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定年後をどうするのか

2018年11月04日
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定年後を考える

 

サラリーマンでも公務員でも誰もが定年を迎え、そして職場を離れる。

その離れ方は人生によって様ざまです。

年金政策によって希望すれば、65歳迄会社に残れるようになりましたが、
60歳を1日でも過ぎると働く人にとって大きな変化が訪れます。

その変化は60歳を超えた人にとってはとても複雑で、ある意味耐えがたい
ものかもしれません。

その変化を人間の感情をもって捉えたすばらしい本に筆者は出会いました。

その本の著者は、日本経済新聞(電子版)にもコラムを持っているコラム
ニストでもある大江 英樹さん。

長年大手証券会社に勤め、自身の定年についての経験(教訓)から、
社会人はどのように定年を迎えるべきかを著書で紹介しています。

 

今回の記事は、大江さんの著書の中で、興味深い内容について少しご紹介
しながら、定年を迎える上での心構えを皆さんと一緒に考えてみたいと
思います。

 

画像素材:PIXTA

 

定年男子 定年女子

 

大江さんの著書の名前は、「定年男子定年女子」、この本は社会保険労務士の井戸 美枝さんとの共著になっています。

書籍の冒頭のコーナーでは、「老後破産が不安なあなたに」と少しショッ
キングなテーマで、人生90年時代をどう生きていくのかを説明しています。

大江さんからは、他の記事でもご紹介した

「きょういく(今日行くところ)」と「きょうよう(今日する用事)」

についての説明があり、改めて定年後の孤独がいかに難しいのかを指摘していました。

さすが金融業ご出身だけあって老後の生活資金についての考え方について
も詳しく説明されていましたが、投資よりも一生懸命働いて、無駄な
支出を抑えて、生活資金を貯めることの重要性が筆者もよく理解すること
ができました。

とても現実的な意見で、少し考えさせられました。

 

定年後も働くことこそ、老後不安の最強の解決法

 

この書籍のテーマはずばり「定年後をどうするのか」ということです。

その中で一番大事なことは老後の不安を払拭すること。

そのために生涯現役で働き続けることができれば「老後」という言葉は
無くなると大江さん書籍の中で述べられていました。

確かに生涯現役で、普通に働き続けることができれば、「老後」という
言葉は当てはまりません。

定年後も現役である時期が長ければ長いほど、不安は小さくなっていく
ことも事実であります。

どんな形でも仕事を続けることができれば、多少なりとも収入を得ること
ができます。

収入を得ることができれば経済的な不安を小さくすることができます。

 

60歳からは嫌な仕事はしない

 

今は年金政策の変更で、希望すれば誰もが会社に残れるようになりましたが、かつては定年後の再就職活動は自ら行うことが当たり前でした。

定年された方々は自分で努力して準備をした上で再就職先を見つけていた
ことをこの本を読んで筆者も思い出しました。

筆者の会社でも、定年の日に職場で花束を受け取り、会社が手配した
タクシーに乗って会社を去る先輩方の殆どが再就職先を自ら決めていま
した。

甘えずに自分の進路は自分で見つけることが重要だということになります。

大江さんはご自身の経験も踏まえて、60歳以降の起業についても、ご自身の考え方を述べられています。

筆者もとても参考になりました。

大江さんは60歳以降の方が起業には向いているという意見をお持ちです。
筆者は、起業はできる限り若い頃からやる方が良いと考えていましたが、
大江さんの考えは少し違います。

 

  • 長い会社員生活、不満だらけ
    (ようするに不(不平・不満・不公平)のオンパレード)でも、会社は簡単にはクビにならない。不満だけれど、会社にいる限り不安はない
  • 40代で起業した場合、(生活の)不安は大きい
  • 60歳で起業した場合、65歳になれば年金がもらえるし、会社によっては退職金をもらえる。
    全く食べていけないことはない(不安は小さい)

 

大江さんは、借金するとか、無謀な投資をするとか、そんなことさえしな
ければ、定年後に自分で独立して働くことも一つの選択肢だと言っています。

また、大江さんが考える60歳からの再雇用・転職・起業における大原則は、

「自分の好きなことをすること」だそうです。

これはとても大事なことではないかと思いました。

 

以下に、書籍の中から大江さんの考えをそのまま引用してみます。

 

会社に自由を売り渡す代わりに身分の安定を買うのが会社員だと思います。

私自身そうでした。

だけど、会社を辞めた後まで嫌な仕事をする必要はない。

自分の好きなことをする

 

この文章(書籍76ページ)を読んだとき、筆者は思わず頷きながら涙ぐん
でしまいました。

人生が長くなったからこそ、この考え方が大事なのではないでしょうか。

この書籍、記事にご紹介した以外にも定年後のお金の使い方についても
とても詳しく説明をしてくれています。

本棚の中に必要な本だと思いました。

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

お勧めの書籍

 

この書籍、定年後を考える上でとても参考になります。是非とも読んで頂きたいと思います。