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資産形成より変身資産

2021年08月28日
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前回の記事では、人生100時代を乗り切るために資産形成が必要かも
しれませんと書いてみました。

 

確かに長くなった人生を有意義に過ごすためには、お金は必要だと思い
ます。

 

でも、セカンドステージやサードステージを生き抜くためには、お金以
外の資産も必要です。

 

その資産については、以前の記事でもご紹介してみました。

 

ロンドン大学のリンダ・グラットン先生が書いた「LIFE SHIFT」の中
で、3つの資産が紹介されていたことを覚えておられる読者も多いので
はないでしょうか。

 

 

①生産性資産・・・生産性を高めて成功し、所得を増やす為の資産

②活力資産・・・・肉体的・精神的健康・幸福で良好な人間関係等の
資産

③変身資産・・・・人生100年を生き切る知識・人的ネットワーク・
継続した学習

 

 

上記の3つの資産は、人生100年時代を生き抜くためには、とても大
事な資産です。

 

①の生産性資産、現役時代に形成すべき資産であることは、読者の皆さ
んにもご理解頂けると思います。

 

知名度の高い大学に入り、安定した大企業に入社し、その後もスキルを
磨きながら所得を増やしていく為の資産です。

学歴であり、肩書きであり、資格でもあるわけです。

昭和から平成にかけて、この資産は社会人にとって絶対的な強さを誇っ
ていました。

 

でも、高齢期になると別の資産の必要性が高まってきます。

 

②の活力資産は、簡単に言えば肉体的・精神的な健康を維持することで
あり、現役(ファーストステージ)、セカンドステージ、後期高齢期の
サードステージの人生全てのステージに必要となってくるものです。

 

当然のごとく、精神的な健康を維持する為には社会的な人的ネットワー
クもこの活力資産と言えます。

 

筆者が長くなった人生を考える上で、最も重要になる資産だと考えてい
るのが、③の変身資産です。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse
変身といえば蝶 芋虫がこんなに綺麗になるなんて信じられません

 

 

 

この変身資産、後期高齢期に入ってから構築できるものではありません。

 

ファーストステージやセカンドステージの時から準備して構築すべきも
のかもしれないのです。

 

そしてこの変身資産は、あるかないかで、人生100年の充実度が大き
く変わってしまいます。

 

人生100年時代を生き切る知識と言われても、現役時代にはピンとこ
ないかもしれませんが、その変身資産の中身は、セカンドステージやサ
ードステージを目指したものとは思えない程難く、かつ素晴らしいもの
かもしれません。

 

中でも、高齢期になってからの良好で質の高い人的ネットワークはとて
も重要なものになってきます。

 

人的ネットワークの構築は現役世代だけでなく、どちらかというとセカ
ンドステージ以降の方がその必要性が増すといってもよいかもしれない
のです。

 

そのネットワークを活用して、高齢期に入っても継続した学習は必須に
なります。

研究者の方々の中には、この学習を修行と表現されている方もいるくら
いです。

 

この学習の中身も、

 

「自分が情熱を燃やせて、興味を持てるもの」

「自分だけでなく、周囲の人々と共に何かを創り出せるもの」

 

が良いのだそうです。

 

巷で言うところの「生涯学習」とは少し意味合いが異なるのかもしれま
せん。

 

この変身資産、ここまで書くと、こんな表現をしてもいいのかもしれな
いですね。

 

変身資産=NEWタイプ資産:第3ステージに移行する為の重要な資産

 

言葉を変えると、「人生100年時代の必須資産」ということになるの
かもしれないのです。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse 国蝶オオムラサキ 美しいですね

 

 

 

 

Identity

 

 

変身資産を考える時、とても大事なものがあります。

 

それは、アイデンティティ : identity

日本語に直訳すると「自分らしさ」という表現になります。

 

自分らしさを出せるものだからこそ、情熱を燃やせるのかもしれません
ね。

 

上記でご紹介した「LIFE SHIFT」には、

 

「自分のことを良く理解することから始める」

「どこから出発したかより、何をするのか」

「引き継ぐものではなく、創り出すもの」

 

が、大事であると書かれていました。

 

 

(良く学んだ上で)変身して、自分が変わるためには

 

・自己認識(自分を見直してみる

・(自分以外の)世界の見方を変える

 

ことが必要になるのかもしれませんが、その結果で高齢期の幸せが実現
できるのであれば、とても素晴らしい事かもしれないですね。

 

 

以前の記事で、定年にも1.0から3.0考え方の変化があると申し上
げたことがありますが、同様にこの変身資産形成の必要性を理解するに
は下記のシナリオを理解する必要があるのではないかと思いました。

 

 

 

 

 

今、年金支給年齢の関係で、70歳まで働けるような制度ができつつあ
りますが、人生は70年では終わりません。

やはり人生100年に対応する為の資産が必要なのです。

 

ここまで考えると、この変身資産形成には相当な投資が必要なのだとい
うことが理解できます。

 

それも何時頃からその投資が必要になるのかは、変身資産の中身によっ
て決まるのかもしれません。

 

 

 

画像素材:Jim Mayse 子供の頃よく見た綺麗な蝶です

 

 

 

変身資産の効果

 

 

この「変身資産」は4つの枯渇を防ぎます。

 

Ⅰ  知識の枯渇

Ⅱ 健康の枯渇

Ⅲ モチベーションの枯渇

Ⅳ 友人や家族との関係の改善

 

 

このⅠからⅣの全てが、人生100年を生き切る為に必要なものばかりです。

 

読者の皆さんは、残りの人生をどのように生きてみたいですか?

その為には、「ありうる自己像」や「なりたい自分」を整理してみる必
要があります。

 

読者の皆さんは、幼い頃になりたいものがあったはずです。

 

昔は、野球選手、花屋さん、ケーキ屋さん、消防士・・・等々

 

将来なりたいものがない人は少なかったのではないでしょうか。

 

この国がまだ貧しかった頃でも子供たちには夢がありました。

決してお金を儲けられるとか、有名になれるとかではなく、

こんな風になってみたい・・と。

 

それは大人になるにつれて無くなってしまいましたが、高齢期に入って
からでも、もう一度チャレンジできる夢もあるかもしれません。

 

やり残したことを、やりたかったことを実現する為に変身資産を身に付
ける。

そんなものがあるなら、筆者は是非手に入れてみたいと思うのです。

 

年金もらえるまで何とか頑張って働いて、なんとか逃げ切るのではなく、
セカンドステージやサードステージになっても夢を追いかける。

筆者もお金に追いかけられる人生より、夢を追いかける人生を歩んでみ
たいです。

 

その為の変身資産、一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、感謝申し上げます。