BLOGブログ

高齢者の仲間入り

2025年03月08日
5

あんなに寒かったのがウソのように暖かい…

 

春が近くまでやってきたようです。

 

昨日は、日中暖房が必要ありませんでした。

 

家の前にある公園で遊ぶ元気な子供たちは半袖でした。

 

加えて昨夜からの雨で、今朝はまた一段と暖かくなりました。

 

ただ、寒暖差が激しく、身体に気をつけないといけない日が続きそうで
す。

 

昨日3月1日(2025年)は、筆者の誕生日でした。

 

本当の誕生日は2月29日なのですが、今年は閏日がありません。

 

これで筆者も65歳となり、高齢者の仲間入りを果たしました。

 

でも、65歳になったからといって、何か変わることはありません。

 

身体の状況も変わりません。

 

耳や目等の身体機能低下は、もう50過ぎから始まっているので、今更
いう感じもします。

 

企業を60歳で定年退職した後も、研究活動の関係で様々な仕事に取り
組んできた為、まだまだ現役とも言えるので当たりまえかも…

 

何も変わらない…

 

ただ…

 

普段と全く同じなのですが、社会からは「高齢者」とみなされます。

 

何が違うんだろうと… …

 

自分でも不思議に思ってしまいます(笑)

 

やはり、年齢はただの数字です。

 

個人的には「高齢者」等という言葉があるから

 

「年齢差別が蔓延るんだ!」

 

なんてことを考えています。

 

 

ただ、数字には大きな意味もあるんだということを知っておくことも大
事なのです。

 

今回の記事は、この数字について書いてみたいと思います。

 

 

50

 

 

筆者の場合も、50歳を過ぎた頃から身体機能が低下し始めたように感
じています。

 

酷い年には、頭の先から足に至るまで、1年中どこかが悪いなんていう
こともありました。

 

確かに50歳を過ぎた頃から、身体のそこら中に障害が出始めたのです。

 

そして60歳を前にして心臓の手術を何回も繰り返しました。

 

それもその筈、

 

以前の記事でもご紹介したように、人間の体のパーツの寿命は50年と
言われています。

 

脳だけは100年以上使えるようですが、他の臓器(パーツ)の寿命は
50年なのです。

 

機械で言えば、設計寿命年数は50年だということになります。

 

ですから機械と同じように、50年経ったら部品交換等の修理が必要に
なるのは当たり前なのです。

 

人間の体は部品交換が容易ではありませんので、治療するしかありませ
ん。

 

ですから、医者に行って治療してもらって、薬をもらう。

 

その為に医療費が年齢を重ねる度に増えていくのです。

 

以前の記事でもご紹介した年齢別医療費のグラフを見て頂ければ一目瞭
然です。

 

 

医療費は50歳を過ぎると急激に増加していきます
このグラフは2010年のデータですので、今はもっと多いのかも…

そして、ピークは後期高齢者になる頃におとずれるようです

 

 

 

この医療費の中には高額なものも含まれます。

 

今、総理大臣の頭を悩ます高額医療費も、これからも進む高齢化の影響
で確実に増えていきます。

 

50歳を超えた時から鰻登りに上がっていく医療費のことは頭の隅にお
いていく必要があるのです。

 

 

90

 

 

ここからは男性に限っての話しになります。

 

「65歳過ぎて、高齢者になったから何なんだよ…」

 

なんて大口を叩けるのは実は女性だけで、男性の場合は余り大きな声で
は言えないからです。

 

下のグラフは、以前の記事で何度もご紹介しているので、もう頭の中に
入っている読者の皆さんも多いかもしれませんね。

 

グラフのとおり、男性は高齢期に入ると急に身体機能が低下して自立度
が下がる人が多いのです。

 

東京大学が長期に亘って追跡調査した結果です
男性の場合、大きくこの3パターンに分かれます

 

 

10人に2人は、高齢者の仲間入りをした時から急速に身体機能が落ち
ていきます。

 

比較的元気な体を維持できた方でも、後期高齢者になる頃から身体機能
が落ちていきます。

 

この10人に7人の男性の皆さんが経験する身体機能低下の傾向が、
日本の男性の典型的な形になると考えられます。

 

男性の場合、後期高齢者に入っても健康状態(自立度)を維持できる人
は僅かに10人に1人だけです。

 

男性の方は、厳しい現実を今から知っておく必要があるのです。

 

参考として、女性の場合のグラフを添付しておきます。

 

女性の場合、厳しい現実を突きつけられるのは10人に1人だけです
男性にとっては羨ましい限りです

 

 

男性の方は、羨ましいですね。

 

10人に9人は、後期高齢者になっても健康を維持できるのですから…

 

今、この国の超高齢社会の中で、独居高齢女性の方々が多いのは頷けま
す。

 

男性の場合、高齢者になったら健康維持の為に懸命に努力が必要なのだ
ということになるのです。

 

そんな努力の結果、90代まで生きられる男性が増えることを願うばか
りです。

 

えぇ~、そんなに長生きしたくない?

 

そんな哀しいことを言わず、せっかくの天命ですから、人生を有意義に
使いたいものです。

 

男性読者の皆様、この「50」と「90」の数字に込められた意味をよ
く考えて頂けると幸いです。

 

筆者の家系の男性はとても短命で、殆どが40代で他界しています。

 

今までの家系最長不倒(60歳)をまたも更新した筆者が、何歳まで生
きられるのかはわかりませんが…

 

ただ、できる限り何らかの形でこの社会に貢献したいと願っています。

 

これからも生き続けることができればの話しですが…

 

今回の記事は、筆者が高齢者の仲間入りをしたことを祝って(?)、高
齢期における数字についてまとめてみました。

 

 

今回の記事も最後までお付き合いを頂き、感謝申し上げます。