食欲の秋を考える
今日は朝から近くのJA(農協)へ…
地元野菜の即売場が開店する30分前に到着したのに、既に長蛇の列で
した。
皆さんのお目当ては、地元の特産「丹波の黒豆」です。
筆者も、自分で食べるというより、日頃お世話になっている方々に(感
謝を込めて)贈る為に、早くから並んで一番良いものを自分の目で選ぶ
ことにしています。
鞘から豆を取り出すと確かに黒くて、一見美味しく見えないのですが、
調理するととても言葉にできないほどの美味です。
お酒の肴だけでなく、おやつにも ”もってこい” の凄い人気者です。
一見、美味しそうには見えないのですが、地元では超有名な特産品です
この季節、地元では争奪戦になるほどの人気者でもあります
ただ、物価高の影響でしょうか?
価格は昨年の1.5倍ほど…
でも、今年も良い品を選ぶことができました。
黒豆だけでなく、たくさんの野菜が売り場に所狭しと並んでいて、「実り
の秋」「食欲の秋」を実感できる時間となりました。
売り場は超満員で、通路をすれ違うにも苦労する状況でしたが、皆さん
秋の味覚を買い逃すものかと懸命でした。
ただ、買い物客を冷静に見てみると、殆どの方が筆者より年上の高齢者
です。
皆さん、新鮮な野菜の重要性を認識しているのでしょうか…
少しずつ秋が深まってきました もうすぐ紅葉の季節ですね…
防ぎたい体の酸化と糖化
以前の記事でも度々ご紹介したとおり、野菜や果物は老化を促進させる
体の酸化と糖化を防止してくれます。
身体が酸化する=体が錆びる
身体が錆びると老化が進行するのですが、その過程で様々な症状が出ま
す。
・(普段肩こり等ならない人が)肩こり
・(原因不明の)慢性疲労
・(女性の大敵)肌荒れ
・(多くの疾病の要因のなる)高血圧
なんとなく調子が悪いと感じるのは、身体が錆び始めている可能性があ
るのです。
人間の身体には、免疫力と同様に身体を錆びないようにさせる為の抗酸
化力が生まれながら備わっています。
ただ、この抗酸化力、40代から急激に低下していくようです。
とても残念なのですが…
だからこそ、身体を酸化させないように気をつけたいものです。
画像素材:PIXTA
体を酸化させない食品のヒントは日本食にあります
以前の記事でも度々ご紹介した「孫は優しい(わね)」にもヒントが…
酸化の要因の一つに脂質の摂り過ぎがあります
(大好きな人も多いのですが)ポテトチップスはほどほどに…
その為にも、上記症状だけでなく、どのような疾病に繋がっていくのか
という知識があった方がいいと思い、少しだけご紹介しておきます。
まずはその前に体を酸化させる悪玉がいることを知っておきましょう。
その悪玉とは、活性酸素…
我々人間は大気中の酸素を吸わないと生きてはいけません。
この大気中の酸素より活性化された酸素のことを活性酸素といいます。
この活性酸素、ストレスや紫外線、食品添加物(化学物質)やタバコ、
脂質、そして過度な運動等が要因で発生してしまいます。
厄介なことに、この活性酸素、とても不安定で色々な物質と反応しやす
い性質を持っているのです。
活性酸素+脂質=酸化過多で動脈硬化や心臓・脳の血管障害
活性酸素+タンパク質=酸化過多
活性酸素+酵素=がん
ここまで書くだけで少し怖くなりますが、ストレスや紫外線はなかなか
簡単に防止するのは難しいですね。
政府が国民にタバコをやめさせようと躍起になっているのも理解できそ
うです。
要因を全て排除することは難しいのですが、酸化を防止できる方法もあ
るのです。
そう、それが前述した野菜や果物の摂取です。
その中で、筆者のお勧めは、なんといってもキウイ(果物)です。
以前の記事でもご紹介したように「朝キウイ」「夜トマト」がとても効果
的だからです。
3種の神器ならぬ、筆者の朝食を支える3種の(神)果物です
バナナ:血圧対策 リンゴ:口臭予防 キウイ:体の酸化防止
最近よく目にするAGEs
身体の酸化と共に、気を付けたいのが身体の糖化です。
最近ネットで急拡大している言葉に「AGEs」というのがあります。
AGEs : Advanced Glycation Endproducts
日本語に直すと、「最終糖化産物」という恐ろしい名前になります。
なにやらどこかの国が敵国を脅す時に使う最終兵器のような言葉で、気
味が悪いですね。
過剰な糖+タンパク質=AGEs
ということになります。
ようするに、糖とタンパク質が結合した時にできる老化物質を表す言葉
なのです。
AGEsのネット広告を見ていると、「一人で居るとすぐ寝てしまう人…」
なんていう表現で問題を提起していますが、身体に明らかな変化が出て
しまうようです。
我々の体を作っているタンパク質が、糖化により本来の働きができなく
なることにより、身体に様々な変化が出てしまうということなのです。
甘いものばかり食べていると、糖尿病だけでなく、この糖化による様々
な障害が体を襲うことになります。
この糖化も、予防する食品があります。
その代表的なものにお茶がありますが、ペットボトルで販売されている
ようなお茶ではありません。
・ドクダミ茶
・ルイボスティー
・甜茶
他にも自然の葉をそのまま使ったクマザサ茶やシソ茶等が糖化防止には
効果があるようです。
そして、お茶以外にも糖化予防で大きな効果のある食品が生姜です。
黒豆と一緒に購入した新ショウガです(地元産)
生姜は筆者の大好物 いつも甘酢ショウガをつくっています
生姜を乾燥させたり、加熱した時に発生する成分である「ショウガオー
ル」が糖化を防いでくれます。
生姜は体を温めてくれるので、筆者も朝食によく食べます。
お豆腐やじゃこ天等に添えて食べるようにしているのです。
そして、生姜以外にも多くの野菜が体の糖化を防いでくれます。
1日の(野菜の)推奨摂取量は350gだそうです。
でも、その中身まで指定があるのを知っている方は少ないでしょう。
淡色野菜が230g
緑黄色野菜が120g
だそうです。
ようするに、たくさんの種類の野菜を食べた方が良いということになり
ます。
筆者も丹波の黒豆とともにたくさんの種類の野菜を買って帰りました。
高齢になると、
野菜と果物を中心とした食事に切り替える方が、
身体の酸化や糖化を防ぎながら老化防止にもなって、
とても良いということを知っておきましょう。
「食欲の秋なのだから、食べたいものを食べたい」ということは悪いこ
とではないのですが、
頭の隅っこにでも「老化防止」という文字はおいておきたいものですね。
今回の記事は、JA(農協)で沢山の野菜や果物を見て感じたことを記
事にしてみました。
そして、食欲の秋ですが、食べ過ぎには気を付けましょう(笑)
今回の記事も最後まで読んでくださり、感謝申し上げます。