戦争を知らない子供たち
地元関西では、昨年行われた大阪万博のリバウンドの影響で、倒産件数が激増しているそうです。
万博景気が吹き飛んでしまった影響が出ているという声も聞こえてきます。
地方の経済が、いかに脆弱であるかを物語る出来事なのかもしれません。
そんな中でも、万博の公式キャラクターであるミャクミャクの関連グッズの人気は、いまだ衰えてはいないようです。
大屋根リングと共に万博の顔とも言える存在だけは人気継続中ということでしょうか…
右側に見えるのが大阪市役所 万博会期中、玄関表には大きなミャクミャクが飾られていました 残念ながら水の都、大都市大阪でも首都圏から見れば所詮地方の一部に過ぎません…
ただ筆者にとっては、子供の頃開催された1970年の万博の方が、強く印象に残っています。
公式キャラクターみたいなものはなかったのですが、テーマソングは今でも歌えます。
当時、国民的演歌歌手でもあった三波春夫さんが歌う「こんにちは」の歌は、当時の国民の多くが口ずさんでいました。
テーマソングではないのですが、もう一つ万博で有名になった歌がありました。
そう、1970年の大阪万博会場で発表された曲があるのです。
その曲も、筆者は今でも歌うことができます。
ジローズというグループが歌っていた曲、
「戦争を知らない子供たち」
年配の読者の皆さんならきっと覚えている筈です。
戦争が終わって僕らは生まれた
戦争を知らずに僕らは育った
大人になって歩き始める
平和の歌を口ずさみながら
僕らの名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ
筆者の記憶の範疇なので、もしかすると歌詞は微妙に違うかもしれませんが…
1945年に先の大戦が終わりました。
戦後まだ25年という1970年には、まだ戦争体験を語る経験者は身の回りにたくさん存在していました。
ただ、戦後80年を超えて戦争の恐ろしさを体験された方々は、ドンドンと減っています。
今の政治家の中にも戦争を経験した人間はいなくなってしまいました。
とても危うい時代になってしまったのです。
ジローズのメンバーは、終戦後すぐに生まれたようですが、今は皆さん70歳半ばから後半になろうかという年齢だと思います。
このまま戦争を知らないままで一生を終えることができるのでしょうか。
そんな心配事の種になるような紛争が世界中で起きています。
「戦争反対」こんなプラカードを掲げる大規模なデモは戦後では70年安保闘争以来かもしれません…
増殖する危機感
先日、47都道府県全てで、
それも同時に、
大規模な反戦デモが起きました。
この日本で…です。
国会議事堂の前では3万人を超える民衆が集まり、反戦の声を上げました。
反戦デモに初めて参加する方も多かったようです。
それだけ戦争が間近に迫っている感覚を感じている国民が多いということなのでしょう…
「戦争反対」
「NO WAR」
中には同盟国の動きに歩調を合わせようとする現政権の退陣を要求するプラカードも多く見ることができました。
押し活をされた方々は、今どのように思っているのでしょうか…
物価高と低賃金や非正規による生活苦に続いて、
今度は戦争への心配まで目の前に現れた国民の危機感は、
これまでにないものかもしれません。
「大切な子供や孫が戦争に捕られる…」
「世帯を支える男たちが戦争に捕られ、生活基盤が崩壊する…」
「大事な資産が(戦争によって)破壊される…」
そんな心配以上に戦争になればどうなるのかは、ガザやヨルダン、イランやウクライナの状況を見れば一目瞭然です。
以前の記事で、東京はなぜこんなに大きな街になったのか?と書いたことがありました。
その答え(の一つ)は、80年も戦争が無かったからでしたね。
戦争が起きれば真っ先に狙われるのは東京だということは誰にでもわかることです。
画像素材:フォトサリュ 東京が戦時中焼け野原だったとは誰も想像できませんよね… でも、戦争が起きれば東京はガザのようになってしまうかもしれないのです…
米軍や自衛隊の施設があるところも集中的に狙われます。
民間人である国民の多くも犠牲になることは明らかです。
国際法等なんの役にも立たないことは、誰もが(紛争を見て)理解できた筈です。
起きてから後悔しても遅いのです。
目の前で起きていることから目を背けないで、正しい判断をする時が来たということなのでしょうか…
今声を上げ始めた方々の気持ちはとても理解ができますが、デモでは戦争を防ぐことはできません。(決してデモを否定するものではありません)
次の選挙で自分の持っている権利で主張するしかないのです。
今度は、押し活なんて止めてほしいモノですね。
(あくまでも筆者の願いです)
本当に…
先の大戦での日本人の犠牲者は、
軍人・軍属だけで230万人
民間人 80万人
合計で310万人ですが、犠牲になった方々だけでなく、関連死や生活苦を余儀なくされて死ぬ思いをされた方々の数を入れれば、数字の桁が跳ね上がるかもしれません。
冷静に見れば、恐ろしい数字です。
そして、日本中が焼け野原になってしまいました。
なんとしても、そんな状況を避けなければなりません。
戦争を知らない我々の世代が、戦争体験者の苦しみや記憶を受け継ごうとする姿勢を大事にする…
そして、決して戦争を起こさない、
巻き込まれない
という強い自覚を持つ必要があるのです。
その為には、同盟国に対しても、間違っていることは間違いだとハッキリと言える政治家を選ぶ必要があると筆者は思っています。
その同盟国の中にも、正しい考え方や行動を大事にする方々がたくさんおられます。
国を正しい方向に持っていける資質を持った政治家を選ぶ必要があるのです。
国民の幸せを第1にできる政治家です。
裏金で私腹を肥やす輩等は論外です。
次の選挙だけは絶対に選択ミスをしてはいけないと思いました。
今回の記事は、テレビで流されていた反戦デモを見て、思うところを記事にしてみました。
反戦デモのプラカードには花があしらわれているものが多かったようです 兵器よりも花を… 綺麗ごとのように聞こえるかもしれませんが、武力で平和は築けません…
今、筆者の身の回りでは、桜は散ってしまいましたが山ツツジがとても綺麗です
筆者は戦争を体験していません。
戦争を知らない人間の一人です。
ですが、戦争が起きたらどうなるのかイマジネーションを働かせることはできます。
この生活苦の上に戦争を重ねることだけは絶対に避けなければなりません。
この国とそこに生活する国民の為に…
平和の歌を口ずさみながら…
今回の記事も最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。





