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五感の維持に苦労する

2025年08月23日
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今日は午前中から街の中にある市民センターへ行ってきました。

 

数カ月前に市役所から1通のハガキが届いていたのです。

 

「無料なので肝炎ウイルスのチェックをしてください…」

 

肝臓が悪いと言われたことはないので無視しようと思ったのですが、無
料という文字がいやに引っかかってしまい、「ただ」なら受けてみるか
と申し込んでしまいました。

 

会場は高齢者の皆さんを対象とした健康診断でごった返していて、

 

「この街の中には、こんなに高齢者がたくさんいるんだ」

 

と改めて感心させられてしまいました。

 

左を見ても、右を見ても、高齢者ばかりで若い人がいません。

 

それも殆どが後期高齢者です。

 

住む街の高齢化を認識できる時間となってしまいました。

 

そんな中、高齢者1年生の筆者も小さくなって受診することになりまし
た。

 

何のことはなく、検査の為に採血されただけ…

 

採血には5分もかからなかったのですが、

 

受付の事務処理、受診のハガキを元に受診資格の確認に30分以上も…

 

やはり役所仕事は、実に不効率で時間のムダだと感じてしまいました。

 

「こんなことなら止めとけばよかった…」

 

と、落胆していたところ、ふと目薬が切れかかっていることを思い出し
てしまいました。

 

せっかく猛暑の中、外出したんだから眼医者にも行っておくか…

 

そのまま駅まで足を運び、電車に乗って眼医者まで出かけることにしま
した。

 

市内の主要駅前にある開業医なのですが、いつも一杯です。

 

待合室はなく、大きな広間の中にいろいろな検査用器具があって、検査
器具を囲むように(検査待ちの方用の)椅子が点在しています。

 

筆者が到着した時には、院内に既に30人以上の方が待っている状態で
した。

 

眼圧測定、視力検査、眼底検査に視野検査、最後に診察と流れていきま
す。

 

「今日も3時間くらいかかるのかな…」

 

 

そんな落胆の声を頭の中で浮かべながら、検査待ちをすることになった
のです。

 

 

とにかく、目の不調を訴える人が多いようです。

 

 

主要駅の周辺には市役所や文化ホールといった施設が立ち並んでいます
でもこの地方の街にも高齢化が深く進展しているようです

 

 

筆者は生れ付き目は良い方でした。

 

小学校の頃から学校での視力検査は左右とも1.5を崩したことがない
くらいです。

 

今も右目は裸眼でも1.5、左は1.2をキープしています。

 

仕事の為にパソコンに向かう時には老眼鏡はかけますが、普段は眼鏡も
コンタクトも使いません。

 

でも眼医者にかかるようになってみて、本当に目に不調を訴える方が多
いことに驚かされます。

 

それも高齢者が多い…

 

院内にいる方々の90%以上は高齢者です。

 

以前の記事でも度々ご紹介しているように、人間のパーツ(臓器)の寿
命は50年です。

 

当然、50年を過ぎるとそのパーツにいろいろな障害が現れます。

 

 

画像素材:いらすとや  人間のパーツ(臓器)の寿命は50年
後は、身体を大事にしてうまく付き合っていくしかないのです

 

 

筆者も50歳を過ぎた頃から、目の中に点のようなものが現れ始めまし
た。

 

飛蚊症という症状で、文字の通り蚊が飛んでいるように見える症状です。

 

加齢と共に眼球の大部分を占めるゼリー状をした硝子体の中の一部が液
状化することにより、濁りや繊維のようなものが見えるらしいのです。

 

浮遊物のように見えるものが、虫のように見える為に、このような表現
をするようですが、人によっては様々なモノに見えるケースがあるよう
です。

 

加齢の影響なので、ある意味誰にでも発生する仕方のないものですが、
特別な場合を除いて放置していても大丈夫なもののようです。

 

筆者も50過ぎてから時々現れるこの飛蚊症について気にはしていなか
ったのですが、昨年夏に異常な事態に発展してしまったのです。

 

建物を出て、真夏の日差しを受けた時に飛蚊が虹色に光ったのです。

 

気になって眼医者に行って検査をしたところ、原因はコロナ感染の影響
だとわかりました。

 

コロナに感染すると、様々な症状が出るようです。

 

ただ、いろいろな検査をしたところ、左目に白内障の傾向が見られると
わかり、以降通院して白内障の進行を抑える目薬をもらっています。

 

現在は、大きな問題にもならず、3カ月に1回検査を続けている状態です。

 

ですから、3カ月に1回のペースで検査を受けるパーツが3つもあります。

 

心臓の狭心症の回復経過確認

 

歯の定期健診

 

そして、眼医者

 

これ以上増えることがないよう願うばかりです。

 

 

画像素材:いらすとや  子供の頃の視力測定はこんな感じでした
今は測定装置の近くで近距離で測定します 変わりましたね…

 

