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改革先進国ドイツと日本の違い(3/3)

2020年06月01日
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今回の記事は、前回の記事に引き続いてドイツの改革から日本は何を
学べるのかを記事にしてみたいと思っています。

3部作(記事)の完結編として、今回は地方について考えてみたいと
思います。

 

東京一極集中の課題が、今回のコロナ禍で明確になりました。

 

この国の形を変えていくことが、少子高齢化対策や疾病対策にも有効
なのかもしれません。

 

地方が強いドイツ

 

 

前回の記事でもご紹介したとおり、ドイツには一局集中はありませんで
した。

一強多弱ではなく、国の中に強い地域がたくさんある。

 

ドイツはそんな国を目指したのかもしれません。

 

今回の3部作の記事をまとめながら、筆者はあることに気が付きました。

結局のところドイツという国は、一番大事なのは国民のやる気だと気が
付いていたのだと感じたのです。

国の資産は国民(人)しかいないと。

ドイツと日本の国民性は似ているとよくいわれました。

真面目で勤勉、親切、そして秩序を重んじる国民性はよく似ていると
思います。

国民性だけでなく、いろいろなものが似ています。

 

ものづくりが得意。

第二次世界大戦の同盟国であり、敗戦国。

ともに焼野原からスタートして、経済大国になった。

 

日本人と違うところは、(多くの欧米人はそうかもしれませんが)メリ
ハリがきっちりついていることです。

筆者も仕事でドイツに行ったことがありますが、それがよくわかりまし
た。

仕事中は無駄口を一切叩かず一生懸命、でも終業時間になると我々
(ある意味お客様)をほったらかしにして、バイバイとばかりに家に
帰ってしまいます。

(信じられませんでしたが・・・・)

ドイツには働き方改革なんてものは、不必要かもしれませんね。

 

 

画像素材:Jim Mayes  ドイツの国花(ヤグルマギク)

 

 

原動力は中小企業

 

 

今回の3部作の最初の記事で、ドイツの生産性は日本の1.5倍と書きま
した。

 

その原動力は元気な中小企業です。

ドイツにも自動車産業や総合電気メーカ等で世界的に有名な大企業も
多く存在していますが、中小企業が頑張っているのです。

そしてドイツの中小企業は、直接世界を相手にしています。

日本の中にも、世界が注目する技術やノウハウを保有する中小企業は
ありますが、ドイツにはそんな会社が多くあるのです。

 

2016年くらいから中国企業のM&Aによるドイツ企業の買収が進んだ頃、
ドイツ政府は数百名規模の中小企業をM&Aから守っています。

ドイツ政府が、外国のM&Aから中小企業を守ることをみても、ドイツに
おける中小企業の位置づけの重要性を感じることができます。

日本ならこんなことはしないと思います。

日本の中小企業は、大企業の下請けのイメージが強く(そうでない企業も
たくさんありますが)、直接世界を相手に貿易をしているとイメージは
ありません。

しかし、ドイツの中小企業は地方政府の強力なバックアップで世界を
股にかける会社が多いのです。

 

そう、ドイツの中小企業は大きな成長を遂げている企業が多いといえ
ます。

そんな企業の中には、将来国を代表する大企業の仲間入りをする企業も
多いはずです。

その中小企業が、ドイツの生産性と国力に大きく寄与しているのです。

そして、そんな中小企業を連邦政府も強力にバックアップしています。

ドイツ商工会議所は世界92力国に140カ所もの拠点を持っていて、
ドイツから海外に進出する中小企業をきめ細かく支援しているそうです。

ドイツ商工会議所は、2019年に125周年を迎えたほど歴史があるよう
ですが、特に中小企業を大事にしているようです。

 

ドイツの中小企業は、中央政府の支援でグローバル化している比率が
極めて高いといえます。

 

このようにドイツの地方は、元気な中小企業が支えているともいえます。

 

地方政府もそんな中小企業を応援しています。

 

地域が潤えば、そして豊かになれば、もっと地域は活性化します。

 

日本では大規模な自然災害が増える中で、被災した地域は国の支援に
頼らざるをえません。

地域で何かを決めていく力が不足しているのです。

 

豊かになった地域が独自でいろいろなことを決めて、行動していく。

アフターコロナの時代には、元気な地域が必要なのかもしれません。

そのためには、日本はドイツにもっと学ぶべきかもしれませんね。

 

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。