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座り過ぎると良くないそうです

2024年12月07日
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この週末は久しぶりにお休みがとれました。

 

先週末も祭日だったのですが、学会に参加する為に、関東へと出かけて
いました。

 

朝から早起きをして、朝食を摂りながら溜まった洗濯モノを庭に面した
デッキに干しました。

 

でも、洗濯モノを干しながら、寒さで体がブルブル震えます。

 

チョット寒すぎ…

 

朝晩は随分と冷え込むようになった為、急いで干して部屋に戻りました。

 

季節の変わり目の寒暖差は、高齢期にとってはとても危険です。

 

いや、怖いものだと知る必要があると思っています。

 

書斎で仕事を始めると出窓の先に鳥の大群が…

 

メジロの大群が、筆者の自宅の庭で、朝ご飯のようです。

 

このメジロ達、庭の植栽のレッドロビンの赤い新芽が大好物のようで、
よく庭に大挙してやって来ます。

 

淡い緑のメジロに交じってオレンジの少し大きな鳥も見えました。

 

ジョウビタキです。

 

オレンジにホワイトの模様が映えて、とても綺麗な鳥です。

 

寒いのに鳥たちはとても元気そうです。

 

木から木へと、元気よく飛び跳ねていました。

 

でも、この天候不順による寒暖差は、人間様には結構堪えるようです。

 

 

画像素材:Jim Mayes
我が家の庭には10種類以上の鳥たちが遊びにやってきます
(今のところ14種類の鳥たちを観察できました)

 

 

高齢者には要注意の寒暖差

 

 

先日、お付き合いのあるシルバー人材センターの職員の方から相談を受
けました。

 

「天候不順(による寒暖差)でこの数カ月で3人も亡くなられた…」

 

「仕事はあるのにやる人がいない」

 

「このままでは仕事を続けられない」

 

シルバー人材センターで扱う仕事は軽作業が多く、作業時間も短いもの
が多いのですが、だからこそニーズがあるとも言えます。

 

駐車場の入り口にあるバリカーを、朝晩決まった時間に開け閉めする。

 

特定の場所の清掃を定期的に実施する。

 

こんな軽作業を低賃金で実施しているのですが、担い手がドンドンと減
っているようです。

 

軽作業といいながらも、作業場所は屋外でもある為に、冬季には健康管
理が重要になるのです。

 

そう考えると、高齢期の働き方には注意が必要なモノがたくさんありそ
うです。

 

 

最近、スッキリと晴れることがなかなかありません 天候不順です…
写真は神戸市内(垂水区)から対岸の大阪・和歌山方面を望む

 

 

寒さ以外にも気を付けることが

 

 

先週末参加していた学会で、スピーカの一人が面白い話をしていました。

 

突然、

 

「皆さん立ちましょう!」

 

???

 

どうしたんだ…

 

何が起こったのかと思いましたが、立って背伸びをした後、スピーカの
先生が言うには、

 

「1時間以上座り続けると、寿命が22分縮むそうです」

 

だから1時間以内に一度立ち上がったのか…

 

これは初めて聞く話だね…

 

でも、なんで22分なんだろう?

 

確かに海外旅行等で(飛行機に)長時間座っていると、エコノミー症候
群になることは多くの方が知っています。

 

血流が悪くなって、血栓による循環器系障害が起きるのですが、それに
関係しているのかなと思ってしまいました。

 

 

学会が行われた地方(関東)の公立大学 とても広いです…
とても贅沢に敷地が使われています 都会ではありえません

 

 

筆者も高齢者施設で仕事をしていた時に、いつも気を付けていることが
ありました。

 

午後に実施していたレクレーション、

 

お勉強や脳トレーニングをやっていたのですが、座り続けていることを
懸念して、体操を兼ねてふくらはぎの筋肉を動かしてもらっていたので
す。

 

血栓は殆どの場合、この(足の)ふくらはぎで発生するからです。

 

立ち上がりが簡単にはできない高齢者の為に、考えてやっていました。

 

座りながら、両足を揃えてピンと伸ばし、つま先を手前に動かすだけで
簡単にできます。

 

これだけで足のふくらはぎの筋肉が動きます。

 

読者の皆さんも座り過ぎと思ったらやってみてください。

 

筆者も学会等で長く座る場合には、時々やっています。

 

横にいる方々から、いつも不思議そうに見られるのですが…(笑)

 

座り過ぎることのリスクは意外にも大きいのかもしれませんね。

 

 

建物の間にある広い中庭で、車椅子の子供たちを見かけました
車椅子で生活している皆さんの健康被害も考えていく必要があります

 

 

日本人は座り過ぎ?

 

 

ネットで調査したところ、日本人は世界の中でも最も座る時間が長い民
族らしいのです。

 

1日に7時間も座っているのは、日本と中東のサウジアラビアだけだそ
うです。

 

デスクワークが主なサラリーマンなんかは、簡単に会社だけで6時間以
上は座っていても不思議ではありませんね。

 

実は、1日に8時間以上座っている場合、死亡リスクが高まるという研
究成果もあるようなのです。

 

カナダでは「1日に8時間以上座らないように」とガイドラインも発表
しているそうです。

 

少し驚きですね。

 

筆者が検索したある日本の研究者は、

 

「日本人は平均1日8時間座っている」

 

と言い切っていました。

 

これって、ガイドラインすれすれですね。

 

確かにリタイヤした高齢者の皆さんの生活を考えると、8時間を超えて
いても不思議ではありません。

 

天候不順による寒暖差以外にも、高齢者の敵が意外なところに存在して
いるのです。

 

なぜ22分かは分からず、また調べてみたいと思います。

 

季節の変わり目の寒暖差が激しいこの時期だからこそ、座り過ぎにも気
を付けたいものです。

 

筆者も書斎でパソコンに向き合うと、3~4時間はかかってしまうので
気を付けたいと思います。

 

 

今回の記事は、先日参加した学会で聞いた話をまとめてみました。

 

 

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。