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ヘルシーエイジング Part3  

2019年02月17日
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今回の記事はヘルシーエイジング3部作の最終回として、病気の予防に
効果がある食品についてまとめておきたいと思います。

前回までの記事では、健康維持と食品との関係について重点をおいて学んでみました。

今回の記事は高齢期の病気についてスポットを当てて、食による病気の予防をについてまとめてみたいと思います。

また、前回までの記事では健康維持の為に細胞の劣化防止が一つのKEY-WORDでもありました。

そこで、予防だけでなく老化防止という観点でもまとめてみたいと思います。

高齢期にはどうしても予防したい、或いは発症したとしても進行を抑えたい病気があります。

病気と老化の予防効果のある食品を知ることによって食生活を変えることが高齢期にはとても重要ではないでしょうか。

 

病気の予防に効果がある食品

 

さて、これからは高齢期に多い具体的な病気の予防や老化防止についての
食品を中心に少しまとめておきます。

普段から気を付けておられる方も多いかと思いますが、今後の食生活の参考としてみてください。

 

①脳・心臓血管障害(メタボ・糖尿病)の予防

 

脳血管障害は、生活習慣病がその主な要因となります。

高血糖症(糖尿病)・高脂血症・高血圧症・内臓脂肪過剰(つまりメタボリック症候群)が脳血管障害と心筋梗塞の元となります。

メタボ対策は、食事と運動と休養と言われていますが、塩分の摂り過ぎを
予防すること等、皆さんも既に多くの知識があると思いますのでここでは
詳細は省きます。

参考として食とともに重要なのが、 脳卒中などの発作を防ぐためトイレ・
風呂場・廊下の温度差を解消したり、万一、発作で倒れた時の緊急通報
システムの導入等も効果がありますので付け加えておきます。

脳梗塞で倒れても、専門医によって早期に処置を開始すれば、後遺症はかなり防ぐことが可能であるためですが、詳細は「エイジングインプレイス」の記事をご参照ください。

 

 

写真素材:フォトサリュ

 

②認知症予防、老化の抑制

 

認知症の患者は、確認されている数で2010年に280万人、このままの
状態でいくと2025年には470万人と高齢化とともに爆発的に増加する
ことが予想されています。

特に都市部で増加の割合が高く、介護の中でも大きな問題になっている
ことは皆さんご存知かと思います。

認知症にはいくつかの種類と症状がありますが、認知症予防の基本は
「脳の血行を良くする」ことだと言われています。

それも疑いのある症状が出たときは早期に対処することが重要であるとも
いわれています。

最近は若年性のものもあり、注意が必要です。

脳を活性化する方法は有酸素運動や学習等いろいろな方法がありますが、
運動しながら頭を使うことも効果があります。

例えば歩きながら引き算をすることが有効であるという学者さんもいますし、遊びが大切、美味しいものをよく噛んで食べるとかプチ旅行が有効と
いう方もいます。

とにかく脳を活性化させることが重要であることには間違いがありません。

ここでは、いろいろな手法がある中で食による脳機能活性化、認知症予防について少しご紹介しておきます。

近年いろいろな研究成果からたくさんの食品にその効果があるとされているのです。

但し、人に対する効果を検証している最中のものもあり、効果が確実に実証されるにはもうしばらく時間がかかるものもあるようです。

 

ロスマリン酸・・・アルツハイマー型認知症遅延効果

 

ロスマリン酸はハーブの一種であるレモンバームやローズマリーに多く
含まれています。

筆者もお茶にローズマリーを少し入れて飲んでいますが、ハーブなので
好みに合わせていろいろな食品に香り付けとして入れて普段の食生活から
予防をするのも面白いかもしれません。

スーパー等の香辛料売り場で手ごろなサイズで販売されていますので入手は簡単です。

でも、人に対する効果は検証中とのことだそうです。

将来ロスマリン酸含有菓子や飲料が発売されることを期待したいと思います。(もしかするともうあるかもしれませんね)

 

カルノシン・・・脳機能活性化

 

カルノシンは鶏胸肉などに多く含まれるアミノ酸ですが、筋肉がパワーを
発揮する際に必要となる成分でもあります。

運動能力を向上させる効果だけでなく、生活習慣病を予防する効果や疲労
回復効果があるため、サプリメントでも販売されています。

筆者のお勧めは、スーパーでも売っている中華食材の「上湯(シャンタン)」です。

そう、鳥味中華スープの素です。

カルノシンをたくさん摂取できます。

もう皆さんのご家庭にもあるかもしれませんが、中華料理やスープを作る時には是非活用してみてください。

ご飯のお供は味噌汁だけではなく、たまにはメニューに合わせて中華スープというのもいいかもしれませんね。

 

