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ステルス貧困

2026年03月14日
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オリンピックの後は、WBCで盛り上がっています。

 

本戦前の壮行試合はネット独占ではなく、民放でも観戦できた為に、テレビに噛り付いていた方も多いのではないでしょうか。

 

大谷選手が試合前のフリーバッティングで160m弾を放つと、球場内には凄い歓声が響いていました。

 

物価高で生活苦の中、スポーツは国民にとって癒しの一つになっているのかもしれませんね。

 

いや、もしかすると、現実逃避の材料になっているのかも…

 

そんな中、国会では物価高による生活苦に苦しむ国民を救済すべく、消費税減税の審議がスタートしています。

 

総理大臣が始めた国民会議なるモノに、総理がお気に入りの野党しか参加できないことを考えると、あまり期待できそうにもありませんが…

 

社会保障費の貴重な財源である消費税…

 

簡単には減税できそうにはありません。

 

いつになるかわからない減税…

 

 

画像素材:いらすとや  言葉だけで終わってしまうかも… 糠喜びにならなければいいのですが…

 

 

 

そんな状態の中で、生活苦に喘ぐ国民は増え続けているようです。

 

先日もNPO法人が運営する食料品の無償配布に、数百人が列をつくっている様子が報道されていました。

 

その数800人と聞くと、少し驚きます。

 

1000人に届くのではないかというこの数字にも驚きますが、

 

その列に並ぶ7割の方が高齢者だと聞くと、とても暗い気持ちになってしまいそうです。

 

2040年頃、この国の高齢化はピークを迎えます。

 

まだまだ10年以上もドンドン増えていく高齢者…

 

今まで世間体を気にして、食料品や弁当の無償配布に並ぶ高齢者は少なかったと記憶しています。

 

なのに、急激に高齢者の数が増えている。

 

少ない年金を切り詰めて生活をしていた高齢者の皆さんも、この物価高にさすがに限界を感じているようです。

 

そんな方々が次々と貧困に陥っていくのを見るのは少し辛い気持ちがします。

 

以前の記事でもご紹介したように、このままでは高齢者の多くが貧困に陥ってしまいそうです。

 

ひとり親世帯…

 

高齢者…

 

貧困が広がっているのはこんな皆さんだけではありません。

 

前の記事でもご紹介したように、見えない貧困が社会に急速に広がりつつあるのです。

 

 

 

画像素材:Jim Mayes      底なし沼のようなモノに落ち込んでいくような不安感を感じます

 

 

 

ステルス貧困

 

 

米国とイスラエルが共同でイランに攻撃を開始しました。

 

イラン各地で爆撃による被害が出ているようです。

 

今回の攻撃でも、米軍のステルス爆撃機が使われたようです。

 

ステルス:他者から気付かれないように(行動)する

 

戦争では重要なステルス行動…

 

このステルス行動、実はこの日本でも密かに広がりつつあるのです。

 

 

 

画像素材:いらすとや  イラン攻撃にも使われたステルス爆撃機
レーダーにも捉えられず隠密に敵に近づき攻撃します こんなモノに近づいて欲しくないですね

 

 

 

 

その名は、ステルス貧困

 

この国に蔓延るモノは、年齢差別だけではありません。

 

世間体を気にする風土のようなモノも昔から蔓延ったままです。

 

世間一般より下に見られるのを嫌う風土というか、文化のようなモノがその正体です。

 

「(周りから)貧困だと思われたくない…」

 

だから、実際には貧困状態にあるにも拘わらず、貧困であることを隠して生活する。

 

「生活保護なんて、世間体が悪いモノを使えるはずがない…」

 

しかし、このステルス貧困、大きな問題を引き起こす可能性すら秘めています。

 

1億総中流から、日本人の多くが貧困と隣り合わせになってしまった現在…

 

ステルス貧困が広がればどうなるのでしょうか。

 

先進国の中でもダントツで高い貧困率を誇るこのニッポン。

 

その貧困を周りに知られたくない方が多い為に、大きな問題にならないとすると、

 

・(税金で)高給もらっている政治家や役人には(この貧困の深刻さが)理解できなくなる

 

・だから貧困対策も遅れてしまう

 

・その結果で貧困が放置され、若者は結婚できず、子供も生まれず、少子化は更に深刻に…

 

・そんな結果、社会保障の担い手である若者がドンドン減っていく

 

・国力がドンドン落ち込み、(社会保障費維持の為に)増税しなければならなくなる

 

・増税すると国民生活は更に厳しくなる

 

なんと、こんな具合に負のスパイラルに落ち込んでいくのは見え過ぎています。

 

 

底なし沼のように負のスパイラルに沈み込んでいくようです…

 

 

 

かつて、高齢化対策や少子化対策に失敗してきたこの国は、貧困対策でも失敗するのかもしれないのです。

 

 

高齢者を貧困にしてはいけない

 

 

筆者も3人の子供を育てました。

 

以前の記事でもご紹介しましたが、ご近所は子供3人の御家が多いのです。

 

子供が4人いる家のご主人には、こんなことを言ったことがありました。

 

「国(政府)から表彰してもらったら…」

 

国ができない少子化対策を努力してやっているのだから、表彰状くらいもらったらどうかと思ったのです。

 

苦労して子育てをしてきた高齢者が貧困に陥るとどうなるのか…

 

そんな方々を若者が見て、

 

結婚すると将来損する…

 

子供を持つと将来生活が厳しくなる…

 

こんな風に思うとどうなるのか…

 

若い世代の方々が、

 

将来に希望を持つことができず、

 

結婚もせず、

 

子供も持たない。

 

そんなことになれば最悪です。

 

(将来高齢化することがわかっていながら)高齢化対策を怠った国…

 

(出生率が低下していくことがわかっていながら)有効な対策が打てなかった国…

 

このステルス貧困を放置してしまったら、どんなことになるのか…

 

もうこれ以上問題の先送りをすることなく、どのように対応していくのか…

 

(見せかけではなく)真の国民会議が必要なのかもしれませんね。

 

運命を共にする米国とともに目を見張る貧困率のニッポン…

 

格差はこのままでいいのか…

 

貧困の要因でもある非正規をこのまま放置するのか…

 

真剣に考え、

 

行動する時はもう既に過ぎ去っていますが、

 

今からでもなんとか頑張る国であってほしいと思うばかりです。

 

 

 

 

 

 

「日本は元気が無いって…」

 

「カネがない」

 

「仕事がキビシイ」

 

「イマイチのニュースばかりだもんな」

 

「でもクヨクヨしてもしょうがないだろ?」

 

「いまは立ち上がって踊るのさ!」

 

人気グループAKB48のヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」のプロモーションビデオの出だしにあるフレーズです。

 

悲しいですが、日本の今の状況をうまく表現していますね。

 

そうこの国は、今立ち上がって行動する必要があるのです。

 

AKB48のように元気に…

 

今回の記事は、この国に忍び寄る貧困の特徴について考えてみました。

 

国民が元気になるような、

 

テンションが上がるようなことを考える国民会議なら大歓迎ですが、

 

お金のことばかりに終始するような会議なら遠慮したいですね。

 

本当に…

 

今回の記事も最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。