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AIを一番活用できるのは高齢者かも

2025年10月25日
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筆者は、今日も地元の市民病院へ…

 

先日受けた大腸カメラの診断結果を確認する為です。

 

今回の検診では、検査当日に異常が無いことを既に聞いていた為に、安心して病院に向かうことができました。

 

予約時間の20分前に待合室に着いた筆者は、いきなり呼び出しボードに表示された自分の番号に驚いて、すぐに診察室に入ることになったのです。

 

いつもは20~30分待たされるのに…

 

こんなこともあるんだね(笑)

 

慌てて入室後、いつもの不愛想な医師から画像を見ながら説明を受けることになりました。

 

ディスプレイに表示される(自分の)大腸の画像は、とても綺麗でした。

 

胃カメラの時もそうですが、人間の体の中って結構綺麗でビックリすることがあります。

 

医師の説明を聞きながら、画像のいろいろなところに青いカッコマークが付いていることに気付きました。

 

「この青いカッコマークは、AIが検出した部位(ところ)です」

 

医療分野でもAIを活用し始めていることは知っていたのですが、見るのは初めてでした。

 

「この少し膨らんでいるように見えるところをAIがチェックしているのですが、ここは血管があって少し膨らんでいるように見えているだけで異常ではありませんよ…」

 

チョット不機嫌そうに話す医師からはこんな雰囲気を感じました。

 

“AIなんかより我々医師の見立ての方が優れているんだけど…”

 

AIなんか使わなくてもキチンと診断できるという医師の自負のようなものをその心の声から感じました。

 

画像診断技術が進化したお蔭で、病気の早期発見や発症リスクの低減が可能になりました。

 

大量の画像診断やデータ解析をAIがサポートすることにより、医師の負担軽減ができるようになったのです。

 

でも、医師からすれば最後に判断するのは自分たちで、AIの活用にもいろいろな意見がありそうです。

 

筆者の担当医師は、(AI活用を)あまり喜んでいないように感じました。

 

 

自宅を出る時、とても良い香りが… 心もホッコリ…
今年も自宅門扉の横にあるキンモクセイの花が咲き始めました

 

 

医療ミスには有効かも

 

 

ただ医師も万能ではなく、とても多忙だということを考えると、AIを効率的に使うことのメリットは大きいのかもしれませんね。

 

筆者の義母はガンで他界しました。

 

最初は乳ガンが見つかったのですが、手術後一時は回復に向かっていました。

 

でもその後、ガンは転移していて手遅れになってしまいました。

 

診断時の医師の発言に、筆者の嫁は今でも怒りを覚えているようです。

 

画像診断の結果を見て、医師から出た言葉は、

 

「やっぱり(転移していた)か…」

 

こんな言葉は聞きたくありませんよね…

 

医者も万能ではないのです。

 

判断の誤りや患部の見落とし等の医療ミスは後を絶ちません。

 

そう考えると、AIの活用は医療にとって良いことなのかもしれません。

 

 

画像素材:いらすとや
最近は採用面談にもAIが活用されているそうです…違和感を感じます

 

 

AIの活用には賛否両論

 

 

AIを使うと人間としての考える力が低下する…

 

こんな懸念があることはよく耳にします。

 

便利な反面、デメリットもあることは確かですが、21世紀のテクノロジーをうまく使いこなせれば多くのメリットは生まれくるのです…

 

最近は、50代や60代向けのAI講座等がネット広告に出回っています。

 

中にはAIの進化で一番得をするのは高齢者であるという方までいるくらいです。

 

AIと高齢者は無縁なように感じますが、医療の世界のように高齢者に恩恵を及ぼす可能性は小さくありません。

 

なぜかというと、高齢になると医者に行っても原因がわからないことも少なくないからです。

 

身体の不調で、医者に行っても原因が良くわからない…

 

極端な話しになりますが、

 

「歳(年)のせい…」

 