酒粕・・・脳の炎症抑制・老化抑制機能

 

「孫はやさしいわね」同様に日本の伝統的な食品である酒粕でも抗老化作用が確認されており、脳の炎症抑制による脳機能活性化が期待されています。

筆者は酒粕汁が大好物で、酒粕汁が美味しい冬期以外にもよく作って食べています。

こう考えると、日本の伝統食品(特に発酵食品)はとても凄いと思います。

 

マスリン酸(オリーブ)・・・認知症予防

 

オリーブ果実エキスから抽出されるマスリン酸は、高齢者のロコモーシ
ョン機能(骨格筋量や握力の増加)の向上が確認されているだけでなく、
認知機能の改善効果も確認されています。

マスリン酸ゼリーは既に大手食品メーカーからも販売されています。

こうしてみていくと、老化防止に効果がある食品群には、脳の活性化や
炎症防止を通して認知症の予防や遅延効果が期待できるものが多くある
ことがわかります。

これらの食品を日頃の食事の中にうまく取り入れることにより、認知症の
予防に役立てることができれば、元気で長く働くことも可能となるかも
しれません。

それもおいしく頂く工夫ができればなお効果が上がるかもしれませんね。

どうやら美味しいものを見た目も楽しく頂くことも脳の活性化につながるというのは本当かもしれません。

食品メーカーや薬品メーカーから発売されているサプリメントやゼリー等の商品は、ネットでも検索することができます。

筆者と同様に酒粕汁が好物の方にはこの情報は朗報かもしれませんね。

高齢予備軍になったら頭を使うことと、食には気をつけることが認知症の
予防や発症を遅らせる効果があることを覚えておいてください。

 

 

写真素材:フォトサリュ

 

 

③その他の老化抑制食品

 

最後に上記でご紹介した認知症予防以外の老化を予防、遅らせるのに効果があるという食品についてもう少しご紹介しておきます。

最近の研究で、長寿遺伝子であるサーチュインファミリー遺伝子の量を
増やすと長寿につながるという研究成果が発表されています。

この遺伝子、意外にも身近な食品を取ることによって遺伝子の量を増やす
効果があるようなのです。

以下にその一例を参考に記載しておきたいと思います。

ワイン好きの方にはとてもうれしい情報かもしれませんし、お酒好きな方は少し趣向をかえてみるのもいいかもしれません。

 

レスベラトロール(ポリフェノールの一種)
赤ワインに多く含有されています

 

最近の細胞研究からの情報です。

老化の要因である細胞劣化を予防する効果によって老化を遅らせることが
できるという研究が進んでいるそうです。

細胞分裂を促す作用が確認されていて人の体の中にある成長因子である
ポリアミンの活性化や、細胞掃除の働きをするオートファジーを活性化すると、細胞の劣化を抑制し長寿につながるとされる研究成果が発表されて
います。

要するに細胞を綺麗にして活性化させることにより老化を防ぐということ
ですが、それが赤ワインを飲むことによってできるというのは少し驚きです。

 

■スペルミジン
納豆(ひきわり)/ぬか漬け/ナチュラルチーズ/ブロッコリー/
ヨーグルト/キノコ類/オレンジ/海老/サザエの肝から摂取可能

 

スペルミジン含有のサプリメントは既に販売されているようですが、日本の伝統的な食品が意外と効果があることが改めて分かります。

納豆はひきわりの方がスペルミジンの含有量が高いとされています。

自宅でぬか漬けづくりを始めてみるのも面白いかもしれません。

スーパーに行くと老舗のぬか床メーカーだけでなく異業種の食品メーカー
からもたくさん商品が発売されていました。

こうしてみると長生きの為には、毎日の食卓に野菜やくだもの、発酵食品は欠かせないのかもしれません。

納豆というと、かつてTVで有名だった長寿の双子のおばあちゃん、金さん、銀さんも納豆が大好きで毎日食べていたそうです。

やはり伝統的な日本食には長寿の秘密がありそうです。

今、世界的に日本食のブームではありますが、良いチャンスですので
もっと日本食を勉強してみるのも将来に向けて役に立つのかもしれません。

筆者も最近は、ナチュラルチーズ(残念ながらプロセスチーズでは効果が
ないそうです)を片手に赤ワインを飲む機会が随分と増えました。

長く元気で働くためには、「食」に気を配ることも大事だということを
認識できる時間でもあります。

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、感謝申し上げます。