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リスキリングだけでいいのか

2023年02月04日
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人手不足が急速に進展しているようです。

 

コロナの影響もあり、30代40代の就業者が特に不足しているそうな
のです。

 

人口減少でこれから人手不足はいよいよ困った状況になるのかもしれま
せん。

 

まだまだ求人票には、最低賃金が並びますが、飲食業界のように人手不
足が深刻なところは凄い単価で求人をしているところが出てきました。

 

先日東京に行った際、繁華街を歩くと、大手飲食チェーン店の軒先には、
夜間のアルバイトの時給が1800円以上という張り紙がありました。

 

正直驚きました。

 

地元の地方では、激務の介護職の時給は1000円程度です。

 

これでは本当に人が必要とされるところに人が配置できません。

 

最近、政治家の口からは「雇用のアンマッチ」が発生しており、リスキ
リング(Reskilling)が必要だという発言が多くなってきました。

 

リスキリングとは、職業能力の再開発、再教育という意味で使われる言
葉ですが、本当に必要なものはリスキングだけなのでしょうか。

 

最近はDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応する為の人材確
保戦略の一つとしても注目されていますが、この社会の中で必要なもの
はDXだけではありません。

 

もう一つの視点として、生産年齢人口(15~64歳)が急速に減少し
ていく中で、注目すべきは65歳以上を含めた高齢期の方々が持ってい
る生産力です。

 

 

極寒が続く毎日ですが、もうすぐ春がやってきます
筆者の家のご近所では、もう寒桜が咲いていました 春が待ち遠しい

 

 

どんなキャリアアップが必要なのか

 

 

60歳で定年を迎えた高年齢者が企業に残る、或いは他社に再就職をす
る為の条件はただ一つです。

 

「企業(社会)に貢献する」こと(できること)。

 

高年齢者が企業に貢献できなければ、企業に残る意味はないのかもしれ
ません。

 

ただ、社会の中で氾濫している早期退職や希望退職のような「年齢によ
る強制退職」を見るにつけ、企業に残るのも難しい環境です。

 

そして、再雇用における賃金の低下は大きくモチベーションを落す要因
にもなっています。

 

賃金を落さず企業に残る方法は、企業に貢献できることを証明すること
しかないのですが、それがなかなか簡単なことではないのです。

 

とにかく貢献できることを証明する為に、スキルチェンジやスキルアッ
プ等のキャリアアップが必要であることはわかります。

 

そのスキルアップやスキルチェンジ等を考える際に重要となる考え方の
一つに、

 

「付加価値」と「生産性」

 

というものがあります。

 

しかし、これらもある意味とても抽象的で掴みどころがありません。

 

リスキリングも、スキルチェンジも、スキルアップも、とても大事なこ
とではあるのですが、それを実施した後にどのように貢献できるのかを
考えるということは、とても時間がかかる上に難解なことなのです。

 

 

街ではイルミネーションがとても綺麗です 寒さが和らぐ瞬間ですね

 

 

自分の強みの棚卸し

 

 

筆者はリスキリングやスキルアップの前にやる事があると思います。

 

それは、自分の強みを知ることです。

 

それも中途半端な強みではなく、突出した強みのことです。

 

この強み、経験値が「ものをいい」ます。

 

そう、高齢期に方々は必ずと言っていいほどこの強みを持っています。

 

長い経験=長い時間の積み重ねなのです。

 

急にリスキリングを始めても、大した時間を使うことはできません。

 

会社が終わってから社会人大学院に通ったとしても、1日2~3時間程
度で、一週間で10~15時間くらいです。

 

これを1年間続けたとしても、単純計算で500~700時間程度です。

 

高齢期の方々が、社会人時代に積み重ねた時間は、そんな中途半端な
時間ではありません。

 

筆者は、社会人大学院で2年間MBAの勉強をしました。

 

ウィークデーは、午後7時から9時30分、土日が午前9時から17時
までと結構ハードでしたが、以前に会社の研修で3年間MBAの勉強を
それ以上に時間をかけてしていました。

 

家での自習を含めると、とてつもない時間になります。

 

この積み重ねた時間こそが強みになるのです。

 

 

 

 

強みの掛け合わせ

 

 

高齢期の皆さんが持っているこの強み、実は一つきりではありません。

 

そう、皆さん複数の強みを持っているのです。

 

この強みの掛け合わせ、二次元、三次元の組み合わせこそが真の強みに
なるのではないでしょうか。

 

そして、この強みの深さも大事です。

 

この深さは経験時間にほぼ比例します。

 

特定の業務に精通していればいる程、この深さは増していきます。

 

この深さ=「強みの強度」とも言えます。

 

深ければ深いほど強みの強度は強いのです。

 

この「強みの数」と「その深さ」を棚卸しすることが出来れば、自分の
存在意義をも明確にすることが出来ます。

 

そう、自分が必要とされるところがわかってくると思うのです。

 

ですから、筆者はリスキリングも大事だと思うのですが、経験が長い高
齢期の皆さんにまず自分の強みを棚卸しをすることをお勧めします。

 

今お勤めの企業の中か外かはわかりませんが、きっとこれから自分を活
かせるところを探す意味で大きなヒントになる筈です。

 

きっと…

 

今回の記事は、巷に溢れるリスキリングという言葉に違和感を覚え、思
うがままに文書にしてみました。

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。