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老化は病気か?

2023年06月03日
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筆者は散髪をすると、いつも思うことがあります。

 

髪の毛のボリュームがなくなると、

 

「また白髪が増えたかも…」

 

と感じてガックリと肩を落としてしまうのです。

 

 

画像素材:いらすとや 白髪は気になり始めるとトコトン気になります

 

 

よい歳になってしまったので、当たり前と言えば当たり前なのかもしれ
ませんが、実はこの感覚そのものがおかしいのかもしれないのです。

 

先日、ネットの記事に目を通していた時、えぇっ…と驚く言葉を見つけ
てしまいました。

 

その言葉は、

 

老化は病気で治療できる

 

というものでした。

 

少し違和感を感じながらもその記事を読み進めると、東京大学医科学研
究所の中西真教授の研究内容についての記事だったのです。

 

とても興味を持った筆者は、早速中西先生の著書を買って読んでみまし
た。

 

その本のタイトルは、「老化は治療できる!

 

副題にはわざわざ赤字で「老化は病気です」と書いてありました。

 

 

老化が進めば進むほど病気も増えていきますが、原因は老化細胞です
筆者も何度か入院して手術を受けましたが、嬉しくないものですね

 

 

本の中身を要約すると、

 

「老化するのは体内に老化細胞が増える為」

 

「老化細胞は人間の持つ免疫機能のお陰で除去できない」

 

「老化細胞は、高齢期の様々な病気の要因」

 

となっていて、中西先生のチームが発見したGLS-1という酵素の働きを
阻害する薬剤を投与した結果、老化細胞が除去されたそうなのです。

 

現在はマウスを使った実験結果のようですが、人間でいう60歳のマウ
スが30歳に若返ったと本には書いてありました。

 

まだまだ動物実験の範疇ではありますが、これが本当であれば凄いこと
です。

 

以前にハーバード大学のデビッド・A・シンクレア教授の「LIFE SPA
N 老いなき世界」というベストセラー本を読んだことがあったのです
が、その内容とよく似ていました。

 

LIFE SPANの中でシンクレア教授も、「老いは予防して治療できる」
と語っていましたが、今回の記事には多くの共通点があるようです。

 

老化が予防できて、高齢期での病気の発症が防げるのであれば、多くの
高齢者の健康寿命を延ばすことが出来るようになるかもしれません。

 

 

以前の記事でもご紹介した平均寿命と健康寿命の関係です
不健康な期間=苦しむ期間=社会保障費が増大することになります

 

 

老化は病気か、自然現象か

 

 

我々は、誰しもが平等に、1年経てば1歳年をとります。

 

ですから年齢を重ねれば、当たり前のように髪の毛は白くなり、皮膚も
張りがなくなっていきます。

 

歳をとることを当たり前のように受け入れていますが、もしかするとそ
れが間違いであったのかもしれないのです。

 

100歳迄健康に生きることが自然な社会になれば、社会保障費の心配
はしなくてよくなるかもしれません。

 

老化を防げるのであれば、70歳を超えて働ける社会になるかもしれま
せん。

 

 

画像素材:いらすとや  
いくつになっても元気で働けることは、素晴らしいことですね
働くことで健康寿命も延ばせます

 

 

高齢期の方々が弱い立場ではないとなれば、社会は一変するかもしれな
いのです。

 

筆者は長く高齢者施設を見たり、実際中で働いてみたりしましたが、こ
のまま弱った高齢者を救うだけの社会の仕組みでは限界があると常々感
じていました。

 

そんな社会の中で、老化を薬で治療できるとなれば、いろいろな課題が
解決できそうです。

 

ただ、老化の治療薬ができる迄にはまだ時間もかかりそうです。

 

何と言っても現在はまだ、老化は病気ではなく、自然現象として人々に
理解され、受け入れられているからです。

 

 

筆者の地元ではよく霧が出ます 
こんな美しい自然現象ならいいのですが、老化は嫌ですよね

 

 

老化細胞が諸悪の根源

 

 

老化細胞とは、増殖できなくなった細胞を指すようです。

 

その要因は様々ですが、現代病として深く根ざしてしまったストレスも
その一因のようです。

 

人間は免疫機能により、老化細胞を除去できませんが、実は老化細胞を
除去できる動物がいるそうです。

 

前述の「LIFE SPAN」に書いてあったのですが、像は老化細胞を除去
できるそうです。

 

だから像は癌には罹らないそうです。

 

増殖できなくなった細胞、ニアリーイコール、変異した細胞(癌)と
考えれば納得です。

 

それ以外にも、ある種の亀やワニには老化という現象は現れないようで
す。

 

ようするにこの亀やワニはPPK(ピンピンコロリ)で死ねるわけです。

 

多くの高齢者の皆さんが願うPPK、でも以前の記事でも書いたように
PPKで逝ける人は哀しいかなごく僅かです。

 

しかし、この諸悪の根源である老化細胞を除去できる薬が見つかったと
いうのは朗報です。

 

後は人間での臨床試験を待つばかりですが、一番のハードルは老化とい
う概念を変えることです。

 

この国を救う真の特効薬は、老いというものに対する概念を根本的に変
えることなのかもしれません。

 

今回の記事は、老化は治療できるという素晴らしい研究結果についてご
紹介してみました。

 

人間の(生物としての)寿命の限界は、現在120歳と言われています。

 

でも、この老化特効薬ができれば、もしかするとそれが150歳だった
かもしれないということになるかもしれません。

 

人間の老いとは、まだまだ分からないことが多いのだと感じました。

 

ご興味のある方は、前述の東大の中西先生やデビッド・A・シンクレア
教授の著書を読んでみてください。

 

 

 

 

 

筆者はとても面白かったです。

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。