で、片づけられるようなことも実際にあるようです。

 

 

画像素材:いらすとや
AIを恋人に選ぶ人まで現れました AIと結婚なんてことにも…

 

 

筆者も高齢者の方々からそんな相談を受けたことがあります。

 

医者に行って、歳のせいにされた…

 

確かに痛いのに…

 

そんな時、筆者はこんな風に応える(アドバイスする)ことがありました。

 

「医者に行って、検査して、臓器や筋肉・骨に異常が無いなら大抵は神経の問題かも…」

 

高齢期になると、ストレスや(将来への)不安等で、身体の不調を訴える人が多いのは確かです。

 

その要因は、心と神経の不安定さが影響していることも少なくないようです。

 

医者は身体を治すことはできても、心までは治せません。

 

そんな時間も無いことも確かです。

 

医者に行っても明確な答えが見つからないことも多いのです。

 

その代わりにたくさんの薬が処方されることも…

 

以前の記事でもご紹介したように、薬ではなく、言葉や偽薬で治せる症状もあるのですが…

 

こんな時AIは、頼りになるかもしれませんね。

 

 

以前の記事でもご紹介したことのある「偽薬」です
よく臨床実験で使われるものなのですが、高齢者の方々の不安を和らげることも可能だと筆者は考えています

 

 

高齢期の方々でも殆どの方がスマホを持っています。

 

ネットが使えるのです。

 

筆者も試しに普段は余り使わないChatGPTを使ってみました。

 

「時々、胸の一部が痛む時があるのですが…」

 

と入力すると、狭心症や心臓のリスクとともに、骨や筋肉・骨の異常、そしてストレス等による神経性のトラブルが要因と答えてきました。

 

「ストレスでも胸の痛みが出ることもあるのですか?」

 

と返すと、

 

「もちろんです。(ストレスによる)神経性のトラブルでも胸の痛みは発症します。」

 

と回答してきました。

 

医者に行って相談しても、ストレスや不安から胸の痛みが出るよとは言ってはくれません。

 

以前の記事でも書いたように、病院も臓器別の組織に分かれており、胸の痛みであれば循環器科や内科、整形外科、そして神経外科まで幅広く受診しなければ本当の原因は把握しにくいのです。

 

本当の要因が、ストレスや不安によるものであることを突き止めるのには時間とお金が必要になってきそうです。

 

そんな時AIに相談して、少しだけでも安心したり、納得できることがあれば良いことかもしれないですね…

 

今は健康診断にもAIが活用されるようになっています。

 

これからAIによる健康相談が普及する時代がやってくるかもしれませんね。

 

AIが高齢者特有の悩みや不安を理解することができれば、大きな効果も期待できそうです。

 

世界に類を見ない超高齢化の問題点を国が解決できないのに、

 

AIがその解決の鍵を見つけるようなことになれば、

 

それは素晴らしいことかもしれません。

 

それが、医療制度や仕組みの中で、どのような形で運用されるのがいいのか…

 

そんな論議は確かに必要かもしれませんが、医療の新しい仕組みづくりや医療費の抑制に役立てばいいのではないかと感じています。

 

今回の記事は、医療に活用され始めたAIというテクノロジーについて記事にしてみました。

 

これからAIがどのように進化するのか楽しみですね。

 

今回の記事も最期までお付き合い頂き、感謝申し上げます。

 

 

画像素材:Jim Mayes

 

 

<読者の皆様へのお礼>

 

このブログも7周年を迎えました。

 

投稿記事も、もうすぐ400記事となります。

 

少子高齢化という国難と、

 

長くなってしまった人生…

 

その人生を生き抜く難しさに悩む方々に、何か参考になればと始めたこのブログ…

 

ここまで続けてこれましたのも読者の皆様のお蔭と感謝しております。

 

クソ面白くもない真面目腐った記事ですが、これからもお付き合い頂けますと幸いです。

 

7年間のお付き合いに感謝を込めて…