今年も桜が見れました2
首都圏から戻った筆者は車で地元を走っています。
川沿いにある桜並木はほぼ満開です。
前回の記事でご紹介したように、横浜で桜の花を満喫したばかりでしたが、地元でもその美しさに心が和んでしまいました。
「あ~ぁ 今年も桜が見れました(感謝 感謝)」
「でも、 あと何回桜が見れるだろうか…」
今年もこんな風に心の中で呟いてしまいました。
1年前にも同じ題で、桜が見れたことを投稿したことがあったことを思い出してしまいました。
横浜ではインバウンドも含めて人の多さに驚かされました それに比べて地方の人の少なさは…
横浜では桜とともに人の波に圧倒されました。
でも、地元では川沿いに並ぶ桜並木の近くには人影すらありません。
都会と地方の違いをまざまざと見せつけられた瞬間とも言えそうです。
人の数が圧倒的に違う…
こんなところにも格差を感じてしまいます。
そして、時折見かける人も全て高齢者です。
それも独りで歩いている方ばかり…
高齢で独り…
それも足取りが弱々しい…
筆者の頭には良くないことながら、また孤独死のことが浮かんでしまいました。
以前の記事で、僅か3か月の間に孤独死の数が1.7万人確認されたとご紹介したことがありました。
そう、半端な数ではないのです。
実は、孤独死・孤立死に関する全国的な統計(数値)は今までなかったそうなのです。
東京や大阪など一部の大都市の自治体や民間の保険会社による調査で実施されていたに過ぎなかったようです。
探し続けて、やっと1組の花見客が… 人が少ないです…
事態の深刻さを理解した政府がようやく2023年に孤独死・孤立死の実態把握に向けたワーキンググループを設置してからいろいろな活動がなされるように…
そんな動きを受けて、警察庁が初めてその実態を集計しました。
2024年の1月~3月の3か月の集計で、自宅で亡くなった一人暮らしの総数は2万人を超えていたそうです。
僅か3か月で、です。
以前にご紹介した数値がまた上方修正されたのかもしれませんね。
昨年(2025年)の全国の交通事故死者数が、年間で2,547人ですので、どれだけ深刻な数字であるかは誰もが理解できそうです。
筆者は、最近になってようやく統計されるようになったという数値を少し確認してみました。
その数値を見て、その問題点の核心をハッキリ認識することができたのです。
その核心とは、
この孤独死の内、高齢者の割合が実に8割近くになる都道府県が多いということです。
都道府県別の孤独死率というデータも確認することができました。
孤独死の特殊性ゆえに、
警察が死亡された方の確認を行うことが多い為、
母数は警察が取り扱った死亡者数となるこの数値の何%が孤独死なのか…
数値の高い県では、50%近くが孤独死という統計が出ていました。
驚きの数値です。
以前の記事で、日本人の死亡要因をご紹介したことがありましたね。
2010年の日本人の死亡要因ベスト10には孤独死というものはありませんでした。
ただ、警察が取扱った死亡者の50%近くが孤独死ということは、近年確実にランキング上位に入っている可能性もありそうです。
ここでも気になった筆者は、最新(2024年)の死亡要因も調査してみました。
2010年(以前に記事でもデータ掲載)と2024年の死因別ランキングを比較してみました
緑色の疾患がランク外に、そして赤字で示した疾患が新たにランクインしています
統計の取り方なのでしょうか?
ここでも孤独死という言葉はありませんでした。
上位5位までは、順位の変動こそあれほぼ同じ要因です。
6位以下には、高齢者が発症して死亡することが多い疾患が並ぶようになったようです。
誤嚥性肺炎や感染症、アルツハイマー型認知症等は高齢者特有のモノと言えるからです。
どちらにしても、孤独死という切り口はありません。
死因として取り扱うことが難しいことも理解できそうです。
この孤独死率なるデータを全国ランキングで見ることもできました。
1位 山口県 49.3% 内高齢者の割合 78.5%
1位 福岡県 49.3% 内高齢者の割合 73.6%
3位 愛知県 47.6% 内高齢者の割合 74.4%
4位 鹿児島県 45.8% 内高齢者の割合 79.6%
5位 兵庫県 42.8% 内高齢者の割合 78.3%
:
14位 東京都 37.4% 内高齢者の割合 73.1%
こうして見ていくと、決して地方の田舎ばかりが高いわけではありませんでした。
ベスト5には、福岡や愛知、兵庫といった大都市を抱える県もあるのです。
東京でも14位と比較的上位にランクインされていました。
警察が取り扱った(東京の)死体数は、1位の山口県の約10倍ということを考えると、東京の孤独死の数は深刻そのものです。
なぜ大都市圏を抱える都県で孤独死が多いのでしょうか?
地元兵庫県も孤独死率全国ランキング5位… 阪神淡路大震災の後、神戸の復興住宅で孤独死が多発しました 今でも孤独死が多いことに正直驚かされました…
集合住宅の多い大都市圏では頻繁に住民が入れ替わり、地方の農村部より地域の見守り機能が弱くなりがちだという指摘もあります。
大都市圏では町内会すら無いところも多く、隣人の姿さえ知らないような集合住宅では発見もままならないことは容易に推察できます。
一昔前のように、町内会で花見や旅行等今は考えられない状況なのですから…
伴侶に先立たれ、孤独死になるケースも増えているようですが、筆者は生涯未婚率が異常に高くなっていることがとても気になります。
生涯未婚の単身者が高齢になった時にどうなるのか…
そこに貧困率も確実に上がっています…
今でも孤独死が問題になっていますが、将来この状態は確実に更に悪化するのです。
誰もが最後には独りになる可能性があります。
孤独死にならないようにする為にどうするのか…
自分の葬式も含めて考えておく必要があるのかもしれませんね。
家族等の親族と、友人と、隣近所の皆さんと桜の花見をすることは、もしかするととても大事なことかもしれないのです。
「最期は一人」が当たり前にならないようにするにはどうするのか…
これも人生100年時代には必要なことかもしれませんね。
今回の記事は、桜の花を見ながら孤独死・孤立死について考えてみました。
家族が頼りになるかどうかはわかりません。
でも、人生の最後に独りよりは、多くの家族に看取られて死ぬ方が人間らしいのかもしれません。
人は独りでは生きてはいけないのですから…
QoDという言葉は初めてという方もおられるのかもしれませんが、意外に大事なことかも…
そして、以前の記事でもご紹介した、
QoD(Quality of Death):死の品質(質)
人はどのように死ぬのか?
何を成し遂げて死ぬのか?
そんなことを考えておくこともできるのです。
そうすれば、とても悲しい響きに聞こえる孤独死・孤立死という言葉も別の意味になるかもしれませんね。
今回の記事も最後まで読んでくださり、感謝申し上げます。






