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活躍の場

2023年07月01日
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人生100年時代になっても、高齢期で健康を維持できなければ、疾病
や虚弱で苦しむ辛い時期を長く過ごすことになってしまいます。

 

このブログの記事でも度々ご紹介してきた健康寿命を延ばすことの重要
性は、誰もが頷けることなのではないでしょうか。

 

特に後期高齢者の親を持つ高齢期の皆さんにとっては、他人ごとでは
済まされない心配事でもあります。

 

その健康寿命を延ばす為に

 

・適度に体を動かす

 

・疾病を防止する為にも口にするものにも気を付ける

 

・過度なストレスを避ける

 

等々、いろいろな注意すべき点について記事を通して今迄読者の皆様と
ともに学んできました。

 

 

画像素材:PIXTA  適度な運動は健康寿命を延ばす為には必須です

 

 

そんな中で、筆者が最近健康寿命を延ばす為にとても大事だなと思うこ
とがあります。

 

それは、

 

「(自分にあった)活躍の場所を見つけること

 

です。

 

年齢に合わせた活躍の場所を見つけて、そこで実際に活躍すること…

 

それが健康寿命を延ばす上でとても大事だと思うようになりました。

 

歳をとればとるほど、今迄と同じような働き方はできなくなります。

 

それはそれである意味仕方がないのですが、年齢に合わせて自分に合っ
た活躍の場所を持っているか、持っていないかによって大きな違いが出
ていると感じるのです。

 

なぜそう思うのか…

 

筆者の身近な高齢期の皆さんをご紹介しながら説明してみたいと思いま
す。

 

 

梅雨に入ってジメジメした雨が続いています
梅雨のない北海道では今、綺麗な花が咲き乱れています

 

 

自分自身が前向きに考え、行動できる場所でもある「(自らが)活躍で
きる場所」を持っている方は他の方と少し違います。

 

記事の中で、これからご紹介するお二人とも後期高齢者の入口に差し掛
かっておられる男性です。

 

 

<Hさんの場合>

 

Hさんは、地域の中で奉仕という形で自分を活かしている方です。

 

大きな団地が立ち並ぶ地域で様々な活動をされています。

 

建設されて40年になる高層団地でも高齢化が進み、自治会が維持でき
ない状態になっています。

 

自治会そのものは形が残っているものの、既に本来の活動はできなくな
っています。

 

行政が高齢化と人口減少のダブルパンチで、財政難からキチンとしたサ
ポートもなかなか出来なくなりつつある中で、Hさんの活動は地域の中
で必要不可欠なものになっています。

 

毎朝、団地周辺の清掃、伸び放題の植栽の伐採、雑草の整理、自転車置
き場の整理整頓、何か問題があれば管理会社への連絡等、本来は団地の
管理者や管理組合や自治会が実施すべきことを自主的にそれも無償で実
施しています。

 

Hさんは誰かから言われたり、委託されて動いているわけではありませ
ん。

 

ある意味、Hさんは「地域の中で」「自分の活躍場所を自分で見つけて」
「自ら行動」しているのです。

 

筆者はHさんの事を自治会の代わりに団地の世話役として様々奉仕活動
をされていることから「世話役」と呼んでいます。

 

地域の困りごとを放置せず、自覚を持って実行に移しています。

 

以前の記事でもご紹介したことのある「自覚者」なのです。

 

高齢化が進む大きな団地の中で、郵便受けに郵便物や新聞が溜まってい
ないか等のチェックまで実施しています。

 

このHさんと接しているといつも感じることがあります。

 

・声にハリがある(いつも周りに大きな声で挨拶をされています)

 

・歩行速度がとても早い(動作が若者のように機敏)

 

・明るくて思考がとても前向き

 

高齢期になると、ちょっとしたことで周りに不満をぶちまける人は結構
多いのですが、こんな前向きな人は珍しいのかもしれません。

 

見たところ多くの方から感謝されているようには見えませんが、地域の
中で自分を活かせる場所と仕事を見つけています。

 

筆者の住む街も大きな街なのですが、散歩やジョギング等で健康に気遣
う人はいてもHさんのような活動をしている人はいません。

 

朝早くからスマホ片手に時間を持て余す(前期)高齢者の皆さんは沢山
見るのですが…

 

 

Hさんが活動する団地の横には大きな川が流れています
広い河川敷には散歩やジョギングを楽しむ人がたくさんいて良い所です

 

 

もうお一人の方は奉仕ではなく、70歳を大きく超えても自分の能力を
活かして会社勤めをしておられます。

 

<Kさんの場合>

 

嘱託で週3日、残業できず、賞与もなく薄給で働くKさんです。

 

でも豊富な経験と知識を活かせる仕事を今でも継続しています。

 

口数は少ないのですが、いつも後輩社員から頼られています。

 

若い頃から車で出掛けることが多かったKさんは、今でも元気に車で現
場へと出かけていきます。

 

どこへ行っても周りから慕われている感じがします。

 

この周りからの信頼感は、何かの力のようなものまで感じさせてくれま
す。

 

この力こそが70歳を大きく超えても働ける原動力なのかもしれません。

 

そして、このKさんもHさんと同じ特徴を持っています。

 

そう、お二人とも健康寿命を維持しているのです。

 

Hさんの場合もKさんの場合も、自宅で過ごす時間は長くはありません。

 

奥さんとの関係も良好なようです。
(自慢話を聞かされるくらいですから…)

 

奥さんからすれば、旦那様の食事を毎食用意することもなく、今流行り
の夫源病に罹ることもありません。

 

最近、この夫源病を「主人在宅ストレス症候群」ともいうお医者さんま
で現れたことを考えると、この病気、高齢社会が産んだ大きな社会病と
もいえるのかもしれませんね。

 

「主人元気で留守がいい(良い)」という言葉が昔流行りましたが、
本当にそうかもしれません。

 

 

今回ご紹介したお二人は、幸運にも自分を活かせる活躍の場所を見つけ
ることができました。

 

ただこの幸運は、他人から与えられるものではなく、自分で見つけ出す
ものだとお二人の活動を見ていて思うことがあります。

 

きっとソファーに寝そべってテレビにかじりつくような生活はしたくな
いのだと思うのです。

 

 

自宅のソファーに寝そべってTVを見てもストレス発散にはなりません
外に出れば癒される風景や美しい花たちに出会えるかも…

 

 

 

いかに活躍の場所を見つけるのか…

 

見つける為の能力と知見を磨いておく…

 

これが定年前にしておく努力の一つかもしれないと思いました。

 

読者の皆様にとっての定年後の「活躍の場所」とはどんな場所でしょう
か。

 

長くなってしまった人生を、スマホやTVで潰すのは余りにも長過ぎま
す。

 

自分が前向きになれるものは何か…

 

どんな活躍ができるのか…

 

そんなことを考える時間は、長くなってしまった人生にとって無駄な時
間にはなりません。

 

きっと…

 

 

今回の記事も最期までお付き合い頂き、感謝申し上げます。