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定年後の子育て 1/2

2019年11月26日
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 世の中の常識が大きく変わってきた?

筆者の場合は、来年の定年と同時に末っ子が大学を卒業します。

三人姉弟の末っ子で、典型的なマイペース人間です。

筆者に似たのか、とても変わり者で、中学から兵庫の家を出て

東京で寮生活をしてきました。

 

幸運にも東京勤務が長い筆者は、ことあるごとにサポートが出来たのです。

子供が大学に入ったころから大学の近くで同居し、食事・洗濯・掃除と

サラリーマン兼家政婦として頑張る毎日でもありました。

大学での研究も含めると、一人三役で超多忙の日々を送ってきたわけです。

そして、ようやく長かった子育てが終わろうとしています。

 

 

 

昔は子供全員を大学に行かせるのは至難の業と言われていました。

今は当たり前になったのかもしれません。

でも、子供を大学に行かせるためにローンを組む親がいることを考えると、

経済的にも大きな負担です。

 

親は子育ての為に日々苦労を重ねてきました。

子供の為の人生と言っても過言ではないかもしれません。

そして最近は苦労して子供を大学に行かせても、

それで終わりではありません。

 

今までは、有名大学に入り大きな会社に就職すれば、

なんとか定年までは食っていける世の中でした。

定年まで長い間一つの会社で働き続けることが、

この国の働き方・生き方の特徴の一つでもありました。

 

しかしながら、最近は少し事情が変わってきているようです。

大学の先生方に聞くと、最近はせっかく大手の会社に就職しても

3年(以内)で50%はやめてしまうのだとか。

 

自分のやりたいことができない

もっとよい条件の会社がある

 

いろいろな理由がありますが、自分のやりたいことを探すという面では

一概に間違いではないのかもしれません。

 

筆者が入社したての頃によく耳にする言葉がありました。

 

“石の上にも3年”

 

©tsukamoto hajime
 イラスト「石の上にも三年」

 

辞書を引くと、

冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。

がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。

と、ありました。

何とか辛抱して3年頑張れば、道は開けていく・・・

 

人生の価値観が大きく変わろうとしている今、もう我慢強く辛抱することは

美徳ではないのかもしれません。

 

価値観の違い?

価値観という面では、大学の研究所で勉強している時に感じたことが

あります。

大きなせり上がりの講義室で後ろの方(上の方)で講義を聴いていると、

日本の学生と海外の学生の価値観の違いがよくわかったのです。

 

講義に参加している大学院生の8~9割は海外からの留学生でした。

残りは日本の学生です。

海外の学生は、欧米の学生もいるのですが、圧倒的にアジア系が多く、

その中でも女性がその殆どを占めていました。

 

学生の皆さんはほとんどの方がパソコンを使っています。

 

上からパソコンの画面をのぞき込むと日本の学生と海外の学生の違いが

よくわかります。

 

海外の学生は、左側にパソコンを置き、英文で論文を書きながら、

右側で講義のメモを日本語でとっている方が多いのです。

表情は真剣そのものです。

日本語中心の講義を一言も聞き逃すまいという気迫すら感じます。

マルチで勉強できるなんて、外国迄勉強しにくるだけあってとても

優秀です。

 

~凄いなぁ~ というのが正直な感想です。

 

それに対して日本の学生のパソコンには、大手企業のホームページが

表示されています。

そう、明らかに就活の準備です。

 

講義を聞いていなくても単位が取れるのだから、

大したものかもしれませんが、

筆者はこの光景を見ていつも残念な気持ちになっていました。

 

これじゃ~負けるよな・・・

志が違うかも・・・

 

誰もが安定を望み、福利厚生や給与が良い大きな会社に入ることを

目指すのかもしれません。

でも、それでは何か抜けているような気がしてなりません。

 

自分はいったい何をしたいのか?

 

良い大学に入って、大きな会社に入ってたくさんお金をもらう。

そして、定年までは安定して生活ができる。

この人生の勝利の方程式はこれからも通用するのでしょうか。

 

長い間この国に影響力を及ぼし続けた人生の勝利の方程式だけでは、

人生100年時代を乗り切ることはできないと筆者は思っています。

 

だからこそ、自分は何がしたいのか?

自分の夢とは?

 

こんなことがこれから大事になってくるのかもしれません。

 

 

 

筆者には社会人時代に一つの理念のような考え方がありました。

 

「夢がなければ大きなことはできない」

 

生きていくには、辛いこと、しんどいことが山ほどあります。

また企業人としては、競合との厳しい競争があります。

グローバル時代によって、競争の輪は世界中に広がっています。

そんな競争に勝つためには、他者よりも努力をしなければなりません。

辛いこと、しんどいことを乗り越えていくためには、夢が必要だと

常々思っていたのです。

 

「夢なんかで食えるか! 金が全て」という考え方もありますが、

筆者には「夢」がとても大事なことだと思えてなりません。

 

誰かにバカにされようが、

「夢」は自分の中で、死ぬ迄「夢」であり続けます。

 

でも、我々の世代はまだ幸せだったのかもしれません。

終身雇用、年功序列、給与も若い時から右肩上がりに上がり続けました。

 

もう給与は何もしなければ上がらなくなったのです。

 

だからお金より大事なものが必要になったのではないかと感じます。

次回の続編記事では、これからの世代の為に、

特にこれから社会に出る世代に対して

我々の世代は親として何ができるのか考えてみたいと思います。

 

今回の記事も、最後まで読んでくださりありがとうございました。

感謝申し上げます。

 

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今回の記事から新しい試みとして、ブログの中に

イラストを入れてみました。

イラストの作者は、画家の塚本 元さんです。

今回は、「石の上にも三年」というキーワードから

猫が飛び石の上で座っているモチーフになっています。

季節ごとの植物や、猫の足元の砂時計で

時間の移り変わりを表現して頂きました。

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