幸せですか?
朝から庭先が騒々しくなっています。
自宅近くに巣があると思われるヒヨドリの夫婦が、警告音を鳴り響かせて騒いでいるのです。
何があったのかと確認してみると、
ヒヨドリが攻撃を仕掛けている先には、たくさんの小鳥の群れが見えました。
ゲぇ… ムクドリか?
集団で悪さをして、カーポートや屋根の上に糞をまき散らす極悪の迷惑鳥です。
でも、よくよく見ると、ムクドリより一回り体が小さい…
頭の毛を逆立てているので、ムクドリではなさそうです。
ざっと確認できるだけで50羽近くはいます。
威嚇するヒヨドリに見向きもせず、堂々としているのが凄い…
余裕しゃくしゃくです…
ネットで調べてみると、ヒレンジャク(緋連雀)という鳥のようです。
我が家に現れた13種類目の鳥ということになります。
団体で仲良く並んで木や柵に止まっていて、何やら幸せそうな雰囲気を醸し出していました。
連なって並ぶ雀だから、連雀(レンジャク)なのだそうです。
渡り鳥のようですが、毎年渡ってくるわけではないようです。
今まで我が家にやってきた小鳥たちとは見た目が全然違います。
まん丸で、尾が短い…
でも(グレーと赤のコントラストが)綺麗で、仲良くて、本当に幸せそうでした。
朝からヒヨドリ VS ヒレンジャクの攻防戦を見ながら、思わず中東で起きている戦争を思い起こしてしまいました。
やっぱり戦争は嫌ですね…
1日でも早く終わってほしいものです。
戦後80年を超えましたが、戦争の傷跡は身近に残っています
写真は、地元神戸の中心地三宮駅の鉄道高架橋の鉄骨に残っている米軍の機銃掃射の後です
歩道橋から見ることができるのですが、歩いている人は誰も気付いてはいません…
国際幸福Day
3月20日は、国際幸福Dayでした。
4年前の記事でも国際幸福Dayに合わせて発表されている「世界幸福度ランキング」について取り上げたことがありました。
気になった筆者は、昨年(2025年)のランキングをチェックしてみました。
4年前(2022年)の記事でご紹介した時の(2021年度の)日本の世界ランキングは56位でした。
今回(2025年度)はというと、世界ランキングは55位となっていました。
良かった…
1ランク改善されていて、ほッとしました。
最近の物価高で更に悪化しているのではないかと思ったのです。
でも、
実は2023年度には47位まで改善されていたものが、
2024年には51位までランクダウンしていたようです。
ですから、2年連続でランキングを落としているのです。
喜んで損をしました(笑)
結局、世界ランキングでは相変わらず下の方に沈んでいるようです。
最新の世界ランキングの上位には、常連の北欧の国々が並んでいます。
トップ10は、ほぼ毎年同じ国の名前が連なっているのです。
ただ、トップ10に見慣れぬ国名が…
それはイスラエルでした。
4年前の記事でご紹介した時には、ランキングは12位でトップ10外でしたが、いつの間にかトップ10にランクインしています。
今、米国とともにイランと戦争状態のイスラエル…
数年前から隣接するガザ地区で戦争をしていて、周辺国からも報復の為のミサイルが飛んできて、イスラエルにも多くの犠牲が出ていた筈です。
なぜそんな国の幸福度が高いのでしょうか?
一緒に戦争をしている米国はというと、過去最低の24位までランクダウンしています。
(4年前の記事では、19位でした)
前年の2024年度のランキングも23位で、幸福度ランキングが発行されて以来、最低の順位を記録しているそうです。
米国も、ここ数年の異常な物価高や不安定な政治・経済等の悪影響が、米国国民の幸福度を下げているのかもしれませんね。
今の大統領の行動を見ていると頷ける気もします。
しかし、米国はわからないでもないのですが、なぜイスラエルは幸福度が高いのでしょうか?
国民は不安を感じないのでしょうか?
