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2025年問題を考える

2021年01月24日
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緊急事態宣言が再び発令されて2週間が経ちました。

 

コロナ一色で全ての目がそこに注がれている中で、この国には他にも
多くの課題が横たわっていることに気付かされました。

 

先日1月17日、阪神淡路大震災から26年を迎えました。

 

テレビでも早朝から追悼式典の様子が流れていました。

 

そう考えると、3月11日で東日本大震災から丁度10年を迎えるこ
とになります。

 

加えて東南海、南海大地震がいつ来ても不思議ではないと報道される
たびに心配ごとが増え、重苦しい気持ちにもなります。

 

でも、心配ごとは自然災害だけではありません。

 

ブログ記事でも度々ご紹介してきた2025年問題も迫っているのです。

 

この国の少子高齢化の問題はコロナの影響も加わってかその深刻さの度
合いを増しています。

 

女性の皆さんがコロナの影響を懸念して子供を産むことを躊躇していま
す。

 

そして高齢者の皆さんは感染を恐れて外出を控えているために、体を
動かす機会と交流の場を失い次々に弱っています。

 

自然災害は起きるのか、起きないのかはわかりませんが、この複雑化す
る2025年問題は確実に現実のものとなります。

 

今回の記事からしばらくはこの2025年問題について読者の皆様と
ともに考えていきたいと思います。

 

 

 

 

神戸市役所の横にある公園では毎年1月17日早朝から追悼式典が
行われます。
コロナ以外にも自然災害等恐いものがありますが、超高齢化を迎えた
この国で大きな課題となりうるのが2025年問題です。

 

 

 

複雑化する2025年問題

 

 

 

総人口の中で人口比率が高い団塊の世代の皆さんが75歳以上の後期高
齢者の領域に突入する2025年以降、多くの団塊の世代の皆さんが
住む都市部を中心にして様々な問題が発生します。

 

介護の問題

医療の問題

買い物難民や医療難民等が多く発生する生活支援の問題

 

等々単純に社会保障費が急激に増え、それを負担する現役世代の負荷が
増えたり、国の財政が厳しくなるだけではありません。

 

現在でも一部の高齢者施設では長い方で入居まで10年待ちだそうです。

 

その高齢者施設でもクラスターが多く発生し、運営に大きな問題が発生
していることは読者の皆さんもよく御存知のはずです。

 

コロナが2025年問題をより複雑化させているのです。

 

この複雑化する2025年問題にどう対応していけばいいのか?

 

その答えを導き出す為に、今回新たなサイトの立ち上げを試みてみまし
た。

 

そのサイトの名称は「2025年問題研究所」です。

 

人生100年をどう生きていくのか?

 

このブログの命題にもなっている「人生100年」をより良く生きて
いくためにどうすればいいのか?

 

大きな社会問題となりうる2025年問題への対処方法を考えることは
人生100年をより良く生きるためのヒントになりうるかもしれません。

 

今後、この新しい「2025年問題研究所」サイトの中身を充実させて
いきながら皆様と共に「より良く生きる」方法を考えていきたいと思い
ます。

 

 

 

2025年問題研究所

 

 

 

この新しいサイトは3部構成とさせて頂きました。

 

まず一つ目は、住環境についてです。

 

 

 

画像素材:PIXTA
高齢期になったら住環境と家族の絆の見直しが必要かもしれませんね

 

 

 

心身が少し弱ったら施設へと向かうことにコロナが疑問符を投げかけま
した。

 

施設へ入居したからといって安心とは言えない時代になったのです。

 

誰もが住み慣れた自宅と地縁のある地域で最後まで住みたいと願いなが
ら今まではそれができませんでした。

 

今回のコロナ禍は、その願いを叶えるためにどうすべきなのかという
疑問を投げかけてくれたのかもしれません。

 

高齢になったら施設へいくという高齢社会の常識を今一度考える時が
来たのかもしれません。

 

住み慣れた自宅で最後まで住み切る為には、住環境の整備は欠かせませ
ん。

 

最後まで住み切る為の家のリノベーションはどうしていけばいいのかを
ここでは考えていきたいと思います。

 

二つ目は高齢期での就労についてです。

 

度々記事の中で、高齢期での心身の健康を維持する特効薬は働くことだ
とご紹介してきました。

 

 

 

画像素材:PIXTA
高齢期の働き方は今までとは違うものになるかもしれません。
みんなで出資して、みんなで協力して働く「協同労働」が法制化されま
した

 

 

 

働けるうちは働いて社会に貢献する。

 

その対価は、健康の維持と地(社)縁の確立、そして僅かでも収入を
得ることによる将来への不安の払しょくです。

 

しかしながら、この国では高齢期になると急に働きにくい環境へと追い
やられてしまいます。

 

サラリーマンだった方が高齢期でもサラリーマンを続けることは容易な
ことではなくなった今、新しい働き方を模索する時代になったのかもし
れません。

 

ここでは高齢期になったらこう働こう!

こんな働き方があるのを知っていましたか?

 

そんな内容をご紹介していけるように内容を充実していく予定です。

 

そして三つ目です。

 

住環境を見直して、高齢期でも働く、でも心身は確実に衰えていきます。

 

人によって衰え方の違いはありますが、人間だから仕方がありません。

 

心身が弱っても自宅で医療や介護を受ける手段が、コロナ禍をきっかけ
に急速に発達しようとしています。

 

三つめは、在宅をキーワードに様々なサービスをご紹介していくつもり
です。

 

 

 

画像素材提供:一般社団法人ライフコネクト
在宅看護だけでも様々なサービスが始まっています

 

 

 

オンラインはビジネスの為だけに普及しているのではありません。

 

医療や看護、介護でもオンラインを活用する方法は今後も発展していき
ます。

 

住環境の整備と共にこの在宅機能を充実させることが出来れば、施設に
いかなくても安心して介護や看護を受けることは不可能ではない時代が
来つつあります。

 

大事なことはそんな新しい仕組みを正しく知って、正しく利用すること
です。

 

ここでは皆さんと一緒に新しい仕組みの長所や短所を確認しながら、
どのように生活に組み込んでいけばいいのかを考えてみたいと思います。

 

 

まず次回の記事では、住環境の整備についてご紹介をしてみたいと思います。

是非、お付き合いください。

 

 

今回の記事も最後までお付き合いを頂き、感謝申し上げます。