80年間世界に目を向ければ、戦争が無かった時間も地域も
残念ながら存在しません。
世界中、そこら中で紛争が起きているのです。
この国の周辺でも、きな臭い匂いがする地域はたくさん存在します。
台湾問題だけでなく、日本の領海内に平気で侵入してくる国も実際存在
します。
今は冷静に対応ができていますが、今後はどうなのでしょうか…
今は亡き大物政治家が、こんな発言をしていたそうです。
「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない」
「平和について議論する必要もない」
「だが戦争を知らない世代が政治の中枢になった時はとても危ない」
今がとても危ないのだとわかります。
これは日本の政治だけに当てはまりません。
世界の大国の(主導者(政治家))も同じ状態なのです。
次に大きな戦争があった時、
その戦争の後に、
「何とかなるさ」と言えるのでしょうか。
とても心配です。
画像素材:フォトサリュ
戦争に巻き込まれたら大都市東京はどうなってしまうのでしょうか…
戦争だけじゃない
そんな薄氷の危うさを持っている時代に、もう一つ気がかりなことがあ
ります。
世界規模で起きている異常気象がそれです。
この8月上旬も、九州や北陸で水害で被害が出ました。
お隣りの中国の水害被害は、日本の比ではないくらい大規模なモノです。
それも中国各地で頻発しています。
筆者は、台湾への侵攻等考えている場合ではないと思っています。
ただ、日本の自然災害も年々増加の一途を辿っています。
一体どれほどの災害が起きているのかと疑問に思い、筆者なりにまとめ
てみました。
結果が下記のグラフです。
驚きです…
激甚災害クラスの災害だけでもこんなに起きているのです。
阪神淡路大震災が起きた1995年から過去30年間(データは昨年ま
で)の内閣府が発表しているデータを元にしてみたのですが、近年確実
に大規模災害が増えています。
阪神淡路大震災以降、地震が多発していますが、地震だけではなく台風
の大型化に伴う風水害も半端ない状況です。
それも1年に5回以上起きている(最大は年8回:平成28年)年もあ
るくらいです。
九州等西日本では度々災害が発生している地域もあります。
何か悪いことをしたわけでもありません。
なのに、自然災害は突然襲ってきます。
こんな状況の中で、戦争のような苦難はまっぴらごめんです。
世界レベルで温暖化対策をしなければならない時に、ある大国の指導者
は温暖化対策から離脱しようとしています。
戦争の被害を上回る自然災害が起こってからでは遅すぎます。
「何とかなるさ」
ではなく、
「何とかする」
ことを考える時代になったのではないでしょうか。
今回の記事は、終戦記念日という意味ある日に思うところを書いてみま
した。
お盆休みゆっくりと身体と心を休ませて考えてみたいものですね。
「なんとかなるさ」と確信を持って言える時代にすることを…
今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。





