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新自由主義の行きつく先

2022年11月19日
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先日の記事で、この国にとっての新しい経済の仕組みについて書いてみ
ました。

 

欧米発の新自由主義の弊害が大きな課題としてクローズアップされてき
た昨今、新たな資本主義の誕生は必然なのかもしれません。

 

物価高に苦しむ庶民の給料は上がりません。

 

ただ不思議なのは、政治家もマスコミも論議はしても、問題視して対策
を促すようなそぶりもありません。

 

当然、政治家もマスコミで働く人たちも高給取りばかりで、他人事なの
かもしれませんが。

 

 

下がることもなく、高い給与をもらっている人がこの給与の推移グラフ
を見ても
何も感じないのかもしれませんが…

 

 

こんなところにも格差を容認する新自由主義による「汚染」は広がって
いるようにも見えます。

 

給料は上がらない上に非正規が占める割合が全体の40%を超えていて
は庶民の生活は良くはならないでしょう。

 

そして、低賃金が本質的な原因で度々問題が発生している介護や保育も
新自由主義の影響を大きく受けている仕事といえます。

 

介護保険導入から20年が過ぎ、当初の理想とはかけ離れて行くような
気がするのです。

 

介護事業は民間委託へ大きく舵を切り、福祉より金儲けが優先されつつ
あります。

 

民間事業者の大手は、新自由主義の象徴ともいえる外資(ファンド)の
傘下となり、介護事業そのものが金儲けの材料になり下がっています。

 

おまけに大事な個人情報までもが外国に筒抜けになっているのではない
かという心配な状況になっているのです。

 

筆者は、この点も国家の安全保障の一つではないかという気がするので
すが、大袈裟でしょうか。

 

「公」が「民」に流れることは悪いことではないのですが、流れる先は
コントロールしないと「公」そのものが崩壊するのではないかと感じて
います。

 

保育でも悲しい事故が後を絶ちません。

 

送迎の車に車内人感センサーを取り付けても悲しい事故は無くならない
と筆者は思います。(あくまでも筆者の考えです)

 

それは、本質的な問題解決にはなっていないからです。

 

給料を含めた待遇の低さゆえに定着率が悪いのは、介護も保育も同じで
す。

 

国が補助金を出してもその多くは経営側が搾取しているような気がしま
す。

 

そして、その結果で「人が育たない」「人が定着しない」という現実だ
けが残るのです。

 

 

画像素材:Jim Mayes    新自由主義は豊かさの象徴のように綺麗で良い
ことばかりが目立つようですが… 実際は…

 

 

新帝国主義か

 

 

筆者は、この新自由主義が、新帝国主義に変質をしているのではないか
と感じる時があります。

 

温暖化や気候変動を無視して経済成長を望むばかりに地球環境を破壊し
続け、大規模災害は毎年のように襲ってきています。

 

筆者は、以前の記事でも書いたように、今回のコロナ禍は地球から人類
への警告状ではないかとも感じています。

 

そして、国民の声をまったく聞かず暴走する政治。

 

安倍元総理の国葬がそのよい例ではないかと思います。

 

ロシアによるウクライナ侵攻、中国による台湾への威嚇、北朝鮮のミサ
イル発射、そんなことを理由に戦争へとひた走る国の姿が垣間見えて仕
方がありません。

 

誰かが「おかしい」と叫んで止めないと大変なことにもなりかねない状
況になりつつあると思うのは筆者だけでしょうか。

 

このまま格差と貧困が広がり続ければ、

 

「もうこんな世の中(社会)、どうにでもなれ!」

 

と思う人が増えてしまいかねません。

 

そうなると、本当に戦争を容認するような国になってしまうのではない
かと感じています。

 

格差や貧困から目を反らすために戦争へと突き進む、そんなことになら
なければいいのですが…

 

この新自由主義、何処かで方向転換が必要だと思えてなりません。

 

 

 

 

画像素材:Jim Mayes    綺麗で豪華に見える新自由主義、でもその足元
には
意外にも澱んだその実態が広がっているのです…

 

 

方向転換への秘策

 

 

この国の少子高齢化は止まりません。

 

であれば、その逆張りで、そうであっても国民が幸せになれる方法を考
える。

 

前向きに考えるのであれば、そうなります。

 

高齢化の進展と共に、社会保障費はうなぎ上りで、財政を圧迫し続けて
います。

 

その反面、格差と貧困は、ストレスによる障害を生み続け、負のスパイ
ラルに完全に落ち込んでいます。

 

筆者の経験からすると、高齢期の方々が健康を維持する最大の良策は、
「働く」ことです。

 

 

画像素材:いらすとや 高齢期でも働ける社会が一番良い社会では…

 

 

働く事によって、自然と頭と体を使います。

 

健康体操や脳トレーニングよりもはるかに効果があると思うのです。

 

政府に必要な政策は、弱った人を助ける政策だけではなく、高齢期に入
っても健康を維持して働く事ができる仕組み(システム)を構築するこ
とです。

 

新自由主義やそれを進める企業に任せても実現はしません。

 

先日あるセミナーで、ロンドン大学のリンダ・グラットン先生がこんな
ことを言っていました。

 

定年後は「人生が広がるような生き方」ができれば…と

 

働いて、付き合いが広がり、そこに生き甲斐があれば、健康を維持する
ことも幸福を感じることも出来ます。

 

人間ですから、病気になることはあるかもしれませんが、そこには再起
していく意欲も生まれます。

 

そしていくばかりかも収入があれば、将来への不安も軽減されます。

 

高齢期の就労は、ある意味この国にとって良い事づくめなのです。

 

でもこの高齢期の就労を新自由主義に任せていたら、いつ迄たっても実
現はしません。

 

その為にも、この国の課題を解決しうる新しい経済システムの構築が待
ち望まれているのです。

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申しあげます。