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免疫力の重要性を再認識する

2020年06月27日
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新型コロナウイルスのワクチン開発が全世界で、急ピッチで進められて
います。

このウイルスがどんなものなのかが次々にわかってきていますが、筆者は
先日面白い記事を読みました。

それは血液型によって、感染度合いが違うという報告記事だったのです。

 

アメリカやドイツ、そして中国の大学や研究機関の出した報告だったの
ですが、血液型O型の人が感染しにくく、A型の人が感染すると重症化
しやすいという結果は調査機関全てでの共通事項でした。

 

現在のところはまだ統計学的な範疇のようですが、なぜ血液型でこんな
にも違いがでるのか筆者は不思議で、少し調べてみました。

 

その結果、どうも血液型と免疫力は相関関係があることが分かったの
です。

高齢期になると免疫力が落ちることは、以前の記事でご紹介しました。

今回の記事では、高齢期でも病気に罹りにくい状況を維持する為に、
もう一度免疫について皆さんと一緒に学んでみたいと思います。

 

 

血液型と免疫力の関係

 

 

実は筆者の血液型はO型です。

O型なのですが、A型の性格が強くて、よく友人からOA型と呼ばれて
いました。

自身もコンピュータ関連の仕事をしていた関係で、血液型を聞かれると、

 

「OA(オフィースオートメ―ション)型です」

 

と若い頃はよく冗談で答えていたことがありました。

 

でも、血液型は性格と密接な関係にあるだけでなく、どうも免疫力とも
密接な関係にあるようなのです。

人体の中で、免疫機能と密接な関係にあるのがリンパ系器官です。

皆さんも学校で、「スキャモンの成長発達曲線」というのを習ったことが
あるはずです。

 

 

 

スキャモン発達曲線

 

 

 

この図をみてもよくわかるように、人間の体で一番最初に出来上がるの
が、リンパ系器官です。

神経系組織よりも早く出来上がり、10歳レベルで成人レベルの200%近く
までその機能の力は上昇します。

まだ身体系の組織(器官)が出来上がっていない状態で、ここまで上昇
する理由はウイルス等の外敵から体を守る為だと考えるのが自然です。

この免疫力、免疫学の権威として知られるお偉い先生の言葉では、

 

「生まれながらにして免疫力には、血液型による差がある」

「免疫学的に、いちばん病気に強いのはO型です」

 

なのだそうです。

 

成人5000人の血液から、白血球の成分の一種、リンパ球の割合を調べた
結果、O型が全血液型の中で一番多いそうです。

O型は免疫力が常に活性化されているといえるのだそうです。

免疫物質でもあり、ウイルスや細菌と闘う抗体は、リンパ球から作られ
ます。

リンパ球が多いということは、抗体がよく生産されていることを意味し
ます。

コロナ治療の最前線では、免疫暴走という現象も報告されていますが、
免疫力がある(高い)ことは大事なことだといえます。

 

でも、どうして血液型によってこんな差があるでしょうか?

 

O型の人は、血液の成分でもある血漿中で抗A抗体と抗B抗体という2つの
抗体を絶えず作り続けているそうです。

繰り返しになりますが、免疫力が常に活性化されているということに
なります。

A型では、抗B抗体をB型では抗A抗体のみを作っているためにO型は免疫
力が強いといえます。

なんとAB型では、血漿の中で抗A抗体も抗B抗体も作られていないそう
です。

よってAB型の免疫力は、ほかの血液型と比べて最も低いことになります。

 

 

 

 

 

でも、この抗A抗体とか抗B抗体とかは、どんな意味があるのでしょうか?

 

 

動物、植物、細菌にも血液型がある

 

 

今回の新型コロナウイルスやSARSやMERSだけでなく、過去にはスペイ
ン風邪によるパンデミック。

中世にはペストが欧州で大流行して人々を苦しめました。

でも人間とウイルスの戦いは、もっともっと古くからあったことは容易に
理解することができます。

人間の歴史は、細菌やウイルス、寄生虫といった病原体との闘いの歴史で
もあった筈です。

前述の免疫学の権威である先生のお話しでは、人類がこれらの細菌や
ウイルスそのものと深く関わり合う中で、体内に血液型物質ができた
のではないかと考えられているそうです。

 

実は、血液型は人間にのみ存在するだけでなく、動物や植物にも血液型
物質はあるそうです。

そして、あらゆる細菌にもそれぞれA型、B型、O型などの血液型物質が
あると聞くと少し驚きです。

 

ここまで書くと読者の皆さんもピンとくるかもしれません。

 

ようするにO型の人は、A型のウイルスにもB型のウイルスや細菌にも
強いということになるのです。

免疫力があるからといって感染しないわけではないと思うので、
引き続き感染防止に努める必要はありますが。

 

 

血液型は民族によって違う

 

 

そこで筆者は日本人の血液型分布を調べてみました。

 

日本の血液型の分布は、A型が38.2%、O型30.5%、B型21.9%、AB型9.4%
(2013年統計)

確かに抗A抗体と抗B抗体の両方を持っていないAB型の人は少ないよう
です。

でも日本においては、血液型分布の大きな偏りはなそうです。

そこで筆者は、今度は世界の血液型の分布を調べてみました。

免疫力が高いO型の人が多いのはどこなのか?

 

調べると分布図があったのですが、そこで分かったことは、アメリカ
大陸(移民国家であるアメリカ合衆国やカナダ以外)でO型が多いと
いうことがわかりました。

特に南米が異常といえるほどにO型が多く、コロンビアやベネズエラでは
O型が100%と聞くと正直驚きです。

 

なぜアメリカ大陸でこんなにO型が多いのでしょうか。

その答えを探すと、意外な病気が浮かび上がってきました。

 

その病気は梅毒です。

 

ウイルスではなく、細菌が起こす疾病です。

梅毒はもともとアメリカ大陸の地方病だったようです。

15世紀にコロンブス一行がアメリカ大陸からヨーロッパに持ち込み、
拡大し、日本にも後に上陸しています。

20世紀半ばに特効薬のペニシリンが開発されるまで猛威を振るいました。

実は、O型の人は梅毒に感染しにくく、重症化もしないそうです。

アメリカ大陸の先住民の9割がO型であることは事実のようですし、
コロンブス一行が疾病を持ち帰ったヨーロッパも比較的O型優位の人口
構成になっています。

このように疾病が、民族の血液型を決めている可能性すらある事実を
つかむと、人類がいかにウイルスや細菌といった外敵と戦ってきたのかを
実感することができます。

 

このように多くのウイルスや細菌と隣り合わせの人類にとって、免疫力が
とても大事なものであることが今更ながら理解することができました。

 

 

 

筆者の家の近くにあるスーパーの入り口に免疫力を高めるサインボード
が掲げられていました。
とても素晴らしいことですね!

 

 

 

 

アフターコロナの心構え

 

 

こんな知識は、今まで一般庶民には必要がありませんでした。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大によって、我々はいろいろなことを
知りました。

知ることによって、自分は何をすべきなのかが分かります。

 

この「知る」⇒「能力を習得する」⇒「(自分に)投資する」⇒「行動
する」ことは、このブログの基本コンセプトでもあります。

 

人生100年をどう生きていくのかという課題にパンデミックというリスク
が加わりました。

 

まずは知って、能力を付けてから、それに対応する為に行動する。

 

そのためにも「知る」ことは、とても大事です。

 

これからも読者の皆さんと人生を有意義にリスクに負けない強さを持ち
続けるためにも一緒に勉強を続けていきたいと思います。

 

 

今回の記事も最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。