 

目の構造はとても複雑

 

 

目を含めた感覚器の機能は、人間の生活において欠かせないものです。

 

ですが、以前の記事でもご紹介したように、高齢になるとその機能は低
下していきます。

 

以前の記事でもご説明したとおり、人間の身体を動かす仕組みはとても
シンプルです。

 

下図のとおり、

 

五感と呼ばれる体の感覚器にセットされているセンサーから信号を脳に
送り、

 

脳がその信号を判断して行動(筋肉を動かす)を起こします。

 

感覚器(受容体:センサー)⇒ 脳(制御) ⇒ 筋肉(動作)

 

この流れが基本になっているのです。

 

 

 

 

この感覚器にセットされているセンサーを受容器(受容体)と呼んでい
ますが、この受容体の機能が低下すると、感覚器の情報が正確に脳に伝
達できにくくなるのです。

 

この酷暑の中、高齢者の皆さんが熱中症で倒れる事案が増えていますが、
これは受容体の機能が加齢の為に落ちていることと大きな関係がありま
す。

 

高齢者は、この感覚器のセンサー機能が鈍っている為に、暑さを感じに
くいのです。

 

問題は受容体の機能低下だけではありません。

 

もう一つ、この受容体の精度や数も大事な要素になってきます。

 

そう意味では、目というのはとても精度が高いパーツと言えるのです。

 

この受容体の数が半端ではないからです。

 

下図に少しだけ受容体についての説明を簡単につくってみました。

 

 

 

 

皮膚に存在する圧覚・痛覚・温冷覚等の触覚は、体表面に広く存在する
為に他の感覚器と比較することが難しいので、今回は簡単な説明だけに
しておきます。

 

味覚も他の感覚器とは性格が少し違うので比較は避けたいと思います。

 

残りの聴覚・嗅覚・視覚を受容体の数で比較すると、その精度の違いが
よく分かります。(単位が違います)

 

聴覚とその受容体である有毛細胞については、以前の記事で詳しく説明
をしたことがありましたね。

 

その聴覚の精度をも大きく上回る精度が視覚には存在するのです。

 

生物としての進化の過程で、敵や餌(食べ物)を素早く的確に見つけ出
す為に、広い視野とより高い解像度を得る必要があったのです。

 

その結果、ここまで精度が上がったと言えます。

 

聴覚の受容体である「有毛細胞」は、1万単位でした。

 

それに対して、視覚の受容体は1億3000万もあるのです…

 

あまりの情報量の多さの為に、視覚受容体が集中する網膜では情報量を
間引いてから視神経で情報を脳に送っているくらいです。

 

受容体の数1億3000万に対して視神経の数は約100万しかありま
せん。

 

人間の進化の過程には、こんなチグハグなことも発生しているのですね。

 

人間の先祖の目は、大昔は身体の前面にあり、その後一旦体の側面に移
動したそうです。

 

その理由は、視野を広げる(敵を素早く察知する)為です。

 

そしてまた、前面に戻ったのですが、その過程で水晶体と呼ばれるレン
ズ機能と硝子体と呼ばれる眼球ができたのだそうです。

 

それゆえに、とても複雑な構造をしているのです。

 

構造が複雑だということは、トラブルも抱えやすいということになるの
かもしれませんね。

 

ですから、目のトラブルを抱える方が多いのかも…

 

目の疾病の要因は、様々なようです。

 

(紫外線や活性酸素等の)外的要因…

 

目の複雑な構造によるもの…

 

加齢による機能低下…

 

目の細胞にダメージを与えるのは、紫外線や活性酸素と言われているの
で、今までの記事でご説明してきた老化防止策が目のケアにも有効であ
ることがわかります。

 

それもその筈、目も細胞の塊ですから…

 

筆者も眼医者にかかるようになってから、目薬を使うだけでなく、パソ
コンを長時間使った際には、目の周辺を温めて眼圧を下げたりしていま
す。

 

 

画像素材:いらすとや
今は電気メーカからもHOTアイマスクが販売されていますが、筆者は
もっまら「蒸しタオル」を使って眼圧を下げています

 

 

目がとても複雑な構造をしていること…

 

加齢と共にその機能が低下していくこと…

 

高齢期の生活の中で、目の機能を維持していくことはとても大事なこと
です。

 

高齢期になったら、自分の身体を過信せず、こまめにケアに励みたいも
のです。

 

 

今回の記事は、大事な目について取り上げてみました。

 

目の病気の中には、人間が生物として進化する過程で、構造上の問題を
抱えたことによって発生するものもあります。

 

医者じゃないから体のことはよくわからない…

 

ではなく、

 

高齢になったこの機会に、人間のパーツについての知識をつけることも、
長い人生を生きる上で無駄にはならないと考えた方がいいのかもしれま
せんよ。

 

 

今回の記事も最期まで読んでくださり、感謝申し上げます。