少子化と高齢化の関係
過去最低の出生数67万人…
昨年(2025年)生まれの子供の数です。
合計特殊出生率は、1.14…
衝撃的な数字です。
さすがに高市首相もいつもと違う発言をしていました。
以前の記事でもご紹介しましたが、2005年の「1.25ショック」を更に下回る出生率を記録しました。
昨年(2025年)5月の記事でご紹介した合計特殊出生率の推移グラフです 21世紀になってから若干持ち直しの傾向にあったのですが、最近はまた沈み込みが進んでしまったようです…
ショックを超える言葉は何でしょうか?
「静かなパニック」とでも言えるのかもしれませんね。
少子化でも生活や経済にすぐに影響はなさそうです。
でも、なぜ筆者が高齢社会の為のこのブログに少子化の記事を掲載するのか?
思慮深い読者の皆様なら、もうよくご理解されている筈です。
高齢社会を支える社会保障費のことを考えると、その社会を支える現役世代の先細りは将来に向けた深刻な問題になると言えるのです。
高市総理がようやく、
「若年層の手取りを増やす」
という方針のような発言をしました。
筆者は、(その発言が)遅すぎると思いました。
今までの少子化対策は、子育て支援に重きを置いていましたが、そんなところに問題解決の本質はありません。
最近でも「経済」という言葉が巷で溢れています でも「経世済民」とは誰も言いません…
ピント外れな政策を繰り返してきたツケが回ったようです。
この国のお役人が見ている国民=(自分たちと同じような生活をしている)大手企業で働く恵まれた方々が中心なのです。
ですから、一般の(普通の)生活をしている国民の姿は見えてはいないと言えるかもしれません…
そんな結果として、少子化対策が子育て支援になってしまうのかも…
ただ、若年層の手取りを増やすといっても、どうするんでしょうか?
まずなぜ、こんなことになっているのかしっかりと検証すべきだと筆者は思うのです。
ポイントは、「格差」と「貧困」です。
- 格差の要因にもなっている株主資本主義をこれからも放置するのか
- 広がり過ぎた非正規をどう規制(見直し)していくのか
- 最低賃金を底上げしても、抜け穴は限りなくあり、なかなか手取りは増やせない
非正規の拡大によって生まれたお金の多くは、(海外中心の)モノ言う株主が持っていってしまいます。
こんなことを許している以上、若年層の給料は上がりません。
(従来の純粋な日本の)会社は株主のものだけではありませんでした。
社員や(この国に貢献する)会社を支える人たちのものだったと筆者は思うのです。
もし、株主だけのモノならば、この国の国民は永久に貧困と苦労を背負って生きることになります。
この国の国民は欧米や特定の富裕層の奴隷ではないのです。
筆者はまず、会社のあるべき姿を欧米型から日本型に戻すべきだと思うのです。
人を大事に育て、社員と会社がタッグを組んで前進する姿こそが真の日本的経営だった筈です。
金儲けだけの為の経営を許していては、若年層の手取りも増えないし、この国の少子化は絶対に改善しません。
「格差」と「貧困」この2つを解決しない限り出生率は回復しません…
もう一つ、若年層の手取りを増やし生活を改善する為にやらなければならない規制もあります。
非正規の代表でもある派遣の規制です。
低賃金の代表格ともいえる介護・医療・保育の分野で、凄い勢いで派遣事業者が増え続けています。
本来、労働者の懐に入るべきお金をさや抜きしている派遣事業をこれ以上放置していいのでしょうか…
派遣事業はとても楽な事業かもしれません。
責任は相手事業者、
働くのは低賃金の労働者、
現代版人身売買のようなモノと言えるのかもしれませんね。(あくまでも筆者の感想です)
だから山のように事業者が増えていくのかも…
株主資本主義も、
派遣のような非正規雇用も、
本来汗水たらして苦労して働いている労働者(国民)のお金を搾取しているのです。
ここにメスを入れない限り、この国の少子化は改善されることはなさそうです。
この国の少子化を改善する方法、
それは、
日本的経営手法を取り戻し、経済を再建すること…
人を大事に育て、家族のような温かみを取り戻すこと…
この方法は、高齢社会の難問を解決する方法へと繋がっていきます。
日本らしさを取り戻せば、また世界から羨ましがる国になれると筆者は真剣に思っています。
ただ、この問題を放置したり、
(今までのように)この問題を先送りにしたりした場合、
この国の将来は絶望というモノに繋がるのかもしれません。
少子化と高齢化の問題は繋がっているのです。
この問題を真剣に考える方々が増えていくことを願うばかりです。
この国の政治家が、
(高給取り(中身は血税))のお役人が、
どこまで真剣に現実を見ているのかはとても疑問ですが…
その中にも
国民の窮状を見ている方々がほんの少しばかりいることを願うばかりです。
「なるようにしかならない」
では悲しすぎますから…
季節は初夏だというのに、秋のような雲が空に佇んでいました… 「何かおかしいよな」そんな言葉が聞こえてきそうです…
今回の記事は、少子化の絶望的な数字を見て思うところを記事にしてみました。
筆者の愚痴のようになってしまいましたが、この国の将来を真剣に心配する国民の一人として意見を述べてみました。(特定の人物や組織を批判する目的ではありません)
たかが(合計特殊)出生率…
されど、その数値にはこの国が抱える深刻な問題の本質が隠されています。
その本質を見抜いて解決していくのか…
なるようにしかならないと先送りするのか…
この国の将来が大きく変わってしまうような気がします。
今回の記事も最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。