建国の経緯からも、
中東のど真ん中にある難しい立地条件からも、
困難なことが多いと感じてしまうのですが…
先ほどまでご紹介していた幸福度世界ランキング上位にいる中東の国はイスラエルだけです。
日本よりもランキングが高い国は、アラブ首長国連邦の21位と、サウジアラビアの32位のみです。
こんな超お金持ちの国でも、20~30位台です。
イスラエルの8位は、やはり突出していますね。
神戸の海岸通りにある古い建物にも米軍の機銃掃射の後が残っています
イスラエル国内にも戦争の傷跡は残っている筈ですが…
日本と似ているけど…
イスラエルの社会は日本と同じように、家族や地域コミュニティとの強い絆を重視しているようで、生活基盤は安定しているようです。
日本と同じように小さな国土ゆえからかもしれませんね。
今の中東の地に国土を得るまでは、
祖国をなくし、
欧米を中心にたくさんの国々に散り散りに生きてきました。
先の大戦の時には、激しい弾圧も受けていたのです。
そんな経緯もあり、団結力があるのかも…
経済力も非常に強く、以前の記事でもご紹介した一人当たりのGDPがとても高い国でもあります。
そんな背景もあり、
高い生活水準を維持していることも、
国民の満足度や幸福感が高くなっていることも、
少し納得がいきそうです。
そして、技術立国でもあります。
筆者も現役の技術職として働いていた時には、イスラエルの技術力の高さに驚いたことがあります。
それもその筈、
ノーベル賞受賞者の多さは異常で、過去の全受賞者の20%以上はユダヤ人だそうです。
こんなに小さな国で、人口も少ないにも拘わらずです。
日本人もたくさん受賞していますが、イスラエルにはとても敵わないかもしれませんね。
その背景には、日本と同じように高い教育水準がありそうです。
こう書いてみると、日本とイスラエルはよく似ているのかもしれません。
苦労して戦禍から国を再建してきたこと
教育を徹底して、人を育て、経済を強くしてきたこと
「人(財)」・「知識」こそが、国の唯一の資産であり、財産だと理解していたこと
日本もイスラエルもそれがわかっていたからこそ、ここまで来れたのかもしれませんね。
ただ、日本はそれを忘れてしまった…
その結果で、これだけ幸福度に差がついてしまったのかも…
筆者が若い頃住んでいた人工島の近くにある御影公会堂(神戸市東灘区)
焼夷弾の雨嵐から奇跡的に被害を免れた御影公会堂は生き残った方々の逃げ場所になっていたそうです
ただこの公会堂にも米軍の機銃掃射の後が残っています
イスラエルは戦争の悲惨さを今でも忘れていないのでしょう… 日本は平和ボケかも…
イスラエルに学ぶことも
イスラエルでは、親は子供を徹底的に褒めるそうです。
「努力すればなんとかなる」
「知恵を出せば、できないはずがない」
そんな考え方や寛容さが子供を大きく育むのかも…
親と子供だけでなく、
会社では上司と部下等の関係は極めてフラットだそうで、
上下関係がとても薄いのだとか…
日本はパワハラが横行して、法律で規制までしているのにです。
女性やLGBTにも優しいし、多様性もある。
そして、イスラエルには徴兵制があります。
筆者は、徴兵制が良いとは思いませんが、国を守る意義について考える時間があることは悪いことではないと思います。
イスラエルで徴兵制の任期が終えた若者は、大学が終わったらバイトして貯めたお金で世界中を放浪して世界を見るそうです。
確かにそんなイスラエルの若者をテレビで見たことがあります。
自然災害で飛行機が飛ばなくなった欧州の空港で、野宿するイスラエルの若者が放った言葉は、
「何とかなるよ」
笑顔で語っていました。
国を追われて、世界中に散り散りバラバラになりながら国を再建したユダヤ人の遺伝子のようなモノを感じました。
この国(日本)にも大昔は、
「可愛い子には旅をさせよ」
「若い時の苦労は買ってでもせよ」
なんていうとても為になる故事がありましたね。
国難を乗り越えてきたイスラエルは、
自分たちの良さやアイデンティティを忘れずに、
子孫に受け継いでいるようです。
御影公会堂の横にある河川敷の公園にポツンと綺麗な花が咲いていました
「戦争の悲惨さを忘れないでね…」 そんな声が聞こえてきそうです
それに比べて、この日本は、日本の良さを忘れてしまったかのようです。
多くのイスラエルの若者になぜ希望があって、
多くの日本の若者には希望が無いのか…
イスラエル人の幸福度が高いのに、
なぜ日本人の幸福度が低いのか…
政治家も含めて多くの日本人が真剣に考えてみる必要があるのかもしれませんね。
もともと資源の少ない状態であったことは、日本もイスラエルも同じです。
地域問題も含めて課題山積の状況も同じかもしれません。
国民の満足度や幸福度の違いをベンチマークすることは無駄にはならないと感じました。
やはり、日本の良さを再認識する必要があるのではないかと…
今回の記事は、国際幸福Dayに合わせて発表された最新の世界幸福度ランキングを見て感じたことを記事にしてみました。
ただ、イランや周辺国との紛争がイスラエルの人たちの幸福度を下げていかないかと、心配もしています。
戦争は、人だけでなく家や資産等多くの犠牲を払うことになります。
1日でも早く平和が来ることを願うばかりです。
今回の記事も最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。
<編集後記>
戦時中、阪神間の海側には軍需工場が多かった為、度重なる米軍の空襲を受けたようです。
今回は、当時の空襲遺構が残る石屋川(神戸市東灘区)の街に行ってきました。
ここは、映画「火垂るの墓」の舞台となったところでもあります。
石屋川の河川敷公園に「火垂るの墓」のモニュメントがあります
主人公の兄清太と妹節子が空から降り注ぐ焼夷弾から避難し、この石屋川に辿り着くシーンが映画では描かれています。
奇跡的に戦禍から免れた御影公会堂は、空襲で負傷された方々でごった返していたそうです。
空襲から奇跡的に生き延びた御影公会堂は、今も市民の憩いの場として残っています
なぜ、残っているのかという意味を真剣に考えてみたいと思います
映画「火垂るの墓」のラストシーンを今も覚えています。
食べるものもなく、衰弱仕切った主人公の清太が駅の構内で死んでいくシーンです。
清太の手には、妹の遺骨が入ったドロップの缶が握りしめられていました。
筆者には戦争の体験はありませんが、この兄妹のような戦争孤児は戦時中、戦後、この国に溢れかえっていたことは容易に想像できます。
この国は、同じ過ちを決して繰り返していけないと強く思いました。







